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梅雨の風物詩・アジサイ|自宅で美しい花を咲かせるコツは?

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アジサイは、ユキノシタ科の低木植物です。日本には約10品種が存在するといわれています。古くから梅雨を彩る風物詩として知られ、日本人にとってはとても馴染み深い花木です。

アジサイは育て方が難しいといわれることが多く、「花がうまくつかない」「年々花が小さくなってしまう」といった声もよく聞きます。ただし、コツさえ知っていれば、園芸が初めての方でも十分に育てていくことは可能です。今回は、アジサイの基本的な特徴や育て方のコツ、冬越し、剪定の方法、増やし方などをご紹介します。ぜひアジサイ栽培にチャレンジして、ご自宅で美しい花を咲かせましょう。

 

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アジサイの開花時期や種類とは

アジサイの開花時期は、5月~7月です。開花と梅雨の時期が重なることが多く、雨の似合う花というイメージがあります。

アジサイの多くは日本原産です。ヤマアジサイやガクアジサイは、昔から日本で自生していました。そのほか、海外で品種改良された西洋アジサイや、北アメリカ原産のアジサイなどもあります。

花びらに見える部分は咢(がく)で、紫や青、ピンク、白、緑などの色があります。こんもりとした丸い花が咲くものは、「手まり咲き」と呼ばれています。咢が花の縁を囲むように咲くものは「がく咲き」です。好みに応じて、気に入った花をつける品種を選びましょう。

アジサイを上手に育てるコツは?

難しいといわれるアジサイですが、育て方のポイントを押さえさえすれば大丈夫。園芸慣れしていない方でも挑戦できます。アジサイの基本的な育て方をご紹介します。

 

土づくり

アジサイが好むのは、水はけの良い土壌です。赤玉土と鹿沼土、ピートモスを混ぜた用土を用いましょう。なお、アジサイは用土の性質によって花の色が変わります。

 

苗選び

アジサイの苗は一年中販売されています。開花前の春がもっとも流通数の多い時期となるため、さまざまな品種から好みのものを探せます。庭植えでも鉢植えでも育てられますが、初心者には土の管理がしやすい鉢植えがおすすめです。
開花した苗を買う場合は、花が咲き始めて間もないものを選ぶと、長く楽しめます。枝がしっかりとしており、根元がぐらぐらしていない、がっしりとしたものがおすすめです。葉が濃い緑色をして、つやつやとしていたら元気な証拠です。

 

植えつけ

アジサイは、落葉している間であれば植えつけを行えます。3月~4月、または9月に行うのがおすすめです。鉢植えの場合は、鉢底ネットと鉢底石を敷きます。土を少しだけ入れ、苗をポットから出して鉢の中に置きましょう。根鉢が埋まるまで残りの土を入れたら、たっぷりと水を与えます。地植えにする場合、根鉢よりも一回り大きな植え穴を掘ります。穴の中に苗を入れ、土をかぶせましょう。根の間に隙間ができないよう、しっかりと土を入れるのが大切です。

 

日当たり

直射日光が当たると、アジサイの花は色あせてしまいます。また、西日が強く当たると、葉が焼けてしまうことがあります。半日陰になる場所や、直射日光の当たらない明るい室内で育てましょう。ただし、あまりにも日が当たらないと、花が咲かないこともあるため注意が必要です。

 

風通し

アジサイは耐寒性のある植物ですが、冷たい風に当たると枝や葉が傷んでしまいます。冬場は暖かい室内に置くと安心です。ただし、アジサイは一定の低温下で育てることで花芽をつけます。暖房のきいた部屋ではなく、玄関のようにある程度寒いところで管理するのがおすすめです。

 

病害虫対策

アジサイは、たくさんの葉や枝を茂らせる植物です。枝が混み合うと湿気がたまりやすくなり、アブラムシやうどんこ病の発生につながることがあります。予防のため、剪定して風通しの良い環境を整えましょう。専用の薬剤を使い、防除するのもおすすめです。

 

水やり

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鉢植えの場合には、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。とくに夏場は乾燥しやすいため、朝晩2回の水やりが基本です。

地植えの場合、水やりは必要ありません。ただし、雨が数日間降らなかったり土が乾燥していたりするときは、必要に応じて水をあげてください。

なお、アジサイは乾燥を嫌う植物です。乾燥すると、生育が悪くなり、花をつけなくなってしまいます。乾燥対策としては、鉢植え・地植えいずれの場合も、株のまわりに藁や腐葉土を使ったマルチングを行い、湿度を保つのが有効です。

 

肥料

植えつけの際、元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。

生育期の3月、6月(花後)、8、9月には、適切な肥料を追肥しましょう。バラまくだけで肥料効果が2~3カ月持続する『Plnatia花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。

夏から初秋には、新芽がよく育つように即効性のある液体肥料ハイポネックス原液が適しています。

冬には、土壌改良と花を咲かせるまでの間しっかりと育つよう、寒肥を施します。寒肥には、有機100%肥料のバラ専用肥料とマグァンプK大粒を土に混ぜ込みましょう。

 

