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【観葉植物】 寒さに強い観葉植物18選 冬越しの管理ポイントについてもご紹介

【観葉植物】 寒さに強い観葉植物18選 冬越しの管理ポイントについてもご紹介
目次
【観葉植物】 寒さに強い観葉植物18選 冬越しの管理ポイントについてもご紹介

観葉植物の多くは、一年をとおして温暖な気候である亜熱帯地域や熱帯地域などが原産地であるため、寒さに弱いのが特徴です。一方で砂漠地帯のように、日中は40℃を超えるような厳しい暑さでも、夜になると氷点下にまで冷え込むような環境に自生している観葉植物もあります。寒さにも耐えられる強さを兼ね備えている品種もあるため、日本の環境にも適した種類を選べば、枯らすことなく生育が可能です。寒さに強い観葉植物のご紹介と、冬越しの管理ポイントをそれぞれご紹介いたします。

寒さに強い観葉植物とは?

観葉植物の中でも、寒さに強い品種のものがあります。見分け方や特性についてご紹介します。

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観葉植物がもつ耐寒性の見分け方

観葉植物の耐寒性があるかどうかの簡単な見分け方は、原産地や自生している場所を把握することです。また原産地や自生している環境とは異なっても、古くから日本に輸入されて品種改良し、日本の気候に順応して耐寒性が高くなったものもあります。

観葉植物の耐寒気温

観葉植物の耐寒は基本的には10℃前後ですが、品種によって違いはあります。寒さに強い植物であれば5℃くらい、さらに耐寒が強い種類であれば0~3℃くらいまで耐えられる種類も存在します。

日本でも地域によって冬場には氷点下を下回る地域もあります。耐寒性のある観葉植物であっても、地域の環境によって生育できるかを判断する目安にしましょう。

また観葉植物によって日光の当て方や気温の適正は変わるため、適切な生育方法を把握しておくことが必要です。

日陰を好む観葉植物もある

植物の生長には光合成が必要なため、日当たりがよくないと観葉植物は生育できないと考えている方も多いでしょう。しかしながら十分な日光を浴びることができずに自生している品種もあります。直射日光を避けたほうが良い観葉植物もあるため、ベランダが狭い・お庭がない家でも環境に適応した種類を選べば、観葉植物を枯らさずに生育が楽しめます。

冬越しする際の注意点

冬越しする際の注意点

植物にはそれぞれ適した生育方法がありますが、ここでは耐寒性を高めるポイントをご紹介していきます。

寒さに強い観葉植物の生育は水やりがポイント

寒さに強い観葉植物を育てる最大の注意点は水やりです。観葉植物は一般的には冬の寒さを苦手としているため、生育のスピードが弱まるかストップします。冬場も夏場と同じように水やりをしていると、水分を吸収しきれずに根腐れを起こしてしまうのです。

冬場に観葉植物を枯らしてしまう原因は水やりに問題がある場合が多いため、水分量を控えるか頻度を減らします。

目安としては完全に土が乾ききってパサパサの状態になるまで水は与えません。そして土が完全に乾いてからすぐに水やりするのではなく、少し日数を置いてから水をあたえましょう。土が乾燥しているかの判断方法としては、土の中に指を入れてみるとわかりやすいです。湿っていると土が指につくため、土の表面だけでは判定できない冬場は、ぜひこの方法で確認してみてください。

葉水(はみず)をする

観葉植物を屋内で生育している場合、冬場はエアコンなどによって葉が乾燥します。葉が乾燥した状態が続くとダメージを受けやすくなります。根から水分を吸収しているため枯れることにはなりませんが、葉の表面に湿度を与えることによって健康に生育を促せます。また葉水をすることでハダニなどの虫の発生を防ぐ効果もあります。

