
2019.09.05 UP
手鞠のような姿がかわいらしい!
ランタナを育てて花色の変化を楽しもう
ランタナは小さな花が集まって手鞠のように丸く咲く、かわいらしい植物です。暑さに強く育てやすいため、ガーデニングをはじめたばかりの方にもおすすめです。今回は、ランタナの特徴や育て方などをご紹介します。
七変化とも呼ばれるランタナは、カラフルな花が特徴!
ランタナは別名「七変化」と呼ばれる常緑低木です。アジサイのように小さな花が集まって咲きますが、名前のとおり花色がどんどん変化していくのが特徴です。ピンクや黄、赤、オレンジ、白、複色など、鮮やかでカラフルな花が咲くようすは、見る人の心を明るくしてくれます。
ランタナの原産地は?
ランタナの原産地は?ランタナの原産地は熱帯アメリカやブラジル、ウルグアイなどの熱帯地方です。日本には江戸時代の末期に入ってきたといわれています。生長のスピードが大変はやく、すぐに野生化するため、現在はさまざまな地域で自生しています。
耐暑性が強いランタナ
ランタナは5月~10月の暖かい時期に花を咲かせます。熱帯地方原産のため耐暑性が強く、真夏でも元気に育ちます。大きさは30cm程度のものから100cmほどになるものまでさまざまです。手入れ、剪定を行えばコンパクトに育てられます。
本来は常緑の植物ですが、日本の冬の寒さには耐えられず落葉してしまいます。ただ、気温が3℃以上であれば冬越しは可能です。
真夏の日差しの下で咲くランタナの育て方

土づくり
ランタナを育てるときは、水はけのよい土をつくってあげましょう市販の園芸用土の場合は、元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』を混ぜ込んでおきましょう。より手軽に栽培をはじめたい方には、元肥マグァンプKが配合されている『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』がおすすめです。
種まき
ランタナは20℃を超えると発芽します。地域によりますが、種まきの適期は3月から7月です。花壇やプランターなどにそのまま種まきすることも可能ですが、強い風雨にさらされると種が流れてしまうこともあります。心配な場合は育苗ポットやセルトレーなどを使いましょう。
植えつけ
ランタナの植えつけ時期は4月から10月にかけて行います。育苗ポットやセルトレーなどで種から育てる場合、根詰まりを起こす前に広い場所へ植えつけしましょう。ランタナは根の生長速度もはやいため、鉢植えにする場合は、大きめの鉢に1株ずつ植えるのがおすすめです。地植えの場合、複数の株を植えるときは株間を十分にとりましょう。
日当たり
ランタナは日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でも育てることができます。日当たりが悪いと花の数が少なくなってしまうため、ずっと日陰になる場所は避けましょう。
水やり
ランタナは水をたくさん必要とします。鉢植えの場合、土の表面が乾いていたら水をたっぷりと与えましょう。乾燥しやすい夏は、朝夕の2回水やりします。
地植えの場合は、自然に降る雨だけで育つため、基本的に水やりは必要ありません。長期間雨が降らないときに水を与えましょう。
肥料
ランタナは次々と花を咲かせます。花つきをよくするため、春から秋にかけて緩効性肥料を使い、定期的に置肥をしましょう。開花時期を迎えて花の数が多くなったら、週に1回は水でうすめて使う液体肥料「ハイポネックス原液」も与えるのがおすすめです。ただ、地植えの場合は肥料を与えすぎると株が大きくなりすぎることがあります。春と秋に3~4月肥料効果が持続するコーティング肥料『ネクスコートいろいろな植物用』を施しましょう。

ランタナは枝や根がすぐに伸びてしまうため、こまめなお手入れをするのが大切です。ここでは、ランタナの管理方法についてご紹介します。
花がら摘み
ランタナは開花期間中に何度も花を咲かせます。咲き終わった花がらは積極的に摘み取っていきましょう。そのままにしておくと種をつくりはじめるため、花を次々と咲かせるための栄養が足りなくなります。
