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2018.06.04

ナメクジ対策! 生態や予防・犬や猫がいても大丈夫な駆除の方法とは?

ナメクジ対策! 生態や予防・犬や猫がいても大丈夫な駆除の方法とは?

ガーデニングやコレクションの多肉植物を観察していると、白い筋の様な、何者かが這った後の様な形跡を見かけることがあります。正体はナメクジですね!体全体が粘液でおおわれて、見た目的にも苦手な方が多いと思われます。植物にダメージを与えるので害虫に分類されています。今回は、そんなナメクジの駆除対策についてご紹介していきます。

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ナメクジの生態とは?

ナメクジ対策

そもそもナメクジはどんな生物なのでしょうか?小学生の頃、塩をかけて退治した記憶のある人も多いと思います。まずは生態をしり駆除対策の予備知識を理解しておきましょう。

 

カタツムリとの違い

生物学上は同じ分類になりますが、巻貝のうち、殻が退化して体内に入ってしまったものです。厳密に言うと、虫ではないのですね。カタツムリの殻を取ったらナメクジになるわけではありません。もちろんナメクジが成長してもカタツムリにはなりません。

ナメクジの生態、活動時間や特徴

ナメクジは夜行性です。乾燥を防ぐため、日の当たる日中ではなく夜に活動します。昼間は陰になる場所に隠れています。成長すると、5~6cmほどになります。口におろし金の様な刃のある舌があり、植物の表面を削り取り、穴をあけます。草花はもちろん、柑橘系の果樹にもダメージを与えます。特にアブラナ科の野菜が大好物です。

ナメクジの発生しやすい場所

ナメクジは乾燥に弱いので、太陽に当たらない場所を好みます。落ち葉や小石などが散乱しているところに発生しやすいです。管理が悪い畑など要注意です。雑草が生い茂っている場所も同様です。ガーデニングですと、レンガの隅や、割れた鉢の下などの薄暗い場所を隠れ家とすることが多いです。

ナメクジはどこからやってくる?

知らずの内に突然庭などに発生するナメクジ。その流入経路はさまざまです。たとえば、排水路を伝って移動してくることもあります。もしくは、外で購入した鉢植えにしがみついていた、ということも。いずれの場合も、自力でのチェックは難しく、事前に浸入を防ぐことはできないと言えるでしょう。

ナメクジが大量発生する理由

庭に侵入したことをきっかけに、ナメクジが大量発生する場合があります。これは、ナメクジの雄雌同体という生態的特徴が関係しています。ナメクジの産卵は1回あたり20〜60個とも言われています。それを年間10回前後行います。産み落とされた卵が一気にふ化すると、突然ナメクジが大量発生したように見えるのです。

ナメクジの発生時期

じめじめした時期になると大量発生することがあります。雨が続く梅雨の時期は要注意です。月で言うと3月~11月ごろです。半透明の卵を産み付けて増えていきます。繁殖期は冬から春先で、春ごろから羽化が始まるので、梅雨時期にたくさんのなめくじが発生し、食欲旺盛な状態のナメクジによる被害が増えるのです。

見つけ次第駆除が大切

侵入に気付きにくく、あっという間にその数を増やしてしまうナメクジ。そのため、1匹でも見つけたらその場で駆除することが大切です。そのまま放置をすると、地中に卵を産み付けられてしまうかもしれません。

なお、ナメクジの体には人体に害を及ぼす菌が付着している場合があります。直接手で触るのは不衛生です。駆除の際は、箸やピンセットを用いるようにしてください。

 

ナメクジによる被害

ナメクジ対策

ナメクジは見た目の悪さなどもあり、不快害虫として扱われます。実際に植物や人体への悪影響を及ぼすことも少なくありません。ナメクジによる具体的な被害について解説します。

植物への被害

ナメクジが及ぼす主な被害は、植物への食害です。ナメクジは雑食で、特に好んで食べるのはバラやアジサイ、アサガオといった花全般です。せっかく花が開いたのにナメクジによる虫食いがあっては台無しです。とくに、年に数回程度しか花を咲かせないような植物の場合には、被害もさらに大きくなると言えるでしょう。

また、野菜や果物、コケ類、多肉植物、サボテンといった植物も、ナメクジの食害に遭うリスクを秘めています。単に虫食いになるだけでなく、たとえば新芽部分がナメクジに食べられてしまうと、葉が育った後にその食べ跡が残ってしまうようなケースも。ちなみに、「虫食い状態になる」という被害だけでなく、ウイルス感染や株の弱体化を招くおそれもあるため、油断はできません。

人への被害

人体に対して、ナメクジそのものにはとくに害はありません。しかし、問題は「広東住血線虫」と呼ばれる寄生虫です。ナメクジの中に棲み着いている可能性があるため、扱いには注意をしなくてはなりません。

広東住血線虫は人の体内に入ると、脳や髄膜に侵入して髄膜脳炎を発症させる危険性を持った危険な寄生虫です。日本での症例は少ないものの、ナメクジを触った手を口元に持っていくなどすると、体内への浸入を許してしまう可能性があります。万が一ナメクジに触れた場合は、入念に洗うことをおすすめします。