寒さに強い観葉植物は日当たりと置き場所に注意する

観葉植物として扱われている植物は、熱帯地域や砂漠地帯で気温が高い環境にあります。しかし日本の冬は、夏に比べて日照時間が5時間ほど短くなります。短い時間でも確実に日光にあてることが、健康に生育できるポイントとなります。屋内で生育する場合には、日光が当たる窓辺に置いて、レースカーテンで適度に遮光します。

観葉植物は寒暖差に弱い

観葉植物は極端な寒暖の差に弱いため、日中は窓辺でたっぷりと日光にあて、気温が下がる時間帯には暖房の効いた部屋へ移動させるなど、寒暖差が少なくなるように工夫するとよいです。気温差が20℃以上あると植物が弱って、葉っぱが枯れることがあります。

観葉植物を生育する室内の管理について

寒さに強い観葉植物でも、段ボールで覆うなどで保温したほうがよい場合もあります。室内での生育であっても、夜間は室温が下がり観葉植物の耐寒気温を下回ることもあるからです。気付かないうちに玄関や窓辺が冷え込んでいる場合もあるため、季節の変わり目などには注意しましょう。

またエアコンの風が直接あたることやストーブのそばに置くと、葉が乾燥する原因となります。同じ室内であっても置き場所に配慮する必要があります。

肥料について

冬は生育が停滞するため、基本的に追肥は行いません。

しかし、水やりの際に植物用活力液を与えるのもおすすめです。植物用活力液リキダスを1000倍程度に薄めて施しましょう。

春から秋の生育期には、しっかり追肥が必要です。

初心者の方には置くだけで肥料効果を発揮する緩効性肥料プロミック観葉植物用がおすすめです。

プロミック観葉植物用は、安定した肥料効果が約2ヵ月間持続し置くだけで、葉の色を鮮やかに丈夫に育てます。

または、速効性の液体肥料ハイポネックス原液を、1週間~10日に1回程度の頻度であたえましょう。

植え替えについて

根詰まりを防ぐため、2年に1回程度は植え替えることをおすすめします。

根を掘り上げたら土を軽く落として、傷んでいる部分がないか確認しましょう。黒ずんだ根や伸びすぎた根は切り取っておきます。新しい用土に植え替えたら、水をたくさんあげましょう。植え替えの際は、肥料期間が約2年間持続する緩効性肥料マグァンプK大粒を元肥として土に混ぜ込みます。

 

ここからは、寒さに強い観葉植物を18種ご紹介していきます。それぞれ冬越しについてのポイントもあわせて解説しています。

1,ヘデラ・ヘリックス(アイビー)

ヘデラ・ヘリックス

ヘデラ・ヘリックス(アイビー)は、つる性の茎にカエデのような形状の葉がたくさんついた可愛らしい観葉植物です。通称イングリッシュアイビーという名でも親しまれています。

ハンギングや外壁に這わせる方法であれば、つるが生長するようすが楽しめます。グランドカバーや寄せ植えなどにも適しているため、万能なアレンジが可能です。ヘデラ・ヘリックス(アイビー)はとても丈夫で、屋外でも寒さに耐え乾燥に強い植物です。葉がぐんぐん増えてくるため、定期的な剪定が必要です。

原産地

ヘデラ・ヘリックス(アイビー)の原産地は、北アフリカ、ヨーロッパ、アジア、カナリー諸島です。

最低気温の目安

ヘデラ・ヘリックス(アイビー)は、最低気温0℃までの耐寒性があるため、日本の多くの地域で屋外でも育てられます。

最適な水やり

ヘデラ・ヘリックス(アイビー)は、乾燥気味にすると健康に生育できます。土が完全に乾燥してから水やりし、冬場は水やりの頻度を減らします。

日当たりや置き場所

ヘデラ・ヘリックス(アイビー)は、ガラス越しに日光を当てるとよいです。耐陰性もあるため置き場所を変える必要がなく、観葉植物の初心者でも簡単に生育が可能です。

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2,ユッカ(青年の木)