植え替え

鉢植えのアジサイは、定期的に植え替えするのが大切です。そのまま育てていると、根が旺盛に伸び、根詰まりを起こすことがあります。用土の通気性を良くするためにも、2年~3年に1回を目安に、植え替え作業を行いましょう。

植え替えの適期は落葉期です。花が咲いている間に植え替えると傷みやすいため、花が終わるまで待ちましょう。

植え替え時、アジサイを掘り上げたら根をチェックし、傷んでいるものがないか確認しましょう。黒ずんでいる根は切り落とします。根鉢は崩しても問題ありません。ただし、株が弱っているときは根鉢をいじらないよう気をつけましょう。

アジサイを大きく育てていく場合は、一回り大きな鉢へ植え替えます。根が大きく広がるため、深さのある鉢を用意しましょう。

地植えの場合、基本的に植え替えは行いません。スペースの問題など、どうしても植え替えが必要になったら、できるだけ落葉している間に作業を済ませましょう。ただし、寒さが厳しい真冬は株が弱りやすいため、植え替えを避けます。

植え替えの際には元肥として『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。

アジサイの色は土の性質で変わる!

アジサイの花の色は、大きく分けて青とピンクの2種類です。青い花をつけるかピンクの花をつけるかは、土の性質(酸度)が影響します。つまり、土づくりの仕方によって花の色をコントロールできるということです。日本の場合、酸性に傾いた土が多いため、何もしない場合は青色のアジサイが咲く傾向にあります。

青いアジサイを咲かせたい場合には、土を酸性にします。赤玉土や腐葉土に、酸性の鹿沼土やピートモスを混ぜたものを使用しましょう。

反対に、ピンクのアジサイを咲かせたい場合には、土をアルカリ性に傾けます。

赤玉土や腐葉土に、アルカリ性の苦土石灰を加えましょう。苦土石灰を混ぜた土は、2週間ほど寝かせてから植えつけを行います。

 

色の変化がない品種も

アジサイのなかには、土の酸度の影響を受けない品種も存在します。とくに白い花をつけるものは、土の酸度に関係なく、真っ白な花を咲かせることがほとんどです。購入する際、花の色が変わるかどうか調べておきましょう。

アジサイの剪定方法や時期を覚えよう

アジサイは、何年も育てられる落葉低木です。長く栽培していると、枝がどんどん伸びて、樹高が2mに達することもあります。高い位置に咲いた花は観賞しにくいのが難点です。適した時期に剪定して枝を整え、サイズを調整しましょう。こちらでは、アジサイの剪定についてご紹介します。

 

剪定の適期

アジサイの剪定適期は、花後の7月~9月と、落葉する11月頃、休眠期の2月~3月です。アジサイの花は枯れても落ちず、そのまま枝に残ります。開花の終わった花をそのままにしておくと、株が蒸れてしまいます。翌シーズンの花を咲かせるためのエネルギーが取られてしまうこともあるため、はやめにカットしてあげましょう。また、アジサイは、寒くなると落葉して地上部が茶色くなっていきます。このタイミングで枝を切り詰め、サイズを調整しましょう。2月~3月になったら、木質化した枝を取り除きます。

 

準備するもの

剪定するときは、園芸用の刃物を用意しましょう。アジサイの枝は太く、硬くなっていることもあるため、切れ味の良いはさみを使うのがおすすめです。また、手を保護するために手袋をつけておくと安心です。

 

剪定方法

花後の剪定の際は、花のつく部分から数えて2節から3節ほどの部分をカットします。大きな脇芽が出ているところより、少し上あたりを切り落とすのがポイントです。落葉期の剪定では、細い枝や枯れ枝を取り除きます。大胆に短く切り詰めた場合、翌年に開花しないこともある点に留意しましょう。

 

剪定の注意点

アジサイの剪定で注意したいのが、花芽が形成されるタイミングです。アジサイの花芽は、夏の終わりから秋にかけてつくられます。それ以降に剪定するときは、花芽までカットしないように気をつけましょう。花芽のついた部分を切ってしまうと、翌年に花が咲かなくなってしまいます。

アジサイの冬越し方法とは

アジサイは地植えでも育てやすい、日本の気候に合った植物です。寒い時期も屋外で冬越しさせることができます。ただし、寒冷地のように冬の寒さが厳しい地域では、防寒対策を施してあげましょう。

 

防寒対策

アジサイは、強い寒風に当たると弱ってしまう可能性があります。地域によっては寒冷紗などで覆い、風から守ってあげましょう。地面の凍結を防ぐため、ビニールや敷き藁などでマルチングするのも大切です。また、雪がたくさん積もる地域では、雪の重みで枝が折れてしまうことがあります。縄を結び、枝を支えてあげましょう。

鉢植えの場合は、北風や霜、雪などを避けられる場所へ鉢を移動させます。日当たりの良い場所や、軒下など、適したところへ鉢を動かしましょう。

 

