マーガレットの育て方|夏越しと切り戻しで長く咲かせる管理のコツ
細長い形をした真っ白な花びらと中央の黄色い花柱のコントラストが美しいマーガレット。子どもの頃、花占いをした記憶がある方も多いのではないでしょうか。
マーガレットは、晩秋から春まで長期間花を楽しめる、ガーデニングにぴったりな植物です。
今回は、そんなマーガレットの特長や育て方のポイント・育て方の注意点などをご紹介します。
- 目次
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- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- マーガレットの育て方|特長と開花時期
- マーガレットの基本情報
- 開花時期と季節ごとの楽しみ方
- マーガレットの育て方|基本の栽培方法
- マーガレットの好む栽培環境
- 土づくり
- 種まきと育苗のポイント
- 苗の選び方と購入後の管理
- 植えつけ
- 水やり
- 肥料
- 植えかえ
- マーガレットの育て方|長く咲かせる管理のコツ
- 花がら摘み
- 切り戻し
- 夏越し
- 冬越し
- マーガレットの育て方|増やし方
- 種の採取と種まき
- 挿し木
- マーガレットの育て方|よくあるトラブルと対策
- アブラムシ
- 枯れる原因と対処法
- マーガレットの育て方|よくある質問(Q&A)
- マーガレットが夏に枯れる原因は?
- 冬は室内に入れるべき?
- 花が咲かないのはなぜ?
- おわりに
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘98:マーガレットの育て方|夏越え冬越えの注意点は?苗の選び方や水やりや肥料など日々の管理もご紹介
マーガレットの育て方|特長と開花時期
マーガレットの基本情報
マーガレットはカナリア諸島を原産とするキク科の多年草(半低木)です。温暖な環境では株元が木質化し、年数を重ねるごとに大きく育ちます。
花の咲き方は一重咲きや八重咲き、ポンポン咲き、丁子咲きなどさまざまで、草丈も50cm前後~1mほどになるものまであります。
花色は白が代表的ですが、ピンクや黄色、オレンジなどもあり、庭やベランダを明るく彩ってくれます。
開花時期と季節ごとの楽しみ方
マーガレットの開花時期は主に11月〜5月頃です。地域や気候によって多少前後しますが、長期間花を楽しめるのが魅力です。
寒さにはやや弱いため、霜が降りる地域では防寒対策を行うと安心です。
マーガレットの育て方|基本の栽培方法
マーガレットの好む栽培環境
マーガレットは日当たりと風通しのよい環境を好みます。特に日照不足になると花つきが悪くなるため、しっかりと日が当たる場所で育てましょう。
一方で高温多湿は苦手なため、夏場は風通しのよい半日陰で管理することが大切です。
土づくり
マーガレットは水はけと通気性のよい土を好みます。赤玉土・腐葉土・ピートモスなどをバランスよく配合した土がおすすめです。
地植えの場合は、植えつけ前に苦土石灰で酸度を調整し、腐葉土を混ぜて土をふかふかにしておきましょう。
鉢植えで育てる場合は、市販の培養土を使うと手軽に始められます。『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用であれば、元肥としてマグァンプKが配合されているため、購入後そのまま使えます。初めて育てる方や準備の手間を減らしたい方におすすめです。
また、マーガレットは夏の暑さや冬の寒さにやや弱いため、温度管理がポイントになります。特に、冬に霜が降りる地域では、移動できる鉢やプランターで栽培すると管理がしやすく安心です。
種まきと育苗のポイント
種まきは気温が安定する9月頃が適期です。種が細かいため、土の表面にばらまきし、覆土はせず軽く押さえる程度にします。
水やりは霧吹きなどで優しく行い、乾燥させないように管理しましょう。
苗の選び方と購入後の管理
苗は茎がしっかりしていて葉色が濃いものを選びます。病害虫がついていないかも確認しましょう。