ユッカ

ユッカ(青年の木)は太い幹の先端から笹のような葉が、つんつんと生えている観葉植物です。南国風の植物に見えますが、寒さや乾燥への耐性が強いため、冬でも安心して育てられます。

原産地

ユッカ(青年の木)の原産地は、北アメリカ大陸、中央アメリカです。

最低気温の目安

ユッカ(青年の木)は、最低気温3℃までの耐寒性があります。

最適な水やり

ユッカ(青年の木)は、土がしっかりと乾燥してから、2~3日後に水やりします。

日当たりや置き場所

ユッカ(青年の木)は、温暖な地域であれば屋外でも冬越し可能で、夏の暑さにも強いです。日陰でも生長を妨げないため室内での生育も可能で、1週間に1~3回ほど日光に当てるといきいきします。葉は横へと生長します。生長を妨げないようスペースを確保できるようにしましょう。

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ユッカの育て方|枯らさない方法は?水やりや肥料の与え方、冬越しの方法などもご紹介

3,オリズルラン

オリズルラン

オリヅルランは、細くて長いライトグリーンの葉が、放射状にたくさん伸びた観葉植物です。鮮やかな葉の色が特徴的で部屋を明るくしてくれます。オリヅルランはランナーにつく子株が、折り鶴に見えることから名付けられました。ランナーとは匍匐茎(ほふくけい)のことで、地上を這うように生長した繁殖用の茎です。空気中のホルムアルデヒドを吸収する作用があることが判明し、空気洗浄の効能が期待できる観葉植物といわれています。

最低気温の目安

オリヅルランは、最低気温は0℃までの耐寒性があります。寒さにとても強いため、氷点下にならなければ冬を越せます。

原産地

オリヅルランの原産地は、アフリカ、インドなどの熱帯地域を中心に、北欧とヨーロッパ以外の国で広く分布しています。

最適な水やり

オリヅルランの水やりは、土が乾燥してから3日後に水やりします。

日当たりや置き場所

オリヅルランは日光を好むためなるべく明るい場所で生育しますが、直射日光があたらないようにします。室内であればレースカーテンをひいた窓辺などに置き、屋外であれば遮光ネットなどで遮光するようにしましょう。

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4,ストレリチア

ストレリチア

ストレリチアは長い茎に長い葉を1枚だけつけ、鮮やかなグリーンが映える観葉植物です。真上にしっかりとまっすぐ生長していきます。南国の鳥のような色鮮やかな花を咲かせ極楽鳥に似ていることから、「極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)」とも呼ばれています。

原産地

ストレリチアの原産地は、南アフリカです。

最低気温の目安

ストレリチアは、最低気温5℃までの耐寒性があります。

最適な水やり

ストレリチアは太い根に水分をためるため、乾燥に強いです。土が乾燥しているほうが適しており、土が乾いてから3日後を目安に水やりします。土が少し湿った程度が適量です。

日当たりや置き場所

ストレリチアは室内での栽培も可能ですが、耐陰性が弱いため暖かい季節はできるだけ屋外の日当たりのよい場所での生育が適しています。寒い季節には、暖かい室内へと移動させましょう。

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5,ソテツ(蘇鉄)

ソテツ

ソテツは、太くどっしりした幹につやのあるダークグリーンの葉がついた、ヤシの木のような植物です。ソテツは暑さ寒さにとても強く、生長スピードもゆっくりのためメンテナンスがほとんどかからないことから、道路脇の街路樹などに植栽されています。街路樹に植栽されているものは大きく生長していますが、市販されているものは1mほどのサイズが多くミニサイズも流通しています。

原産地

ソテツの原産地は、九州南部~沖縄、中国南部、台湾、オーストラリア、アフリカなど広い範囲で知られています。

最低気温

ソテツは、最低気温5℃までの耐寒性があります。

最適な水やり

ソテツの水やりは、土が完全に乾いてから水やりをします。冬場は休眠期に入るため、水分を吸収しなくなります。土が乾燥した3~4日後に水やりします。

日当たりや置き場所

ソテツは、寒さが厳しい地域での地植えは難しいため、鉢植えなどでの生育が適しています。南国の植物であるため日光を好み、直射日光でも耐えられます。最低でも1日に3~4時間は日が当たる場所に置くようにしましょう。日当たりが悪いと葉が伸びすぎる原因となります。

