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シュンギク(春菊)の育て方|種まき・間引き・収穫まで初心者向けに解説

シュンギク(春菊)の育て方|種まき・間引き・収穫まで初心者向けに解説

シュンギクを育てるときは、「種をまいても発芽しない」「間引きの時期がわからない」「いつ、どのように収穫すればよいのか」と迷うかもしれません。春まきでは、花茎が伸びる「とう立ち」も気になるところです。

シュンギクは春まきと秋まきができ、種まきから収穫までの期間も比較的短い野菜です。春まきと秋まきでは、とう立ちや寒さへの備えが変わるため、それぞれの注意点を押さえておきましょう。

シュンギクの基礎知識や栽培時期、地植え・プランターでの種まき、間引きから収穫までの管理を解説します。栽培中の迷いを解消したい方は、ぜひご覧ください。

  • シュンギク

    シュンギク
    学名 Glebionis coronaria
    科名 キク科
    別名 菊菜(きくな)
    原産地 地中海沿岸
    分類 一年草または二年草

    栽培カレンダー

    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    11月
    12月
    収穫時期
    春まき
    秋まき
    種まき
    春まき
    秋まき
    施肥

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☘17:春菊(シュンギク)の育て方|おすすめの品種や種まきのタイミング、収穫方法などもご紹介

シュンギク(春菊)の育て方|基礎知識

春菊(シュンギク)

シュンギクは地中海沿岸が原産で、葉や茎を食用として利用します。分類上は一年草または二年草ですが、家庭菜園ではやわらかな茎葉を収穫する野菜として育てます。

シュンギクとは

項目

内容

学名

Glebionis coronaria

科名

キク科

別名

菊菜(きくな)

原産地

地中海沿岸

分類

一年草または二年草

シュンギクの栽培スケジュール

シュンギクは春まきと秋まきができます。生育適温は15℃〜20℃と冷涼な気候を好みます。

栽培時期は地域や品種によって異なるため、ここで紹介する時期を目安にしつつ、種袋に記載された地域別のまきどきを優先しましょう。

春まき時期

種まき時期:3月中旬~4月中旬
収穫時期:5月~6月

地域によっては3月中旬頃から種まきが可能です。春まきでは、生育後半に日が長くなり、気温も上がるため、とう立ちする前に収穫できるよう適期を逃さず種をまきましょう。

温暖な地域では秋まきのほうが育てやすいですが、春まきをする場合は、とう立ちしにくい品種を選ぶのもポイントです。種袋で品種の特長と種まき適期を確かめ、収穫適期を迎えた株から早めに収穫しましょう。

秋まき時期

種まき時期:9月~10月
収穫時期:10月~12月中旬

秋まきは春まきに比べて病害虫被害が比較的少なく、家庭菜園でも育てやすい傾向があります。

シュンギクの生育期間は約2〜3ヵ月です。冷涼な気候を好みますが、強い霜に当たると葉が傷むため、寒さが厳しくなる前に収穫を進めましょう。

本葉が十分に育った株は、寒冷紗や不織布などで防寒すると収穫期間を延ばせます。

とう立ちしやすい条件

春菊(シュンギク)

とう立ちとは、花を咲かせるために茎が伸びることです。ある程度の大きさになったシュンギクが低温に当たると、花芽ができます。

その後、日が長くなって気温も上がると、花茎が伸びやすくなります。このため、春まきでは栽培後半のとう立ちに注意が必要です。

とう立ちすると茎がかたくなり、苦みも出やすくなります。春まきの収穫目安は草丈20cm〜25cmの、とう立ち前です。とう立ちしにくい品種を選ぶことも対策になります。

シュンギク(春菊)の育て方|基本的な栽培方法

春菊(シュンギク)