マーガレットは苗を購入して育てるのが一般的です。種から育てると開花までに時間がかかるため、手軽に始めたい場合は苗から育てるのがおすすめです。
購入後は根詰まり防止のため、早めに一回り大きな鉢へ植えかえます。環境の変化には徐々に慣らすことが大切です。
植えつけ
植えつけは春(3月〜6月)または秋(9月〜10月)が適期です。
鉢植えではウォータースペースを確保し、鉢底石を敷いて排水性を高めます。地植えの場合はやや高植えにすると根腐れ防止になります。
ポットから取り出す際は、根鉢を崩さないようにしましょう。根を傷めると植えかえ後に弱ってしまうためです。
ただし、根が回りすぎている場合は、軽くほぐしてから植えかえると新しい土になじみやすくなります。
水やり
マーガレットはやや乾燥気味の環境を好み、過湿になると根腐れを起こしやすいため、水の与えすぎには注意が必要です。水やりは、土の表面がしっかり乾いてからたっぷりと与えるのが基本です。
水を与える際は、花や葉に直接かけるのではなく、株元に向けて静かに注ぎましょう。花に水がかかると傷みやすく、株全体の蒸れにつながることがあります。
春と秋は生育が活発なため、土が乾いたタイミングでしっかりと水を与えます。夏は高温多湿で株が弱りやすいため、水やりは控えめにし、涼しい時間帯に行いましょう。冬は生育がゆるやかになり土も乾きにくくなるため、水やりの回数を減らし、乾燥気味に管理します。
肥料
マーガレットは長期間花を咲かせるため、適切に肥料を与えることが大切です。ただし、肥料が多すぎると株が弱ったり、花つきが悪くなったりすることがあるため、与えすぎには注意しましょう。
植えつけ時には、緩効性肥料『マグァンプK中粒』を元肥として土に混ぜ込んでおくと、その後の生育が安定します。
春と秋の生育期には、株の様子を見ながら液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回程度与えると、花つきが良くなります。
一方で、夏は高温の影響で生育が弱まるため肥料は控えます。
冬も生育がゆるやかになるため基本的には少なめに管理しましょう。開花中で株の状態が良い場合のみ、様子を見ながら控えめに与える程度で十分です。
植えかえ
植えかえは春または秋の気温が安定する頃に行います。
鉢植えの場合は1年に1回が目安です。根詰まりしている場合は軽くほぐし、傷んだ根を取り除いてから新しい土に植えかえましょう。
地植えの場合は基本的に不要です。ただし、株が大きくなりすぎた場合や生育が悪くなってきた場合は、掘り上げて植え直すことで株を更新できます。
マーガレットの育て方|長く咲かせる管理のコツ
マーガレットは適切なお手入れを行うことで、より長く花を楽しむことができます。特に、花がら摘みや切り戻し、そして夏や冬の管理が、株の状態を保つうえで重要なポイントになります。
ここでは、マーガレットを元気に育てながら、花を長く咲かせるための管理のコツをご紹介します。
花がら摘み
マーガレットは一株にたくさんの花を咲かせます。咲き終わった花をそのままにしておくと種をつくり始め、次の開花へのエネルギーが取られてしまいます。こまめに花がら摘みをして、できるだけ長く開花させましょう。
開花が終わったものは、花茎ごと摘み取ります。花茎の根元から長めにカットしてかまいません。
切り戻し
切り戻しは春の花後と秋に行います。株の半分ほどを目安に切り詰めることで、脇芽が増え花数が多くなります。
風通しをよくする効果もあり、夏越し対策としても重要な作業です。
夏越し
マーガレットは高温多湿が苦手です。夏は半日陰で風通しのよい場所に置きましょう。
直射日光や西日を避け、雨に当てないようにすることで蒸れを防ぐことができます。
冬越し
冬場、霜に当たると傷んでしまうため、暖かい室内で管理しましょう。霜が降りない暖かい地域では、軒下や風の当たらない場所で管理します。
寒冷地では簡単な防寒対策を行うと安心です。
マーガレットの育て方|増やし方
マーガレットを増やす方法には、種を採取して育てる方法と、挿し木による方法があります。なかでも挿し木は手軽で成功しやすく、初心者の方にもおすすめです。
それぞれの方法に特長があるため、育てやすさや目的に合わせて取り入れてみましょう。
