【家庭菜園】【ラディッシュの育て方】短期間で収穫できる!ラディッシュの家庭菜園のポイント
暑さがひと段落して涼しい風が吹くようになったら、挑戦したいのが家庭菜園!
ただ、「植えつけから収穫まで時間がかかったり、手間がかかったりするものはちょっと・・・」という方は多いかもしれません。
そんな方におすすめしたいのが、短期間で収穫できて管理も簡単なラディッシュです。
今回は、ラディッシュの育て方のポイントや注意点、収穫のコツ、よくあるトラブルの対処方法などをご紹介します。
- 目次
-
- ラディッシュの特長
- 動画でわかりやすく‼︎ 植物の育て方を紹介する【PlantiaQ&A】
- 栽培期間の短いラディッシュ
- 【ラディッシュの育て方】栽培の準備や種まき、育苗
- ラディッシュの栽培時期
- ラディッシュの栽培環境について
- 種まき(播種)について
- 用土について
- 動画でわかりやすく! ハイポネックス製品を紹介!
- 防虫ネットについて
- 発芽後の管理について
- 【ラディッシュの育て方】収穫までのお手入れ方法
- 水やりについて
- 追肥について
- 病害虫対策について
- 【ラディッシュの育て方】収穫時期や方法
- ラディッシュの収穫時期
- ラディッシュの収穫方法
- 【ラディッシュの育て方】よくあるトラブルや解決方法
- ラディッシュが発芽しない
- ラディッシュが裂根してしまった
- ラディッシュがあまり大きくならなかった
- おわりに
ラディッシュの特長
ラディッシュは、ヨーロッパを原産とするアブラナ科ダイコン属の野菜です。土の中で育った根を収穫し、生のままサラダにしたり、ピクルスにしたりして食べるのが一般的です。
ラディッシュの根はとても小さく、省スペースで育てられることが魅力のひとつです。
ペットボトルや牛乳パックなどに穴をあけてつくった簡易的なプランターで栽培することもできます。お子様と一緒に家庭菜園を楽しみたいときにもぴったりです。
また、丸い赤色の根を食べる品種が有名ですが、根の形は品種によってさまざまです。
たとえば、円筒形や円錐形の根を食べられる品種があります。色も白色や紫色などがあるため、お好きなものを探して育ててみましょう。
動画でわかりやすく‼︎ 植物の育て方を紹介する【PlantiaQ&A】
栽培期間の短いラディッシュ
ラディッシュは、日本では二十日大根(ハツカダイコン)とも呼ばれています。
その名の通り、植えつけから20日前後という短い期間で収穫できることが特徴です。
ただし、季節によって生育期間が異なる点に留意しましょう。夏場は20~30日で収穫できますが、気温の低い秋~冬にかけては40日前後で収穫できることが一般的です。
少しずつ時期をずらして種まきすれば、次々と収穫することもできるでしょう。
【ラディッシュの育て方】栽培の準備や種まき、育苗
ラディッシュ栽培は手軽に始めることができます。ぜひご自宅で育ててみましょう。
ラディッシュの栽培時期
基本的には3月下旬から月下旬、または9月上旬から10月下旬が種まき(播種)の適期です。
ラディッシュ栽培に適した温度は18℃から30℃前後ですので、環境によっては年間を通していつでも栽培できます。
ラディッシュの栽培環境について
ラディッシュは日当たりと風通しの良いところで育てましょう。ただし、室外機の風がずっと当たるようなところは避けることがポイントです。
また、ラディッシュは屋外はもちろん、室内で育てることもできます。なるべく日当たりの良い窓際などを選んでプランターを置きましょう。
屋外よりも湿気がこもりやすくなるため、換気を行って風通しの良い状態を保つことも重要です。
種まき(播種)について
ラディッシュ栽培は種まきからでも気軽に始められます。
長さ20〜40cm程度、深さ15〜20cm程度のプランターなら、20株以上の収穫が見込めます。
種と種の間隔は1cm程度に。種まき(播種)後は乾かないようにたっぷりと水やりを行いましょう。なお、一度に種まきをせずに1週間ほど時期をずらしながらまくこともおすすめです。
少しずつ収穫できるため、一度に収穫しすぎて持て余してしまうこともなく長く楽しめますよ。
用土について
用土には、『今日から野菜 野菜を育てる土』を用いましょう。ココピートや赤土などをベースに作られているので、野菜作りに最適です。
また、種まき時には、元肥として『今日から野菜 野菜の肥料』を土に混ぜ込むと収穫まで追肥をしないで管理することができます。
動画でわかりやすく! ハイポネックス製品を紹介!