シュンギクは、畑やプランターに直接種をまいて育てるのが基本です。発芽までは土を乾かさないように管理し、発芽後は間引きながら株間を整えます。

水やりや追肥を適切に行い、収穫時期を迎えたら株ごと、または摘み取りで収穫しましょう。

ここでは、シュンギクに適した栽培環境や基本の栽培方法、収穫までを順番に解説します。

シュンギクの好む栽培環境

シュンギクは、15℃〜20℃程度の冷涼な気候を好みます。日当たりと風通しのよい場所を選んで育てましょう。

温暖な地域では、春まきよりも秋まきのほうが育てやすい傾向があります。春まきの場合は、とう立ちしにくい品種を選ぶのもポイントです。

秋まきでは、寒さが厳しくなる前に株を十分に育てます。霜が降りる地域では、寒冷紗や不織布などをかけて防寒すると、収穫期間を延ばせます。

シュンギクは地植えだけでなく、プランターでも育てられます。プランターは地植えより土が乾きやすいため、日当たりのよい場所に置き、土の乾き具合をこまめに確認しましょう。

土づくり

春菊(シュンギク)

シュンギクは、pH6.0〜6.5程度の弱酸性の土壌を好みます。水はけと水もちのよい、肥沃な土を用意しましょう。

地植えの場合

シュンギクは連作を避けたほうがよいため、同じ場所で栽培する場合は1年〜2年ほど間隔をあけます。栽培場所は、日当たりと風通しのよい場所を選びましょう。

STEP1. 苦土石灰をまいて耕す
種まきの2週間前を目安に、苦土石灰を1㎡あたり100g〜150gまいて耕します。

STEP2. 堆肥と化成肥料をまいて耕す
種まきの1週間前になったら、堆肥を1㎡あたり1kg〜2kg、元肥として『マグァンプK 中粒』を1㎡あたり100gを目安に施して耕します。

STEP3. 畝を立てる
種まき前に、高さ10cm、幅60cm程度の畝を立てます。土の塊や小石などを取り除き、表面を平らにならしておきましょう。

プランター栽培の場合

プランターで育てる場合は、野菜用培養土『今日から野菜 野菜を育てる土』を使うと手軽に栽培を始められます。長さ60cm程度の標準的なプランターを用意しましょう。

種まき

シュンギクは、畑やプランターへ直接種をまく方法が基本です。種まき前に土の表面を平らにし、発芽を妨げる土の塊や小石を取り除いておきましょう。

秋まきは、種まきが遅れると株が十分に育つ前に寒さが厳しくなります。適期を迎えたら早めに種をまきましょう。

地植えの場合

STEP1. 畝にまき溝をつける
用意した畝に支柱や棒を使って、条間15cm、深さ1cmを目安に2列まき溝をつけます。

STEP2. まき溝に種をまく
まき溝に1cm〜2cm間隔ですじまきします。種が重なっても構わないので、少し多めにまいておきましょう。

STEP3. 軽く覆土する
シュンギクの種は好光性種子のため、種がうっすら見える程度に薄く土をかけます。覆土が厚いと発芽しにくくなることがあります。

STEP4. 水やりをする
覆土したあとは種が流れないよう、はす口をつけたジョウロでたっぷりと水を与えます。

STEP5. 新聞紙や敷きわらをかける
発芽するまでは新聞紙や敷きわらをかけ、土の表面が乾きすぎないように管理します。発芽したら覆いを外し、日当たりと風通しを確保しましょう。

プランター栽培の場合

STEP1. プランターに鉢底石を敷く
プランターに鉢底石を敷きます。

STEP2. プランターに用土を入れる
プランターの8分目程度まで野菜用培養土『今日から野菜 野菜を育てる土』を入れます。

STEP3. まき溝をつける
10cm〜15cm間隔で、深さ5mm程度のまき溝を2列つくります。

STEP4. まき溝に種をまく
種は1cm〜2cm間隔を目安にすじまきします。

STEP5. 軽く覆土する
種がうっすら見える程度に薄く土をかけます。

STEP6. 水やりをする
軽く覆土したら、たっぷりと水を与えます。種が流れないよう、はす口をつけたジョウロでやさしく与えましょう。

STEP7. 新聞紙をかける
発芽までは乾燥防止のために新聞紙をかけておきます。発芽したら新聞紙を外しましょう。

間引き

春菊(シュンギク)

