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真っ白い花が優美なカサブランカ。育て方のポイントと注意点

真っ白い花が優美なカサブランカ。育て方のポイントと注意点

芳しい香りと気高い花姿が人気のカサブランカ。うつむき加減に咲く様子はどこか儚い美しさもたたえています。日本ではユリの名前でも親しまれているのは、ユリ科がオリエンタル系とよばれるのは東洋原産のユリをお手本としていたためです。

東洋の植物なので日本の気候との相性がよく、園芸植物にはもちろん、切り花としても広く流通しています。今回は、そんなカサブランカの特長や育て方のポイント、注意点などをご紹介します。

カサブランカの特長

カサブランカの特長

カサブランカは、オランダを原産とするユリ科の耐寒性球根植物です。生長すると草丈は1m~2mほどになり、白の大輪の花を咲かせます。オレンジ色の大きな花粉があり、強い香りが特徴です。花言葉が「祝福」という意味があり、結婚式はブーケ等にして、プレゼントされる人も多いです。

 

なお、カサブランカに含まれる成分は、猫にとって中毒を引き起こす危険性があります。猫を飼っている方は、猫が近づかないよう十分な注意が必要です。

カサブランカの育て方のポイント・育て方の注意点

カサブランカの育て方のポイント・育て方の注意点
  • 球根の選び方

美しい大隣のカサブランカを咲かせるために、球根選びは大切なはじめのステップです。良い球根選びができることで、優美なカサブランカをより長く楽しむことができます。
ユリ科の球根は乾燥に弱い特徴を持ちます。品質を低下させないためにも購入後はできるだけ早く植え付けましょう。すぐに植えられない場合は、おかくずなどと一緒にビニール袋に入れ保存してください。

 

  • 店頭購入の場合

球根が大きく、見た目のわりに重いものを選びましょう。球根の大きさは、花の大きさや数に比例します。
また、ユリ科には「鱗片」という複数の小さな葉のようなものがあり、これは植物の芽や球根を保護するために存在します。この鱗片についても見るべきポイントがいくつかあります。傷や斑点、しおれた部分がないもの、鱗片に隙間のない身の締まっているものを選ぶのが理想です。球根に下根がついていても結構ですが、芽はひとつのものが良いでしょう。

 

  • 通信販売の場合

通販では、店頭には並んでいない品種の球根が購入できます。現物を見て購入することができない通販ではありますが、今はレビューなどをみてお店の評価を確認することができるため参考にしてみてください。

 

  • 球根の植えつけについて

カサブランカは、球根から育てるのが一般的です。植えつけの適期は10月から11月にかけて。7号から10号の底の深い鉢を用意しましょう。この大きさの鉢に2株程度植えつけます。鉢底に軽石を敷き、1/3程度まで用土を入れたら球根を置きます。上からさらに用土を被せ、水やりをしたら植えつけ完了です。
なお、カサブランカの球根は乾燥に弱い性質をしていますので、球根を購入したらできるだけその日のうちに植えつけてください。

 

  • 用土について

カサブランカは多湿に弱いため、水はけと通気性の良い土が適しています。「ハイポネックス培養土 鉢・プランター用」がおすすめです。元肥としてマグァンプKが配合されていますので、そのまま使うことができます。

 

  • 肥料について

生育期に当たる春から夏にかけて、1週間に1度を目安に液体肥料「ハイポネックス原液」を与えましょう。球根植物であるカサブランカは、球根の上に生えている根から養分を吸収します。ですから、肥料は根元の近くに与えるのがポイントです。

 

  • 水やりについて

カサブランカは多湿を嫌いますので、水やりは土の表面が乾いてから。水を与えるときは、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
ただし、夏場は暑さによって水の蒸発が激しくなります。乾燥しすぎもよくありませんので、土の様子を見ながら必要であれば午前中と夕方の涼しい時間帯に2回水やりを行ってください。日中の暑い時間帯に水をやると、根を傷める原因になりますので注意しましよう。

 

  • 栽培場所について

カサブランカは、半日陰の場所で栽培しましょう。直射日光や強い西日が当たると傷みやすくなります。

 

  • 球根の掘り起こしについて

カサブランカは、9月から11月前後になると葉が黄色くなり枯れます。そのような状態になったら、球根の掘り起こし作業を行いましょう。茎を持って手で軽くひねるようにしながら球根を引き抜き、古い根や細い根は取り除きます。掘り起こした球根は、綺麗に水洗いし、殺菌剤につけておきます。その後、風通しの良い場所で乾燥させてください。

 

  • 病害虫被害について

カサブランカが被害に遭いやすいのは、アブラムシです。また、球根腐敗病や青カビ病・葉枯病などにも注意が必要です。特にウイルス性の病気である葉枯病は、湿度の高い時期にかかりやすい厄介な病気です。多湿状態にならないように気をつけるほか、防除に適した薬剤の散布をしてください。

【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘142:【Q&A】カサブランカの育て方|きれいな花を咲かせる球根の選び方は?水やりや肥料など日々の管理もご紹介

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