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Labyrinth バラの迷宮 pickup173『フォリ ドゥ バガテル』

Labyrinth バラの迷宮 pickup173『フォリ ドゥ バガテル』

NewRoses玉置編集が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”

DATA

作出 フランス アンドレ・エヴ
花色 淡いピンク
花径 中大輪
花型 ロゼット咲き・繰り返し咲き
香質 中香
樹形 高さ1.5mの横張り性シュラブ・つる利用可

淡いピンクの繊細な舟弁が重なる中大輪ロゼット咲き。花の中央にはボタンアイ。繰り返し咲きだが、よく返り咲く。

ダマスクにティーにパウダーの中香。樹勢は強く耐病性は普通で、2週間に一回の薬剤散布で葉をきれいに維持。バラの家のタイプ2。樹は高さ1.5mの横張りシュラブ。

冬に伸びた枝を深めに剪定すれば春から夏までは木立として。深く剪定せずにオベリスクやトレリスなど小型の構造物に誘引すれば、つるバラとしても。2022年発表。

花名(バガテルの狂気)は、淡いピンクの壁の優美な佇まいのバガテル城の別名で、現代に伝わるエピソードから。

バガテル城建設にあたって、マリー・アントワネットとルイ16世の弟のアルトワ伯が賭けを行った。

外側に花弁を広げたユニークな咲き始め

株は横張りシュラブ。花は株元から上部まで株全体にやわらかく咲く

著者紹介

玉置 一裕

バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。

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