株をまるごと収穫するタイプのシュンギクは、収穫までに2回間引きを行います。1回目は、本葉が1枚〜2枚になったタイミングです。春まきは4月上旬〜下旬頃、秋まきは9月中旬〜10月下旬頃を目安に、株間が2 cm〜3cmになるよう間引きます。

2回目は、本葉が4枚〜5枚になったタイミングです。春まきは4月中旬〜5月中旬頃、秋まきは10月上旬〜11月中旬頃を目安に、株間が5 cm〜6cmになるよう間引きます。

伸びた側枝を摘み取り収穫するタイプでは、最終的な株間の目安は10 cm〜15cm程度にします。株間を広く取ることで側枝が伸びやすくなり、長く収穫を楽しめます。

間引きをしたあとは残した株が倒れやすいため、株元へ土寄せしておきましょう。

水やり

種まき後から発芽がそろうまでは、土の表面を乾かさないように水やりを続けます。勢いよく水をかけると種が流れてしまうため、はす口をつけたジョウロでやさしく与えましょう。

発芽後の地植えは、降雨だけで足りる場合もあります。土が乾いて葉がしおれる前に水を与えますが、常に湿った状態にすると病気や根の傷みを招きやすいため、土の乾き具合を見て判断します。

プランターは地植えより乾きやすいため、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでたっぷりと与えます。気温が高い時期は、朝の涼しい時間帯に土の状態を確認しましょう。

肥料

シュンギクは、株ごと収穫する品種は元肥中心で育てて、摘み取りタイプは側枝の生長を見ながら追肥します。

元肥には、肥料の効果がゆっくりと続く緩効性肥料『マグァンプK 中粒』がおすすめです。土づくりの際に土へ混ぜ込んでください。

生育中に肥料を補う追肥には、緩効性肥料のほか、すぐに肥料を効かせたいときに使いやすい液体肥料もあります。緩効性肥料『今日から野菜 野菜の肥料』を追肥する場合は、株元を避けて条間にまき、軽く耕して土に混ぜ込みます。

液体肥料を使う場合は、『ハイポネックス原液』や『今日から野菜 野菜を育てる液肥』がおすすめです。1週間~10日に1回を目安に株元へ与えましょう。葉色や生育の状態を確認しながら施肥し、肥料の与えすぎには注意してください。

収穫

春菊(シュンギク)

シュンギクは、草丈が20cm〜25cm程度になった頃が収穫の適期です。株をまるごと収穫するタイプは、根元を手でつかんで引き抜くか、ハサミで切り取ります。

摘み取り型は、最初に草丈20cm程度になったら、株元の葉を4枚〜5枚残して主枝の先を摘心します。その後は、伸びてきた側枝を株元側の葉2枚ほど残して切り取ります。残した葉のつけ根から新しいわき芽が伸びるため、株が元気なら繰り返し収穫できます。

なお、春まきは、とう立ちする前に収穫を進めます。秋まきで冬も収穫したい場合は、寒冷紗や不織布、トンネルなどで霜よけしましょう。

シュンギク(春菊)の育て方|病害虫対策

春菊(シュンギク)

シュンギクは比較的病気にかかりにくい野菜ですが、葉が混み合ったり、多湿が続いたりすると病害虫の被害を受けることがあります。

日頃から葉の表裏と株元を確認し、病害虫を見つけたら早めに対処しましょう。

アブラムシ

シュンギクの葉の裏に発生し、吸汁によって生育を妨げたり、ウイルス病を媒介したりします。

繁殖力が旺盛で春から秋にかけて多く発生するため、二次的被害を防ぐために見つけたらすぐに駆除します。シルバーマルチなどを敷いて飛来させない方法もあります。

ヨトウムシ

夜になると活動を始め、シュンギクの葉を食害する害虫です。昼間は土の中や株元に隠れていることが多いため、葉に食害の跡が見られたら、株の周辺を確認して見つけ次第駆除しましょう。

