ブルーマロウ
- 分類:アオイ科/多年草
- 原産地:南ヨーロッパ
- 草丈:60cm~2m
- 使用部分:花、葉
- 用途:お茶、美容健康、クラフトなど
- 効能:鎮静、鎮痛、収れん、美肌など
about ブルーマロウ
「ブルーマロウ」と言う名前がついていますが、赤紫色の花を咲かせるハーブ。
花にはアントシアニンが含まれているので、乾燥させた花でハーブティを淹れると綺麗な青いティーが出来上がります(花の濃さによってティーの色は青や紫となります)。
このハーブティにレモン汁を垂らすと、一瞬でピンク色のティーに。レモンの酸とアントシアニンが反応したことによる変化です。
このような珍しいハーブティ。青からピンクに変化する事から「夜明けのハーブティ」と呼ばれることもあります。
ブルーマロウの作用
ブルーマロウにはアントシアニンや粘液質が含まれています。粘液質は特に多く含まれており、咳やのどの痛みになどに効果があるとされています。
また、ブルーベリーでおなじみのアントシアニン。目の疲れに良いとされていますが、アントシアニンにはコラーゲンを安定させる作用もあるとのこと。お肌をきれいに保つ手助けをしてくれそうですね。
栽培
ブルーマロウは地植えでも鉢・プランターでも栽培することができます。草丈は高くなるので、地植えの場合は植える場所を広めに取った方が良いでしょう。
水はけのよい乾いた場所を好むため、水のやりすぎには注意が必要です。また、風通しが悪いとうどんこ病にかかりやすくなります。葉が茂って風通しが悪くなっているところがあれば、葉を間引いてあげましょう。
挿し木や株分けでも増やすことができるので、ぜひ挑戦してみてください。
活用法
やはり色の変化を楽しめるハーブティは、とてもお手軽にブルーマロウを楽しんでいただける活用方法ではないでしょうか。花色の濃さや蒸らし時間を変えるだけでも、色の変化を楽しめます。
さらには上記したように、レモンを一滴垂らすとピンク色に。ブルーマロウのティー自体は、あまり強い味がありません。お好みの甘味料を入れても美味しく飲めます。
また、乳酸飲料で割るのもおすすめです。乳酸飲料と氷の入ったグラスに、濃いめに淹れたブルーマロウのティーをゆっくりとそそぐと、きれいなグラデーションを楽しめます。
この時、水出しで抽出するのがおススメ!もちろん、ここにレモンを垂らしてもピンク色になりますよ。
この記事で紹介された植物について
ブルーマロウ
・分類:アオイ科/多年草
・原産地:南ヨーロッパ
・草丈:60cm~2m
・使用部分:花、葉
・用途:お茶、美容健康、クラフトなど
・効能:鎮静、鎮痛、収れん、美肌など