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6,ガジュマル

ガジュマル

名前も見た目も印象的なガジュマルは、定番の観葉植物です。人間の脚のような幹から葉をつけているようすには愛着がわきます。小型のものでも存在感があるため、デスク上での鑑賞にもおすすめです。

ガジュマルは人間のような見た目からも生命力が感じられますが、ガジュマル自身にも強い生命力が備わっています。建物を突き破るほどの力をもっており、ガジュマルが建物を侵食している様子には驚かされます。古くから精霊の宿る木として海外でも神聖に扱われる植物です。

原産地

ガジュマルの原産地は、沖縄、東南アジア、オーストラリアなどの熱帯地域など広く分布しています。

最低気温の目安

ガジュマルは、最低気温は5℃までの耐寒性があります。

最適な水やり

ガジュマルは、春~秋にかけて土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。気温が低くなってきたら、土の表面が乾燥して2~3日後に水やりします。

日当たりや置き場所

ガジュマルは夏場、直射日光をあてすぎると葉焼けを起こしやすくなるため、日陰に移すか遮光のよい場所で生育します。冬場には室内で5℃以上をキープできる場所で、日当たりのよい場所で生育します。

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7,アロエ

アロエ

アロエは肉厚の細く長い葉にトゲがある多肉植物です。葉を折ると中には、粘度のある水分をたっぷり含んだ果肉がつまっています。日本では、ヨーグルトに混ぜたりドリンクに加工したり食用にもなるアロエベラや、薬用になるキダチアロエが親しまれています。冬場は1か月ほど水分を与えないようにすると0~3℃以下でも耐えられるようになります。

原産地

アロエの原産地は、南アフリカやマダガスカルなどで、砂漠、草原、高地などさまざまです。

最低気温の目安

アロエの最低気温の目安は5℃で、断水すると0~3℃まで耐えられます。アロエは寒さに苦手ですが、順応性が高い植物です。

最適な水やり

アロエの最適な水やりは月に1度が目安です。多肉植物であるため葉の中にたっぷりと水分を吸収しています。そのため水やりの頻度は少なくても生育が可能です。水やりを控えることで、寒さに強くなり健康なアロエの生育が促せ、来シーズンの開花も期待できます。受け皿に水がたまっている状態だと根腐れの原因となるため、水やりの後には確認して処分するよう注意しましょう。

日当たりや置き場所

アロエは夏場の直射日光はさけ、冬場は日当たりの良い室内で生育します。順応性があるため徐々に慣らしていけば、氷点下にならない地域でも屋外で生育は可能です。しかし本来は寒さには強くないため、冬場は屋内での生育のほうが向いているでしょう。

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オリーブ

オリーブ

オリーブは落ち着いたグリーンの小さい葉がたくさんつく観葉植物で、シンボルツリーに選ばれる人も多いです。初夏には白や黄色の小さい花をたくさん咲かせるようすがとても可愛らしいです。

屋外で管理にするには、特別な注意はとくに必要ないため世話もしやすく、鉢植えやお庭への地植えの管理、どちらでも安心して育てられます。「平和の象徴」としてあつかわれ、新築祝いや開店祝いなどの贈り物としても最適です。

原産地

オリーブの原産地は、トルコやギリシャなどの地中海地域が中心です。日本の小豆島でもオリーブの栽培が盛んです。

最低気温の目安

オリーブは、最低気温は-3℃~5℃までの耐寒性があります。基本的には温暖な気候を好みますが、短い期間であれば寒さに耐えられるため日本の気候にも適しています。

最適な水やり

オリーブの最適な水やりは、春夏は土の表面が乾いたら水やりし、寒くなってくる季節の水やりは土が乾ききってから5日後くらいが目安です。湿気が続く環境を嫌うため、水のあげすぎには注意します。

