更新日:2018.03.01
夏に向けてパッションフルーツでグリーンカーテンを作ろう
パッションフルーツは、ほどよい甘みと酸味があり、独特の香りがする南国のフルーツです。
スーパーでは輸入品がたくさん出回っていますが、実は日本国内でも栽培することができます。
また、最近では、パッションフルーツのツルを利用したグリーンカーテン作りが人気です。
今年の夏は、話題のグリーンカーテンをパッションフルーツで作ってみませんか。
ここでは、パッションフルーツの育て方のポイントや、グリーンカーテンの作り方をご紹介します。
パッションフルーツの育て方のポイント
パッションフルーツは、トケイソウ科のツル性植物です。
時計の文字盤のような独特な形の花がつき、甘酸っぱい果実が実ります。
温暖なブラジルを原産とする果物ですが、日本でも育てることは十分に可能です。
極端に寒い地域でないかぎり、家庭菜園として楽しむことができます。
植え付け適期は3月末から6月末にかけて。その後、6月から8月末にかけて果実が実ります。
育て方のポイントは、日光が十分に当たる環境で栽培し、果実がなっている時期には水をたっぷりと与えること。
パッションフルーツは日光を好む植物のため、日光が足りないと実がうまくつかなくなってしまいます。
また、過湿になったり風通しが悪いと、アブラムシが発生したり疫病や立ち枯れ病にかかるおそれがあります。
パッションフルーツでグリーンカーテンを作ろう
パッションフルーツはツル性の植物であるため、お部屋のグリーンカーテンとして最適です。ベランダや縁側などにグリーンカーテンを作ることで、お部屋への日差しをカットし室内の温度が下がります。
準備するもの
・パッションフルーツの苗
…カーテンの幅や大きさによって、用意する苗の本数は変わります。
一般的な網戸の大きさである幅3.6m×高さ3mを覆うことのできるサイズのグリーンカーテンを作る場合、大きな苗を2株用意しましょう。
・プランター
…パッションフルーツは浅根で強く根を張る植物です。
プランターは50リットル以上の大きなものがおすすめです。
・グリーンカーテン用ネット
…園芸店などで販売されているものを利用しましょう。
・ビニール紐
…ツルをネットに固定するために使用します。園芸用のワイヤー入りのものが扱いやすくておすすめです。
・用土
…水はけの良い用土が適しています。
市販の園芸用土または、鹿沼土や腐葉土をミックスしたものを用いましょう。
・肥料
グリーンカーテンの作り方
グリーンカーテンを作りたい場所に、グリーンカーテン用のネットを張ります。
左右と上部に竹竿をつけると、たるみが生じにくくなります。
その後、苗の植え付けを行い、ツルが伸びてきたらネットに誘引し、バランス良く配置してビニール紐で留めましょう。
さらにツルが伸びてきたら適時この作業を繰り返していきます。
順調に生育すれば、植え付けから約2ヶ月で、全体が葉っぱで覆われるようになるはずです。
なお、果実をたくさんつけさせたい場合は、5月前後になって花が咲いたら刷毛などで人工授粉を行ってください。
また、果実は受粉から約2ヶ月で収穫期を迎えます。
果実を手で持ち上げてみて茎から取れるようになったら熟している証拠です。