また、レタスやキャベツといった家庭菜園の野菜の上をナメクジが這うことも考えられます。家庭菜園で採れた野菜は、十分に洗った上で食卓に並べるようにしてください。

 

ナメクジの予防方法

野菜だけではなく、草花、バラ、多肉植物にまでダメージを与えるナメクジ。まずは、予防できることを確認しておきましょう。

基本的なナメクジ予防

じめじめした場所を作らないことが、何よりの基本的な対策になります。地面の落ち葉や小石などの隠れ家になりそうなものを取り除いておきましょう。また、鉢やプランターの下をチェックして、潜んでいないかを確認しましょう。

ナメクジ予防アイデア1.コーヒーの殻を巻く

ナメクジはカフェインを嫌います。この性質を利用して、コーヒーの殻を巻いておくと予防になります。

ナメクジ予防アイデア2. プランターに銅線を貼る

ナメクジには銅を嫌う性質があります。この性質を利用して、プランターに銅線を貼っておくと予防につながります。

ナメクジ予防アイデア3.ニームケーキを散布する

ナメクジが嫌いなもののひとつに、ニームケーキがあります。もしもナメクジが這った形跡を見つけたら、そこを取り囲むようにニームケーキを撒きましょう。肥料としても使えるので、ナメクジ対策と合わせて一挙両得です。

ナメクジ予防アイデア4.木酸酢を撒く

殺虫殺菌効果があることで知られている木酸酢。実は、忌避剤としても利用できます。30倍ほどに希釈し、植物の周りに撒くとナメクジが寄りつかなくなります。なお、原液を直接かけて駆除することも可能。ただし、植物に直接かからないよう注意してください。

ナメクジ予防アイデア5. 椿油粕を土に混ぜる

椿油の粕を土に混ぜ込むと、そこを通ったナメクジを硬化できると言われています。ちなみに、椿油粕の成分はミミズや皮膚の薄い虫、線虫にも有効です。畑のミミズを殺してしまうのを避けたい場合は、量を調整してみてください。

 

ナメクジの駆除

ビール

大量に発生すると、見た目的にも苦手意識が働く方が多いと思います。早めの駆除で、植物への被害も阻止しましょう。なめくじは1匹でも繁殖しますので、見つけたらすぐ退治することをお勧めします。

塩をかけただけでは駆除できない?

ナメクジの駆除を考えた際、「塩をかける」という方法を思いつく方は少なくありません。確かに塩はナメクジの体の浸透圧を変化させ、体積を減らす効果があります。しかし、これはあくまでも「体が小さくなった」だけ。実際には駆除できているわけではありません。浸透圧が元に戻れば、元気に復活してしまいます。

また、塩は土壌で分解されないため、散布するとそのまま残留し、植物の育成に悪影響があります。また、雨水などで周囲へ流出すると、庭以外の場所に深刻な影響を及ぼすリスクも。そのため、基本的に塩の散布は避けなくてはなりません。

このように、ナメクジの駆除は、塩をかけて放置するだけでは対策として不十分です。以下からご紹介する方法をぜひお試しください。

基本的なナメクジ駆除

ナメクジは夜行性です。この性質を利用して、夜のナメクジパトロールでナメクジを直接駆除することが出来ます。見つけたら割りばしなどで直接つまんで処分するのが手っ取り早いでしょう。また、熱湯をかけるのも有効です。

ナメクジ駆除アイデア

視力は弱いが、嗅覚が強いナメクジ。この性質を利用してビールのにおいでおびき寄せます。例えば、ビールを入れた空き缶をナメクジが通りそうなところに仕掛けて置き、管の中でおぼれさせる仕掛けです。一度に大量のナメクジを捕獲することが出来ます。プリンの入れ物にビールを入れるなどでも代用可能です。ビール酵母や麦芽が好みで、他のアルコール類では効果はありません。また、浅い容器に入れると、ビールだけ飲んで逃げられることもありますので、ビールに塩を加えておくのも良いでしょう。

なお、有効なのはビールだけではありません。たとえば米ぬかなどもナメクジをおびき寄せるのには効果的です。駆除の手順はビールと同じなので、こちらもぜひお試しください。

 

 

天然由来の成分で、安心のナメクジ駆除剤「ナメトール」

ナメトールとは雨・湿気に強く、イヌ・ネコにも安心なナメクジ駆除剤です。JAS(日本農林規格)が定める有機農産物の生産にも使用できます。安心してお使いいただけますので、なめくじに悩まれている方は、一度お試しいただいてはいかがでしょうか?

 

雨や湿気に強い

雨や湿気に強いので湿った場所でも効果を発揮します。なお、防腐剤無添加のためカビが生えることがありますが、効果に変わりはありません。

 

土に戻る成分

有効成分は天然の土壌中にも存在する成分ですので、残った粒は徐々に分解されて土に戻ります。犬や猫などの動物に対しても安全です。

 

ナメクジ対策をして植物を守ろう

ナメトール

ナメクジは夜行性なので、日中は目にしないのですが、気付かない間に大切な植物に穴が開いていた!なんてこともあるかもしれません。予防策や駆除方法もありますので、是非色々トライして、植物を元気に育てて下さいね。

 

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