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KEIKOさんの 鎌倉・谷戸から花便り
~木陰の多い庭で、秋、長く楽しめる花は~

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鎌倉は南が海、三方が低山に囲まれた土地で、その山々には「谷戸」と呼ばれる谷が入り込んでいます。

それぞれの谷戸はお寺の境内だったり、いまは奥まで住宅地だったりと人の生活が営まれていますが、同時に豊かな自然を身近に感じることができます。
 そんな環境に惹かれて東京都内から引っ越した私の「小さな谷戸の庭」と、誰でも訪れて楽しむことができる場所の花便り、そして少しだけお気に入りグルメなどの鎌倉情報をお伝えしようと思います。とはいえ鎌倉花便りは数多の情報がすでにありますから、まず今回は誰もが知る有名どころの花ではない、密かな季節の楽しみからご紹介することにいたしましょう。

リコリス・アルビフローラ  ヒガンバナ科%e3%83%aa%e3%82%b3%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%93%e3%83%95%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%a91
秋のお彼岸のころに咲き、花見の名所で群生も見られる曼珠沙華の仲間です。庭には友達から分けてもらった白花の球根を植えました。朝夕の涼しさを感じる頃になると、花茎だけを伸ばして開花。まだ緑濃い谷戸の庭を控えめながら華やかに彩ってくれます。

 

ダリア‘朝風’ キク科%e3%83%80%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%82%b5%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3
 初夏に咲いて真夏は休んでいたダリアが秋の庭でも存在感を見せてくれます。球根を植えて、花後のお礼肥で肥培すれば複数年楽しめるので、品種は慎重に選びたいものです。

 

シクラメン・ヘデリフォリウム サクラソウ科s
秋咲きの原種シクラメン。夏は休眠し、涼しくなると花茎が伸びて花だけが先に咲きます。うちでは木陰で雨の当たる外置きだからか一番花の開花は早め。秋が深まるとヘデラのような葉が展開して、それもまた綺麗です。

 

 

谷戸にある庭の花

夏の終わりから秋の初めはまだまだ暑さもおさまらない時期ですから、山の借景や緑蔭の中で目にもさわやかな草姿・花色の種類を選び、同時に水やりと花がら摘み程度のノーメンテで過ごしていました。温暖で多湿な谷戸の庭では既存の樹木、自生の植物を生かして、以前の東京の庭よりは和風な雰囲気になりました。しかし新しい園芸品種への興味もつきないので、機会があるとついつい導入してしまいます。スタイルは統一感のない植物大好き人の庭です。

シュウカイドウ(秋海棠 別名・瓔珞草)シュウカイドウ科shu半日蔭で多湿な環境でよくふえて、鎌倉ではあちらこちらに自生しています。もともと生えていた谷戸の庭では、芽が出たらほかの雑草と一緒に抜いて一部を残せばちょうどよいくらい。蕾のピンクが見えてくると夏が終わり、秋には別名の由来である瓔珞(仏像の首飾りや胸飾り)を思わせる形に咲き進んで庭の主役にもなります。

 

ムクゲ‘宗旦’ アオイ科

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夏から秋に次々と咲く花期の長い花木。白い花弁に底紅の品種は茶人宗旦が好んだと伝わる花で、茶花にもよく使われます。たくさん花がつくようになったこの木は、七年前にご近所から実生苗でいただいたもの。

 

ルリマツリ(別名 プルンバゴ) イソマツ科

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淡いブルーや濃い青。夏から秋の庭を毎年ブルーで涼やかに彩ってくれる半つる性の低木で、切り戻して冬越しさせれば何年も楽しめます。鎌倉では蔦のようにルリマツリを絡ませてブルーの花で覆われた家があるほど。半耐寒性ですが冬越しは難しくありません。寄せ植えには白花も重宝します。

 

ペンタス アカネ科

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夏から咲いて寒くなるまで繰り返し咲き続けるので、コンテナの寄せ植えで活躍します。丈夫で育てやすいけれど、冬越しはさせずに、毎年苗から植えています。

 

白花カワラナデシコ ナデシコ科%e3%82%ab%e3%83%af%e3%83%a9%e3%83%8a%e3%83%87%e3%82%b7%e3%82%b3
ピンクの花色が一般的ですが、白花の苗を見つけると優先して選びます。白はコンテナの寄せ植えでも狭い庭の地植えでもどんな相手にも合わせやすいので。できるだけ日当たりがよくてじめじめしない環境に置くことを心がけています。

 

ハナタバコ(ニコチアナ) ナス科
%e3%83%8b%e3%82%b3%e3%83%81%e3%82%a2%e3%83%8a2初夏咲きのイメージが強い花ですが、遅い時期に苗を植えると夏から秋にかけて花を楽しむことができます。

 

ペチュニア ナス科
%e3%83%8f%e3%83%8a%e3%82%bf%e3%83%90%e3%82%b3花期が長く、晩秋まで楽しませてくれる夏の花の定番。八重や多彩な花色など園芸品種がふえて気持ちが揺らぎますが、やはり使いやすい白の中輪は欠かせません。

 

 

門の外側にコンテナを置いて

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もともと小さいうえに夏は濃い木陰が多くなる庭で陽当たりのよいコンテナ置き場を探して、苦肉の策で見つけたのは南向きの門の外側でした。道行くひとの目に入ることも意識しつつ、ここでもできるだけメンテナンスがラクな組み合わせで植えこみます。
コリウスやシルバー葉などカラーリーフ、花期の長いペンタス、ペチュニア、インパチエンスを寄せ植え&寄せ鉢に。伸び過ぎたら切り戻して液肥を与えれば、南天の実が赤くなる秋の盛りを越えて初冬まで長く楽しめます。

 

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そろそろ裏山のヒヨドリバナに渡りの蝶アサギマダラを見かける頃。庭にフジバカマを植えて呼び寄せたいなあと思いつつ実現できていないので、この秋も山道で出会うことになりそうです。今後も、鎌倉・谷戸から花便り、季節の折々にお伝えしていきます。

KEIKOさん 

北鎌倉に越す以前、東京時代の仕事は雑誌編集者。マンションのベランダと戸建ての庭でのガーデニング経験あり。昔はタネから育てたり、品種コレクションを頑張ったこともあるけれど、いまは気楽に自然体の庭づくりを楽しんでいる。鎌倉や旅先では寺社の庭や公園・緑地の季節の花を見たり撮影したりする散歩好き。

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