ここでは、種の採取と種まき、そして挿し木の方法についてご紹介します。
種の採取と種まき
花が終わったあとにできる種を採取し、乾燥させて保存します。種は細かく飛びやすいため、しっかり熟したものを選んで採取するのがポイントです。
種まきの適期は9月頃です。気温が安定している時期に行うと発芽しやすくなります。種はとても小さいため、土の表面にばらまき、覆土はせず軽く押さえる程度にします。
水やりは霧吹きなどでやさしく行い、土を乾かさないように管理しましょう。
挿し木
挿し木の適期は5月~6月、9月~10月です。切り戻しのついでに行うと効率よく株を増やすことができます。
先端から10cm程度元気な枝を切り、下の葉を2枚~3枚残して他は取り除きます。
その後、挿し穂を水にしばらく浸けて吸水させてから、清潔な土に挿します。植えつけ後はたっぷりと水を与え、直射日光を避けた明るい日陰で管理しましょう。
順調にいけば1ヵ月ほどで発根します。植えつけ適期が来たら、庭や鉢へ植えかえてあげましょう。
マーガレットの育て方|よくあるトラブルと対策
マーガレットは比較的育てやすい植物ですが、環境や管理方法によっては生育がうまくいかないことがあります。
ここでは、マーガレットに起こりやすい代表的なトラブルと、その原因・対策について分かりやすく解説します。
アブラムシ
マーガレットにはアブラムシが発生することがあります。特に気温と湿度が高くなる春から初夏にかけては発生しやすいため、日頃から風通しのよい環境で管理することが大切です。
アブラムシは新芽やつぼみに集まりやすく、放置すると花が正常に咲かなくなったり、株が弱る原因になります。見つけたら早めに取り除き、被害が広がる前に対処しましょう。
予防としては、あらかじめ薬剤を使用しておくのも効果的です。肥料やりとアブラムシ対策が同時にできる『ハイポネックス原液 殺虫剤入り』が便利です。
枯れる原因と対処法
マーガレットが枯れてしまう原因はいくつか考えられます。多くの場合、環境や管理方法が合っていないことが原因となっているため、症状に合わせて見直すことが大切です。
代表的な原因としては、夏の高温多湿による蒸れや根腐れ、水のやりすぎ、または日照不足などが挙げられます。
特に、梅雨から夏にかけては株が弱りやすく、風通しの悪い環境では傷みが進みやすくなります。
対処法としては、まず置き場所を見直し、風通しと日当たりのバランスが取れた環境に移動させることが重要です。
また、水やりの頻度を見直し、土がしっかり乾いてから与えるようにしましょう。傷んだ葉や花は早めに取り除くことで、株への負担を減らすことができます。
マーガレットの育て方|よくある質問(Q&A)
マーガレットが夏に枯れる原因は?
高温多湿による蒸れや根腐れが主な原因です。
特に、日本の夏は気温と湿度が高くなるため、風通しの悪い場所では株が弱りやすくなります。
対策としては、直射日光を避けた風通しのよい半日陰に移動し、水やりを控えめに管理することが大切です。
冬は室内に入れるべき?
霜が降りる地域では、マーガレットは寒さで傷んでしまうことがあるため、室内や軒下など凍結を避けられる場所で管理するのがおすすめです。
ただし、暖房の風が直接当たる場所は乾燥してしまうため避けましょう。暖地では屋外でも冬越しできる場合があります。
花が咲かないのはなぜ?
花が咲かない原因としては、日照不足、肥料不足、または切り戻し不足が考えられます。マーガレットは日当たりのよい環境を好むため、光が不足すると花つきが悪くなります。
また、肥料のバランスが悪かったり、古い枝をそのままにしていると新しい花芽がつきにくくなります。定期的な切り戻しと適切な管理がポイントです。
おわりに
マーガレットは育てやすいため、ガーデニング初心者にもおすすめの植物です。
ボリュームがあり、一株植えるだけでも見栄えが良くなります。夏と冬の管理には気をつけて、たくさんの花を咲かせましょう。
公開:2021年1月15日
更新:2026年4月29日
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