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古い土、どう処分する?再生方法はあるの?

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植物を栽培し終わった後、使用済みの土(古い土)はどうしていますか?続けて他の植物を栽培する事もあるかと思いますが、古い土にはさまざまな問題があり、うまく植物が育たない場合もあります。
新しい土を買い直すにしても、「古い土をどう処分すればいいか分からない……」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ここでは、古い土を処分する方法やリサイクルする方法をご紹介します。

古い土を使ったらダメなの?

先ず、古い土の問題点を挙げる前に、新しい土がなぜ優れているのか、その理由について書いてみましょう。新しい土には、①水はけが良い事(排水性)②水もちが良い事(保水性)③肥料もちが良い事(保肥力)④病害虫に侵されていない事(清潔)など、良い土の条件が揃っています。これら良い土の条件が崩れてしまっているのが古い土といえます。

それでは、古い土の問題点について考えてみましょう。
古い土をそのまま再利用する事が難しい理由は、①植物の根などの前作のゴミが混ざっている事、②害虫や病原菌・ウイルスなどが潜んでいる事、③土の団粒構造が崩れている事、④植物のための養分が失われている事、⑤連作障害が出やすい事などで、これらが原因で植物が元気に育ってくれません。

①植物の根などの前作のゴミが混ざっている
古い土には、以前に栽培していた植物の根や雑草の種子、枯れ葉などのゴミが紛れ込んでいる可能性があります。そうしたゴミが混ざっていると、新しい植物が根を伸ばすのに邪魔になる上、雑草の種子が発芽し、土の中の養分を奪ってしまう場合があります。

②害虫や病原菌・ウイルスなどが潜んでいる
古い土には、様々な害虫や土壌病原菌・ウイルスが潜んでいる可能性があります。前作の植物が病気にかかっていた場合、その病気が次の植物に移ってしまう可能性もあれば、根を食害する虫(コガネムシの幼虫など)によって根を食い荒されてしまう可能性もあります。

③土の団粒構造が崩れている(水はけが悪い)
団粒構造とは、土の粒子が小さなかたまりを形成している構造の事で、植物がよく育つフカフカの土です。新しい土には、土の粒と粒の間に適度な隙間があるので、保水性に富みながら排水性・通気性に優れ、植物の栽培に適した条件が整っています。しかし、植物を栽培した後の古い土は、土の粒子が細かくなっている(微塵)ので、空気の通り(通気性)や水はけ(排水性)が悪く、根腐れなどの障害が起きやすくなります。

④植物のための養分が失われている
古い土は植物が育つ過程で、有機物や肥料などの養分が失われて固いので、植物の根が肥料を吸収して伸長し、順調に生育する事が難しくなっています。

⑤連作障害が出やすい
連作障害とは、トマト→ナス→ピーマン(全てナス科)といった様に、同じ「科」の植物を何度も続けて栽培すると育ちにくくなる障害の事です。露地や畑で発生する頻度の高い障害ですが、プランターや鉢栽培でもよく起こります。

古い土は処分できる?

古い土を処分する際に気を付けたいのは、その処理方法が自治体によって異なるという点です。
一部の自治体では土を燃えないゴミとして回収を行うケースもありますが、多くの自治体からは「専門の回収業者に依頼してください」と回答を受けるのが現状です。先ずはお住まいの自治体に問い合わせてみる他、ゴミの収集会社や、公園の清掃管理会社に電話で尋ねてみるのも一つの手です。見当がつかない場合は、インターネット経由で土の回収を受け付けている業者もあるので、調べてみてください。又、最近の傾向としてホームセンターの店頭で、土回収BOXを設けているお店も増えてきています。最寄りのホームセンターに確認してみると良いでしょう。