種まき後は防虫ネットや寒冷紗をかけ、成虫の飛来や産卵を防ぐのも効果的です。防虫ネットを使う場合は、裾までしっかり固定してすき間をふさぎ、間引きや水やりなどで開けたあとは、すぐに閉じるようにします。

べと病

べと病にかかると、葉に不整形の淡黄色の病斑ができ、葉の裏に白いカビが発生します。冷涼で雨や夜露が多いときに発生しやすく、症状が進むと病斑部分が褐色に枯れ上がります。症状が見られた葉は取り除き、畑の外で処分しましょう。

多湿になると発生しやすいので、水はけを良くすることや、密植にならないように間引きや除草をすること、日当たりや風通しの良い環境で育てることが大切です。葉が混み合わないよう管理しましょう。

シュンギク(春菊)の育て方|よくある質問

シュンギクの発芽や収穫など、栽培中に迷いやすいポイントを解説します。

シュンギクが発芽しない原因は?

覆土が厚い、発芽までに土が乾いた、地温が適温から外れているといった原因が考えられます。種がうっすら見える程度に薄く覆土し、発芽するまで土を乾かさないように管理しましょう。

土の表面が固い場合も芽が出にくくなります。種まき前に土の塊を砕き、表面を細かく整えておくことも大切です。

種は水に浸けるべき?

必須ではありません。乾いた種をそのまままいても育てられますが、発芽をそろえたい場合は一晩ほど水に浸してからまく方法もあります。吸水させた種は乾かさず、すぐにまいてください。

水に浸すかどうかよりも、薄い覆土、発芽までの水分管理、15℃〜20℃前後の地温を保つことが大切です。表土が乾くと発芽しにくくなるため、種まき後は新聞紙や敷きわらなどで乾燥を防ぎ、芽が出たら早めに外しましょう。

とう立ちしたら食べられる?

とう立ちしたシュンギクも食べられます。ただし、茎がかたくなり、苦みも強くなりやすいため、食味は落ちます。

やわらかな状態で味わうためにも、花茎が大きく伸び始める前に、収穫できる株から順に早めに収穫しましょう。

何回くらい収穫できる?

株ごと収穫する品種は、基本的に1回です。摘み取り型は、下葉を残して側枝を切ると新しいわき芽が伸びるため、株が元気な間は繰り返し収穫できます。

収穫できる回数は、品種・気温・株の状態・管理方法によって変わります。回数を決めて無理に摘み取らず、側枝の伸びと葉色を見ながら収穫しましょう。

プランターでも育てられる?

シュンギクはプランターでも育てられます。60cm程度のプランターに培養土を入れ、2列ですじまきすると管理しやすいでしょう。

間引き後は、株ごと収穫する品種なら株間5cm〜6cm、摘み取り型なら株間10cm〜15cmを目安に整えます。

プランターは畑より土が乾きやすいため、発芽前と気温の高い時期は乾燥に注意しましょう。

おわりに

シュンギクは適期に種をまき、薄く覆土したら、芽が出るまで土を乾かさないように管理することが大切です。春まきはとう立ち前の収穫を意識し、秋まきは寒さが厳しくなる前に株を育てます。

株ごと収穫する品種と摘み取り型では、間引き後の株間や収穫方法も異なります。品種の特性を確認しながら、発芽後の葉の混み具合や土の乾き、側枝の伸びを見て管理しましょう。

発芽後の葉の混み具合、土の乾き、側枝の伸びを順番に見ながら手入れを続け、みずみずしいシュンギクの収穫を楽しんでください。

公開日:2021年6月25日
更新日:2021年10月18日
更新日:2026年8月18日

#シュンギク #春菊 #家庭菜園 #特集

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