日当たりや置き場所

オリーブは日当たりの良い場所を好み、湿気をふせぐため水はけのよい土に植えることが大切です。

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9,モンステラ

モンステラ

モンステラは、切れ込みの入った大きな葉が特徴的で、大型観葉植物の代表ともいえます。葉が大きいもので80cmほどに生長し、室内に置けば一気にインテリア性が増すため人気の観葉植物です。

南国のイメージがつよいですが、5℃以上を保てれば冬も越えられる強さがあります。生長して大きくなれば乾燥にも強くなります。

原産地

モンステラの原産地は、メキシコ~中央アメリカです。

最低気温の目安

モンステラは、最低気温は5℃までの耐寒性がありますが、もともとは寒さに弱い植物であるため冬場は室内での生育が適しています。

最適な水やり

モンステラの水やりは、冬場は控えめにします。葉が乾燥したのを確認してから2日後に、鉢の底から流れるくらいたっぷりと水やりし、鉢の底にたまった水は捨てます。

日当たりや置き場所

モンステラは日光を好みますが、直射日光は葉焼けするためさけましょう。耐陰性があるため室内でも生育が可能です。日の当たる場所に置き、暖房などが直接あたらないように注意が必要です。

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10、パキラ

パキラ

パキラは手のひらのように5枚の葉をつける観葉植物で、ライトグリーンの色味が気分を明るくしてくれます。パキラの茎が、らせん状に編み込まれるように生長し、デザイン性にも優れています。観葉植物として知名度が高く人気があります。

パキラは金運アップの効果があるといわれており、「Money Tree(マネーツリー)」とよばれています。オリーブと同じく、開店祝いなどの贈り物に適しています。

原産地

パキラの原産地は、中南米です。高温多湿の環境ですくすくと生長します。

最低気温の目安

パキラは、最低気温5℃までの耐寒性があります。冬場は室内に取り込み日当たりの良い場所か暖かい部屋に置きます。

最適な水やり

パキラは、春夏は土の表面が乾いてから水やりをします。秋冬は土の中が乾いてから2~3日開けて水やりをします。冬場は乾燥するため、普段の水やりにプラスして葉水を与えてあげるとよいですが、ほぼ放置しても生長してくれます。初心者にも簡単に生育が楽しめる観葉植物です。

日当たりや置き場所

パキラは日陰でも問題がないため、自由に置き場所を決められます。日当たりのよい場所に置けば、年間をとおしてぐんぐんと早いスピードで生長していきます。

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11、アガベ・アテナータ

アガベ・アテナータ

アガペ・アテナータは1本の幹からロゼッタ状に葉をたくさんはやす多肉植物です。落ち着いたグリーンの葉がきれいで、どのような雰囲気の部屋にもマッチしつつ存在感を放ちます。十分なスペースを確保できれば生長スピードも速いですが、鉢植えの場合には根が十分に張れないため生長スピードが緩やかになります。

原産地

アガペ・アテナータの原産地は、メキシコ中部~西部にかけて自生しています。

最低気温の目安

アガペ・アテナータは、最低気温5℃までの耐寒性があります。

最適な水やり

アガペ・アテナータは多肉植物であるため、土の湿度のメリハリが大切です。冬場は水のやりすぎは厳禁で、月に1度くらいの水やりで十分です。夏場にはたっぷりと水を与え、春や秋には土の表面が乾いて2~3日待ってから水やりします。

日当たりや置き場所

アガペ・アテナータは、年間とおして日当たりのよい場所で管理することが大事です。

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12、トックリラン(ポニーテール)

トックリラン

トックリラン(ポニーテール)は、しっかりした長い幹のてっぺんから細く長い葉がたくさんしだれるように生長します。通称ポニーテールという名のとおり、馬の尻尾のような外観をしています。