防虫ネットについて
ラディッシュの栽培中、せっかく伸びた葉を害虫に食べられてしまうことがあります。種まきが終わったら、すぐに防虫ネットをかけておくことがおすすめです。
プランター栽培の場合は、アーチ状に支柱を立てて、トンネル状にネットをかぶせる方法があります。隙間から虫が入ってしまわないよう、しっかりと固定しておきましょう。
防虫ネットの上からそのまま水やりすることも可能なため、外すのは最低限で済みます。
ただ、ネットをかけていると日光が十分に当たりにくくなったり、湿気で蒸れやすくなったりすることがあります。
梅雨の時期などはかけっぱなしにせず、必要に応じて取り外すと良いでしょう。
発芽後の管理について
発芽後は、重なり合った葉や元気のない葉を間引きし、状態のよいものだけを残します。
その後、本葉が3〜4枚になったら、株間が5cmほどになるようにさらに間引きを。
ここで間引きをあまりせずに株と株が混み合っていると、実がついても割れたりスカスカになったりしてしまいます。
また、こうやって間引いた苗を捨てるのはもったいないと思う方も多いのではないでしょうか。
ラディッシュ栽培で間引いた小さな苗は、ベビーリーフとして食べることもできます。サラダなどで味わいましょう。
【ラディッシュの育て方】収穫までのお手入れ方法
ラディッシュの種まき後は、水やり、生育に合わせて肥料を与えながら収穫まで管理していきます。
美味しいラディッシュを収穫するために、お手入れのポイントを押さえておきましょう。
水やりについて
種まきから発芽までは、土を乾燥させないようにたっぷりと水を与えましょう。発芽後は、土の表面が乾いてから水を与えてください。
追肥について
種まき(播種)時に元肥として『今日から野菜 野菜の肥料』を土に混ぜ込んでいる場合は、追肥はさほど必要ありません。
元肥を入れていない場合は、苗の生育状況に応じて追肥を行いましょう。
生育が緩慢だったり、葉の色が悪かったり葉がひょろひょろと弱かったりする場合は、『今日から野菜 野菜の肥料』を与えるか液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間に1度を目安に与えてください。
病害虫対策について
アブラナ科のラディッシュにはアブラムシが発生することがあります。
アブラムシはとても小さな虫で、いつの間にか大量にわいてくることも珍しくありません。見つけたらすぐに駆除しましょう。
【ラディッシュの育て方】収穫時期や方法
ラディッシュの種まきから1カ月ほど経てば、すぐに収穫が行えます。採り頃のサインや収穫のコツをチェックしてみましょう。
ラディッシュの収穫時期
ラディッシュの種を植えてから20〜40日程度で収穫時期になります。
品種にもよりますが、地面から実が2cmほど顔をのぞかせており、葉の丈は15cm程度になっている頃が収穫適期です。
収穫が遅れると実がスカスカになり、味が落ちてしまうことがあるため注意しましょう。
ラディッシュの収穫方法
ラディッシュの収穫は簡単で、葉の付け根を持って地面から引き抜くだけで完了します。
根はもちろん、葉も丸ごと食べられるのがラディッシュの大きな魅力です。よく洗ってから、サラダやピクルスなどお好きな方法で味わいましょう。
【ラディッシュの育て方】よくあるトラブルや解決方法
ラディッシュは育てやすい野菜ですが、栽培中に何らかのトラブルに見舞われてしまうこともあります。最後に、ラディッシュ栽培でよくあるトラブルや解決策をご紹介します。
ラディッシュが発芽しない
ラディッシュは発芽率の良い野菜ですが、種まきしても芽が出ない場合、気温が低い、水分が少ないといった理由が考えられます。
気温が原因の場合は種まきする時期をずらすことで発芽するでしょう。水分不足の場合は、種まき後にしっかりと水やりするよう心がけることが大切です。
ただし、ラディッシュの種は小さいため、水やりで種が流れてしまうことがあります。
そういった場合も発芽しない原因になるため気をつけましょう。また、何日か経っても発芽しないときは、追加で種まきすることもひとつの方法です。
ラディッシュが裂根してしまった
「ラディッシュを収穫してみたら、根が裂けてしまっていた……」というトラブルが起こることがあります。
裂根は収穫遅れが主な原因と考えられます。採り頃を逃さないように収穫することが大切です。
また、割れてしまったものやスカスカになったものは食べても問題ありません。ただし、味は落ちてしまう点に留意しましょう。
ラディッシュがあまり大きくならなかった
ラディッシュはそもそも小さい野菜ですが、極端に小さいまま生長しない場合があります。
この場合は、株間が狭すぎないかチェックしてみましょう。株と株の間に十分なスペースがなければ窮屈になり、根も大きく育つことができません。
なるべく5cmほどの株間を設けられるように植えましょう。
おわりに
ラディッシュは短期間で収穫できる育てやすい野菜です。
水や肥料を適切に与え、日当たりと風通しの良いところで管理すれば、元気に生長してくれます。広いスペースも必要ないため、ベランダやキッチンなどで育てることもできます。
ぜひご自宅で栽培して収穫し、美味しいラディッシュを味わいましょう。
公開:2018.10.30
更新:2023.11.24
記事カテゴリから探す
Garden Tourから探す
いま話題のキーワード