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Labyrinth  バラの迷宮 pickup89 『リヴレス』

Labyrinth  バラの迷宮 pickup89 『リヴレス』

DATA

 

■作出:日本 京阪園芸F&Gローズ「ローズアロマティーク」

■花色:青みがかったピンク

■花型:カップ咲き/四季咲き

■花径:花径8㎝の中大輪

■香質:フローラルダマスクの芳香

■樹形:高さ0.8mの木立性

青味がかったピンクの中大輪。花径8㎝。赤い蕾から、細長い内側の舟弁・外側が丸い花弁が重なり、巻きが強いカップ咲きに開花。咲き進んで外側に花弁をふんわりと広げて、少しうつむいて咲く。花色は弁端からブルーイングして青味が強くなっていく。この深く“酔い進む”ような風情から、「ほろ酔い」「陶酔」などを意味するフランス語が命名される。秋花はとくに紫味が強くなる。枝が細めで細い枝先にも花を咲かせる。四季咲き。フローラルダマスクの芳香。葉は小さく、株はよく茂り、樹は高さ0.8mのやわらかな樹姿となる。 2020年発表。

 

小山内健氏作出の京阪園芸F&Gローズ「ローズアロマティーク」シリーズ。「ローズアロマティーク」は、「趣きのあるバラ」「芳香を放つバラ」の意味で、花の良さを重視。花も樹も自己主張しすぎないアーリーモダンローズの少し“やつした”感じを、いまのバラに再現。‘リヴレス’は‘フィネス’(2017年)、‘アッサンブラージュ’(2018年)、‘ソワイユ’(2019年)に続く4作目。‘フィネス’の姉妹で、‘フィネス’よりもやさしくかわいらしい雰囲気。

リヴレス
リヴレス
リヴレス

冬の株姿。株はコンパクトで、枝は細く分枝が良い

リヴレス

「ワインにバラをそそぎ、バラにワインをそそぐ」(ピエール・ドゥ・ロンサールの詩より)/「私を陶酔で満たして」(ヴェルス モア リヴレス)(サン=サーンスの歌劇『サムソンとデリラ』のアリア「あなたの声に心は開き」より)

玉置一裕

玉置 一裕

バラの専門誌『New Roses』編集長。

 

『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。

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