原産地

トックリラン(ポニーテール)の原産地はメキシコの乾燥地帯です。

最低気温の目安

トックリラン(ポニーテール)は、最低気温3℃までの耐寒性があります。水を与えず乾燥気味にすれば耐寒性は増し、暑さや寒さに強い植物です。

最適な水やり

トックリラン(ポニーテール)は春から秋にかけては生長期となり、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりします。気温が10℃以下で生長スピードがゆっくりとなれば、水やりの回数を減らします。土の表面が完全に乾燥した2~3日後に水やりしましょう。もし葉が落ちてしまうようであれば、水が足りていないサインですので、水分量を調整します。株の中にはたっぷりと水分を含んでいる状態ですので、乾燥に強く水やりを少々忘れても丈夫です。

日当たりや置き場所

トックリラン(ポニーテール)は耐陰性があるため室内でも十分に生育できますが、レースカーテン越しの日当たりの良い場所に置きます。夏場の直射日光は避けましょう。

13、ホヤ・カルノーサ(サクララン)

ホヤ・カルノーサ

ホヤ・カルノーサ(サクララン)は寒さと乾燥に強いため冬でも安心です。水やりもたくさんする必要はなく初心者の方でも安心して生育できます。細いつるに葉っぱがたくさんついており、柔らかい印象を与えてくれます。20℃を下回ると生育期に入り、ピンク色の芽を出します。葉の形がランに似ており花が桜色をしていることから、サクラランと名前が付けられています。

原産地

ホヤ・カルノーサ(サクララン)の原産地は、日本、中国東部、マレーシア、ベトナムなどが原産地です。

最低気温

ホヤ・カルノーサ(サクララン)は、最低気温5~7℃までの耐寒性があります。

最適な水やり

ホヤ・カルノーサ(サクララン)は、肉厚の葉に保水できるようになっています。夏はたっぷりと水やりしますが、冬はほぼ生長がストップするため、土の表面が乾いてから2~3日後に水やりします。

日当たりや置き場所

ホヤ・カルノーサ(サクララン)は、日当たりと風通しのよい場所が適しているため、置き場所には注意が必要です。夏場は直射日光をさけて半日陰での生育がベストです。耐陰性もあるため、冬場は室内の日当たりの良い場所で生育します。

14、カポック(シェフレラ)

カポック

カポック(シェフレラ)は手のひらを開けたように葉っぱが付いている観葉植物です。寒さや乾燥に強く、冬場でも屋外での生育が可能です。ぐんぐん生長するため、部屋に合ったサイズや形状にカットして楽しめます。観葉植物の生育が初めての方にも適しています。

原産地

カポック(シェフレラ)の原産地は、中国南部~台湾です。

最低気温

カポック(シェフレラ)は、最低気温3℃の耐寒性があります。

最適な水やり

カポック(シェフレラ)の水やりは土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりします。冬場でも生長がとまっていなければ同様に水やりし、生長がストップすれば水やりの回数を減らします。

日当たりや置き場所

カポック(シェフレラ)は耐陰性があるため置き場所も選びませんが、冬場は室内に移動させると安心です。

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15、ドラセナ・コンシンネ

ドラセナ・コンシンネ

ドラセラ・コンシンネは、くねくねと折り曲がった細い幹の先から細長い葉が複数はえており、その全体像は打ち上げ花火のようです。緑の葉に赤く縁取られたカラーリングはコントラストがきれいです。寒さにも強く日陰での生育も問題ないため、置き場所に困らずインテリアのアクセントになります。

原産地

ドラセラ・コンシンネの原産地は、マダガスカルやモーリシャスなどの熱帯雨林の地域です。

最低気温

ドラセラ・コンシンネは最低気温5℃の耐寒性があります。

最適な水やり

ドラセラ・コンシンネの水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。20℃を下回ってきたら徐々に回数を減らしていき、冬場は土の表面が乾いて2~3日たってから水やりします。