再生してリサイクル!古い土の再生方法

古い土の処分も一苦労、それならば少し手を加えて再利用を検討します。
上記に述べた古い土の問題点(五つ)を改善し、土をリサイクルしてみましょう。

①土を掃除する(ふるいにかけて不純物を取り除く)
先ずは、古い土をあらかじめ乾燥させます。その後、荒目→中目→細目の準にふるいにかけて、「目に見える害虫」や「植物の根」、「枯葉」、「使用済みの肥料かす」などのゴミを取り除きます。鉢底石などは別途とり分けて洗い、再利用すると良いでしょう。細目でふるい落とされる微塵は細かすぎて、根詰まりの原因となり、植物栽培には不向きなので処分します。又、家庭の生ゴミを利用したオリジナル堆肥や枯葉、藁、米ぬかなど自家製の有機物を古い土に混ぜ合わせる人もいますが、これらのものは未発酵である場合が多く、未発酵の状態で土に混ぜ込むと、発酵過程の発熱で根を傷めてしまうので、古い土のリサイクルには使用しないでください。

②土を消毒する(害虫や土壌病原菌・ウイルスを退治する)
次に、ふるいにかけた土を消毒します。消毒方法は冬と夏で異なります。冬は容器に広げた土に熱湯を万遍なくかけ、屋外に置いて霜と寒さにさらします。2~3週間に1度かき混ぜてしっかり消毒します。
夏は容器に広げた土を水で湿らせ、黒いビニール袋に包んで直射日光に当て、消毒します。コンクリート上に置くと地熱が上がり効果的です。その後、1週間に1回程度、袋をひっくり返して土に万遍なく光が当たるようにします。土が乾いていれば、必ず湿らせてください。やはり、梅雨など雨の多い時期は土のリサイクルに時間がかかるので、夏や冬の終わり、植物の栽培が一段落した時期に行うと良いでしょう。

③土の物理性を改善する(土壌改良材、堆肥・腐葉土などの有機物を混ぜる)
消毒が終わった土は、使って便利な土壌改良材(土のリサイクル材)を混ぜ合わせるか、堆肥や腐葉土などの有機物を混合して土のバランスを整えます。有機物は古い土に対して半分ほど配合するのが目安です。有用微生物が有機物を分解してできた物質(腐植)が土の粒子を結合させて団粒構造を形成し、通気性が改善、団粒と団粒の隙間に元気な根が張りやすくなります。

④土に養分を補給する(元肥として緩効性粒状肥料を混ぜる)
古い土は前に育てた植物がたくさんの養分を吸収しているので、生長に必要な肥料が不足しています。このような場合は、根の生育に伴って、徐々に肥料が溶けだす緩効性粒状肥料(マグァンプK)を土全体にしっかり混ぜ込み、不足している養分を補う事が必要不可欠です。

⑤「科」の異なる植物を選んで植え付ける(輪作)
連作障害を避けるため、前作と同じ「科」の植物を選ばないようにしましょう。「科」が異なれば、集まる土壌微生物も異なるので、特定の微生物が増えすぎず連作障害を防ぐ事ができます。
又、植物から放出される物質が、他の植物に対して阻害的ないし促進的な作用を及ぼす現象を「アレロパシー」といいます。連作障害の原因として、微生物以外にもアレロパシーが関与している可能性もありますので、特に、古い土を再利用する場合は輪作を心がけましょう。

古い土のリサイクル方法、お分かり頂けましたか?古い土には上記の通り、様々な問題点があります。もちろん、古い土をそのまま処分する事も可能でしょうが、量が多ければなおさら、処分の際の持ち運びが大変なものです。そんな時に困ったな・・・と思ったら、古い土のリサイクルをやってみましょう。ちょっとした工夫によって土が蘇れば嬉しくなりますよね。ふるいにかけて消毒し、土のバランスを整えて、養分(肥料)をたっぷり補給すれば、古い土はまた植物が元気に育つ健康的な土に生まれ変わるのです。
古い土の処分方法に困っている人は、ぜひリサイクルを試してみましょう。

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