更新日:2017.05.09
パワーみなぎる!?アレカヤシのあるお部屋
アレカヤシは、羽のような形をした葉が特徴的な、南国らしい植物です。
飾った空間をトロピカルで涼しげな印象にしてくれるアレカヤシは、実はガーデニング初心者にピッタリの植物なのです。
そこで今回は、アレカヤシの育て方についてご紹介します。
アレカヤシとは?
アレカヤシは、アフリカやマダガスカルなどの熱帯・亜熱帯地域に自生している背の高い植物です。ホテルのロビーやレストランなどに、よく観葉植物として飾られている、あの植物です。
アフリカやマダガスカルなどだと、10mを超えるアレカヤシも多く自生していますが、日本では1~1.5m程度のものが観葉植物として飾られていることが多いです。
日本で販売されているアレカヤシは、70cm~1m程度の中型、70cm以下の小型のサイズもあるので、部屋や飾りたい場所に合わせてサイズを選ぶことができます。
このアレカヤシは、ガーデニング初心者におすすめの観葉植物です。
もともと熱帯・亜熱帯の植物なので、寒さと、植え替えをするタイミング、水やりに注意していれば、もとが10m以上ぐんぐんと育つ植物だけあって簡単に育てることができるのです。
また、アレカヤシの葉からは、マイナスイオンが出ているといわれています。さらに、高く際限なく伸びていくことから「元気」「勝利」という花言葉がつけられています。
部屋に飾れば、なんだかパワーがみなぎってきそうな植物です♪
上手に育てるポイント
アレカヤシを育てるときは、以下のポイントを抑えておきましょう。
鉢の大きさ
鉢は、アレカヤシの苗よりもひと回り大きな鉢を選びましょう。アレカヤシは生育が早いため、根が鉢の中いっぱいになると、根詰まりを起こして枯れてしまいます。
1~2年に1度は、ひと回り大きな鉢に植えかえるようにしましょう。
日あたり
春~秋は屋外の明るい日陰で、冬は日あたりのよい明るい室内で育てるとよいでしょう。
水やり
春~秋、特に夏は、土が乾いたら、たっぷりと水やりしてください。水やりが足りていないと、葉が傷んだり枯れたりする原因になります。
ただし、常に土が湿っている状態だと根腐れを起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。
冬の間はあまりたっぷりと水やりをせず、乾燥ぎみに育てましょう。空気が乾燥している場合は、霧吹きなどで葉水をすると、過度な乾燥を防ぐことができ、害虫よけにもなります。
アレカヤシが枯れてしまう原因と対処法
ガーデニング初心者におすすめのアレカヤシですが、場合によっては枯れてしまうことがあります。
アレカヤシが枯れてしまう原因は、「水不足」と「直射日光」です。例えば、夏の育ちざかりの時期に水分が足りていないと、葉が変色してしまいます。
また、熱帯・亜熱帯の植物ではありますが、直射日光が苦手であるため、直射日光の当たる場所に置いてしまうと葉焼けを起こして枯れてしまうのです。
アレカヤシを育てる際には、特に日あたりに注意して管理をするとよいでしょう。
この記事で紹介された植物について
アレカヤシ
学名:Dypsis lutescens /科名:ヤシ科 /別名:コガネタケヤシ /原産地:主に世界の熱帯から亜熱帯 /分類:常緑高木 /耐寒性:弱 /耐暑性:強
そよそよとした光沢のある葉は、トロピカルでありながら涼しげな印象を醸すアレカヤシ。
公開:2017年5月9日
更新:2024年12月6日