日当たりや置き場所

ドラセラ・コンシンネは室内の明るい窓辺が最適です。室内でも強い直射日光はさけレースカーテン越しに置きます。

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16、フィロデンドロン・バーキン

フィロデンドロン・バーキン

フィロデンドロン・バーキンは、葉脈の形状に白と緑の縞模様が入っている美しい観葉植物です。葉のそれぞれの模様が高級感を引き立たせ、流通量も限られており珍しい品種です。

原産地

フィロデンドロン・バーキンの原産地は中南米です。

最低気温

フィロデンドロン・バーキンは最低気温7℃くらいの耐寒性があります。耐陰性もあるため冬場は気温をキープできる室内での生育が必要です。

最適な水やり

フィロデンドロン・バーキンはたっぷりと水やりが必要で、夏場などすぐに乾燥する時期は腰水がおすすめです。腰水とは、水を張った受け皿に鉢を浸す方法です。冬は水を少なくし乾燥気味に育てることで寒さに強くなります。葉は乾燥すると傷んでしまうので、葉水をたっぷり与えてあげましょう。

日当たりや置き場所

フィロデンドロン・バーキンは、風通しのよい日陰が最適です。冬場は室内に移動させ、レースカーテン越しの日が当たる場所に置きます。

17、ストレチア・オーガスタ(ニコライ)

ストレチア・オーガスタ

ストレチア・オーガスタ(ニコライ)は、大きな楕円形の葉が特長的でトロピカルな印象を与えます。シンプルな鉢植えに合わせれば、高級な印象を与えインテリアとしてデザイン性が高い観葉植物です。葉っぱからはたくさんの水分を蒸散するため、加湿器のような役割を果たしてくれます。

原産地

ストレチア・オーガスタ(ニコライ)の原産地は、南アフリカやマダガスカル諸島です。どちらも日が強く乾燥している地域です。

最低気温の目安

ストレチア・オーガスタ(ニコライ)は、最低気温5℃の耐寒性があります。

最適な水やり

ストレチア・オーガスタ(ニコライ)の水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。葉が乾燥していれば葉水をして手入れします。冬場は土の表面が乾燥してから2~3日後に水やりします。根が強いため乾燥気味で生育するのが適しています。

日当たりや置き場所

ストレチア・オーガスタ(ニコライ)は日光を好む植物であるため、直射日光はさけて明るい日の当たる場所に置きます。

18、クンシラン(君子蘭)

クンシラン

クンシラン(君子蘭)は、濃いグリーンの長い葉っぱが生える観葉植物です。3~5月頃には色鮮やかで豪華な花を咲かせ、1年中つややかなグリーンの葉を楽しめます。

原産地

クンシラン(君子蘭)の原産地は南アフリカで、温帯地域に属している環境です。

最低気温の目安

クンシラン(君子蘭)は、最低気温5℃までの耐性があります。真夏は日陰で管理し、真冬は室内で管理します。

最適な水やり

春から秋にかけて、水切れしないように水やりします。土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。葉に直接水やりして葉にみがたまると腐る可能性がありますので、土に直接水やりをします。水の与えすぎは根腐れの原因となりますので、注意しましょう。

日当たりや置き場所

明るい日影を好み、強い日差しに当てると葉焼けを起こします。5~10月は直射日光を避けましょう。

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おわり

今回は寒さに強い観葉植物をご紹介しました。冬場でも、耐寒性のある品種を選ぶことで枯らさずに生育を楽しむことができます。

観葉植物がどのような環境で自生しているのかを把握して、なるべく同じような環境を与えることが大切です。室内で生育したい、お庭で生育したいなど希望を叶えるためには、その環境に適した観葉植物を選びましょう。

また耐寒がそこまで強くない観葉植物であっても、冬場は室内で生育するなど置き場所を変えるだけで、健全に生育し楽しむことができます。

 

 

 

公開:2023年2月1日

更新:2024年1月7日

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