レモンバーム
- 分類:シソ科/多年草
- 原産地:南ヨーロッパ
- 草丈:30cm~80cm
- 使用部分:花、葉
- 用途:お茶、美容健康、料理など
- 効能:食欲増進、消化促進、鎮痛、抗うつなど
about レモンバーム
その名の通り、レモンに似た爽やかな香りが特徴のレモンバーム。学名は「Melissa(メリッサ)」と言います。これはギリシャ語でミツバチの事。由来はギリシャ神話です。
ニンフ(妖精)であったメリッサがミツバチにされてしまった事から、ギリシャ語ではミツバチをメリッサと言い、ミツバチの好む蜜を持っているレモンバームがメリッサと呼ばれています。
このような事からレモンバームが蜜源植物というのがわかりますね。
レモンバームの作用
香りの良いレモンバームは、抗酸化作用以外に鎮静作用が特長です。ネラール、ゲラニアールと言う成分が緊張や不安、興奮を鎮めてくれるとのこと。
人前に出て緊張する時や神経が過敏になっているときなど、心を落ち着かせてくれる手助けをしてくれます。
また、寝る前にレモンバームのハーブティを飲むと、安眠の手助けにもなるようですよ。
栽培
とても育てやすいレモンバーム。耐寒性にも優れ、さほど手のかからないハーブです。氷点下30℃まで耐えると言われ、冬場に地上部が枯れていても、春になると元気な芽を出してくれる宿根草です。
また、こぼれ種での繁殖もあり、庭での地植えをしていると思わぬところからレモンバームの芽がひょっこり、という事もあります。
挿し木での繁殖も難しくありません。切れ味のよいハサミでレモンバームを5~10センチほど切り、2時間ほど水に活けた後に土に植えてあげましょう。
活用法
香りはレモンに似ているけれど、食べるとほのかな甘みを感じるレモンバーム。
生の葉をそのままハーブティにしたり、乾燥させてドライハーブティにする事はもちろん、生の葉をサラダに入れても癖が強くありません。
刻んでドレッシングに入れても、香りと味を楽しめます。特長である香りを生かしたコロンや香水も、よく登場します。
そのままを利用することはもちろんですが、強い主張がありすぎないことから他のハーブとのブレンドによく使われるレモンバーム。
さわやかさが良く調和するようですね。季節のフルーツを使って、フルーツティにレモンバームをブレンドしても爽やかに楽しめますよ。ぜひお試しください。
この記事で紹介された植物について
レモンバーム
・分類:シソ科/多年草
・原産地:南ヨーロッパ
・草丈:30cm~80cm
・使用部分:花、葉
・用途:お茶、美容健康、料理など
・効能:食欲増進、消化促進、鎮痛、抗うつなど
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