Data
作出 | 日本 ロサ オリエンティス プログレッシオ |
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花色 | シルバーグレイ |
花型 | 中輪・房咲き/波状弁咲き/四季咲き |
香質 | 淡香香 |
樹形 | 高さ1.8×幅1.5mのシュラブ |
シルバーのニュアンスある淡い藤色の中輪波状弁咲き。高温期は八重咲きに。花弁がしっかりとしていて花保ちが良い。房咲き。ほぼ四季咲きに近いと言ってよい繰り返し咲き。ティーにグリーンの淡香。樹は高さ1.8×幅1.5mのシュラブ。黒星病にとくに強い。剪定した後ごとの殺菌剤散布(①冬剪定後芽がふくらみ始めた時②1番花開花後③2番花開花後④夏剪定後⑤秋花が咲いた花後剪定後)で、葉をきれいに保つ。害虫防除は適宜。伸びた枝を誘引してつるバラとして仕立てとすることもできる。2021年秋発表のロサ オリエンティス プログレッシオ。
藤色の大きめの花で、つるバラ利用もできる数少ない品種の一つ。木立性の銘花‘ニュー ウェーブ’のつるバラのような感じの品種。構造物に誘引するときは段差剪定で。花名は印象派の画家クロード・モネの絵画から。「遠くから見ると一見寂しげに見えますが、近づいてその表情を見ると、心を離さない魅力があります。まるで涼しげな瞳をもつ女性のよう。その姿を見たとき、『散歩・日傘をさす女』のモデルとなったモネの妻、カミーユの姿を思い起こし、命名しました」(木村卓功さん)。
花名の元となった絵画では、逆光で白いドレスが藤色のトーンに見える。その印象の波状弁咲き
青みを強く感じたり、シルバーのニュアンスと陰影を感じるとき。黄色い花芯を覗かせることも(写真:バラの家)
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玉置一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。