剪定
ランタナは夏の間に大きく生長していきます。そのままにしていると枝が伸び放題になってしまうため、剪定を行いましょう。剪定は、春から秋にかけていつでも行えます。生育旺盛なランタナなら、剪定してもすぐに新しい芽が出るためです。ただ、秋にも花を楽しみたい場合は9月の中旬以降に剪定しないように気をつけましょう。剪定する際は、枝を半分程度切ってしまってもかまいません。一度にたくさんの枝を切るのではなく、回数を分けて少しずつ剪定するのがおすすめです。一気に剪定を進めてしまうと、再び花がつくまでに時間がかかってしまいます。
植え替え
ランタナを鉢植えで育てるときは、根詰まりを防ぐため、定期的に植え替えしましょう。可能であれば毎年1回の頻度で植え替えを行うのがおすすめです。新しい鉢は一回り大きなものを用意しましょう。その際には肥料効果が約2年間持続する元肥『マグァンプK大粒』を混ぜ込んでおきましょう。
冬越し
ランタナは耐寒性が弱い植物です。暖地であればそのまま屋外で冬越しさせられますが、寒冷地では注意が必要です。霜がつくと枯れてしまうことがあるため、保温には気を配りましょう。地植えであればビニールでマルチングするか、わらを地面に敷き詰めます。鉢植えの場合は、霜の降りない場所へ移動させましょう。気温変化が少なくエアコンの風が当たりにくい、玄関のような場所がおすすめです。地植えの場合、根を掘り上げて鉢へ移し、暖かい場所へ移すこともできます。気温が下がりすぎると植え替えには適さないため、10月までには鉢へ移しましょう。ランタナは気温が下がると生長も止まります。夏場より水やりの回数は少なくし、土は乾燥ぎみにしておきましょう。生育旺盛な時期と同じように水やりしていると過湿になり、根ぐされ、根にダメージを与えてしまいます。また、ランタナを冬越しさせるときは、思い切って株元の部分まで切り戻しするのがおすすめです。種を採取しない場合は、開花時期が終わるタイミングで切り戻ししてもかまいません。ランタナの生育スピードであれば、大胆に切り戻ししても翌年には同じくらいの大きさに育つでしょう。
おわりに
晴ればれとした日差しの下が似合うランタナは、初心者におすすめの育てやすい植物です。大切に育てると冬越しして、何年も花を咲かせます。ご自宅でランタナを栽培し、花の色の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事に関連する商品について
マグァンプK大粒
初めての園芸に使える心強い味方!
植えつけ・植え替え時に元肥として土に混ぜ込むだけ!
- いろいろな植物の植えつけ、植え替え時に土に混ぜ込むだけで、ゆっくり長く(約2年間)効き続け、植物の生育を良くします。
- リンサン効果で丈夫な根をつくり、花・実つきを良くします。
- 花木や果樹、バラや宿根草、山野草などの比較的植え替えの少ない植物に適しています。
ハイポネックス培養土 鉢・プランター用
元肥マグァンプKを配合!鉢やプランターにそのまま使える培養土
- プランター植え植物に最適な培養土です。
- 元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されていますのでそのまま使える培養土です。
- 植物の生育に適したpHに調整済です。
- 適度な重量感があり、背の高い植物も植えつけられます。
- 適度な排水性、通気性、保水性があり、保肥性にも優れています。
- 厳選された原料を使用し、清潔で、ベランダや室内、玄関先でも安心してお使いいただけます。
ハイポネックス原液
初めての園芸に使える心強い味方!
水でうすめて使うだけ
- 植物の健全な生育に必要な15種類の栄養素をバランス良く配合しています。
- チッソ、カルシウム、微量要素を強化し、花や野菜などいろいろな植物の花や実つき、花色・葉色を良くします。
ネクスコート いろいろな植物用
1シーズン(3~4ヵ月)に1回、土にばらまくだけの新製品!