寒肥

アジサイの株を充実させるために行いたいのが、寒肥です。寒肥とは、文字通り寒い時期に与える肥料のことです。木が落葉している間に施肥することで、土壌の改善と翌シーズンの開花へ向けてのエネルギーを与えられます。アジサイの寒肥は3月頃までに終わらせましょう。

寒肥のポイントは、一度にたくさんの肥料を与えすぎないことです。適量を施し、肥料焼けを防ぎましょう。有機肥料100%バラ専用肥料とマグァンプK大粒を混ぜ込むとよいでしょう。

 

水やり

落葉している冬の間は、生育期ほどの水やりは必要ありません。ただし、まったく水を与えないと、株が枯れてしまうこともあります。鉢植えの場合はとくに水切れに注意しましょう。

土の表面が乾いたら、2~3日おいて水やりするのが目安です。地面の凍結を避けるため、暖かい午前中のうちに水やりを済ませましょう。

 

苗の冬越し

アジサイの植えつけ時期が遅く、苗が小さい場合は、寒冷地以外でも防寒対策をするのがおすすめです。日当たりが良く、強い風の当たらない場所で管理しましょう。

アジサイを増やしてみよう

アジサイは挿し木で増やすことができます。もっとアジサイの花を楽しみたいときは、ぜひ挿し木にチャレンジしてみましょう。最後に、アジサイの増やし方についてご紹介します。

 

挿し木の準備

挿し木をするときは、よく切れる清潔な刃物や、挿し木用の土、鉢などの入れ物、水の入った容器を準備しておきます。挿し木用の土は、肥料の混ざっていないものが適しています。小粒の赤玉土や鹿沼土などでも良いですが、市販の挿し木専用土を購入するのもおすすめです。

 

適期

アジサイの挿し木の適期は3月~4月、もしくは6月頃です。3月~4月の春に挿し木する場合、挿し穂は前年に伸びた枝を使います。6月に挿し木をするときは、今年伸びた新しい枝を使いましょう。剪定でカットした枝を使うと効率的です。

 

挿し木の方法

まずは、挿し穂をつくります。元気の良い枝を選び、先端から10cm~15cmほどの部分をカットしましょう。切り口は斜めにして、下のほうについている葉を取り除きます。葉がたくさんついていると、余計に蒸散(水が蒸発)してしまうためです。上のほうについている葉は2~3枚残しますが、半分ほどの大きさにカットします。

挿し穂ができたら、切り口を水につけて吸水させます。1時間以上は放置して、十分に水を吸わせましょう。この間に、挿し木用土を入れた鉢や育苗ポットを用意します。割りばしなどで小さな穴を掘っておきましょう。

水揚げが終わったら挿し穂を取り出します。挿し木用土に開けた穴へ先端を挿し、ぐらつかないように土を優しくかぶせましょう。水をたくさんあげたら、明るい日陰へ置いておきます。水切れしないように注意して管理すれば、1カ月ほどで根が出てくるはずです。

 

挿し木後の鉢上げ

挿し木から1カ月ほどで、肥料の含まれた土に鉢上げできます。アジサイの栽培に適した土をつくり、植えつけてあげましょう。鉢上げ後は、普通の方法でお手入れしていけます。挿し木で増やしたアジサイは、開花まで数年かかることがあるため、気長に育てていきましょう。

おわりに

今回は、アジサイの育て方のコツや増やし方など、さまざまな情報をご紹介しました。難しいイメージを持たれがちなアジサイ栽培ですが、土づくりや水やり、肥料の与え方などのコツを守れば、初めての方でも美しい花を咲かせることができますよ。ガーデニング初心者の場合は、鉢植えからスタートして、慣れてきたらお庭や花壇に地植えするのがおすすめです。ぜひアジサイの栽培にチャレンジしてみてくださいね。

☘79:アジサイの育て方|土の性質によって花の色が変わるの?水やりや肥料の与え方などもご紹介

植物の疑問をQ&A形式で回答していく「PlantiaQ&A」(プランティア)

植物に関する良くある疑問にお答えしていきます。

🌸07:アジサイの育て方(花後の管理と植え替え)

🌸間室みどりさんの植物のお手入れ術!

TV、雑誌で活躍されている間室みどりさん(ガーデンセンターさにべる)に動画で分かりやすく植物の育て方、長く楽しむお手入れ術をご紹介頂いています。

🌼016:紫の紫陽花を使ってシックでお洒落な寄せ植え

🌼富田英明さんの簡単‼︎寄せ植え講座

よせうえ師の富田英明さんが初心者 にもやさしい寄せ植え方法 をご紹介!

動画でわかりやすく!HYPONeX Smile

『あじさいをコンパクトに楽しむ』

HYPONeXのYouTubeチャンネルは植物の楽しみ方が充実しています。
是非、ご覧ください。 
https://www.youtube.com/user/HYPONeXJAPAN

公開: 2019年5月29日 

更新:2021年6月17日

この記事で紹介された植物について

アジサイ

学名:Hydrangea  /科名:アジサイ科 /別名: /原産地:日本、北アメリカ /分類:落葉低木 /耐寒性:中/耐暑性:やや弱

梅雨時期の庭を明るく彩るアジサイ。

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