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フリージアの育て方|春の陽気が似合うフリージアを栽培しよう

フリージアの育て方|春の陽気が似合うフリージアを栽培しよう

鮮やかな花の色と可憐な花の姿を持つフリージアは、春の陽気にぴったりの愛らしい花です。花の時期には甘く爽やかな芳香が漂うため、香りを楽しみたい方にもおすすめです。

春の開花を目指して、秋のうちに球根を植えて育ててみましょう。

【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘143:フリージアの育て方|きれいな花を咲かせる球根の選び方は?水やりや肥料など日々の管理もご紹介

暖かな日差しを受けて咲く春の花・フリージア

フリージアはケープ地方を中心とした南アフリカが原産です。18世紀に発見されてから各地で品種改良が進み、現在では多数の園芸品種が誕生しています。日本へは江戸時代の末期には伝わってきたといわれています。

花の色は白や黄のものが多く見られますが、ピンクや赤、オレンジ、紫、複色など、さまざまなカラーが存在します。

茎はすらりと伸びていき、稲穂のように花をつけるのが特長です。花の形は一重や八重、半八重のものがあります。

どれもカラフルですが、主張が激しすぎないため、寄せ植えにするのにも向いています。

名前の由来

フリージアは、デンマークの植物学者エクロンによって発見されました。友人である医師フレーゼから名前をとり、フリージアと名付けたそうです。

また、フリージアの和名は「アサギスイセン」や「アヤメスイセン」などです。花の形がスイセンやアヤメに似ていることからこの名前が付きました。

ほかにも、香りが良いことから「香雪蘭(コウセツラン)」という和名も存在します。

フリージアの香りは人気

フリージアはフローラルで爽やかな香りがある花です。好きな香りとしてフリージアの名前を挙げる方も多く見られます。

ただし、品種によっては香りの弱いものもあります。ご自宅の栽培で香りも楽しみたいときは、香りの強い品種を確認して購入しましょう。

フリージアの育て方|基本的な栽培方法

フリージアは秋に球根を植え、春に開花する植物です。水はけや日当たりなどに気を配りながら育てていきましょう。ここからは、フリージアの基本的な育て方をご紹介します。

フリージアの好む栽培環境

フリージアは日当たりと風通しの良い環境を好みます。日照不足になると茎がひょろひょろと伸びやすくなり、花つきも悪くなるため、できるだけよく日の当たる場所で育てましょう。

鉢植えの場合は、日当たりの良い窓辺などで管理します。特に花が咲く春はしっかり日光に当てることが大切です。冬は暖かい場所へ移動し、寒風が直接当たる場所は避けましょう。

地植えでも日当たりが基本ですが、寒冷地では寒さ対策も重要になります。冬の寒さが厳しい地域では、植えつけ直後は鉢植えで管理し、暖かくなってから庭へ植え替える方法もおすすめです。

また、フリージアは過湿を嫌うため、水はけと風通しの良い場所を選びましょう。ただし、草丈の高い品種は風で倒れやすくなることがあります。必要に応じて支柱を立て、強風が当たり続ける場所は避けるようにしてください。

土づくり

フリージアは、水はけと通気性の良い土を好みます。過湿になると球根が傷みやすいため、水もちとのバランスも意識して土を準備しましょう。

鉢植えでは、小粒の赤玉土と腐葉土を6:4ほどで配合した土がおすすめです。さらに通気性を高めたい場合は、バーミキュライトを加えて、小粒の赤玉土:腐葉土:バーミキュライト=6:3:1程度に調整すると育てやすくなります。

市販の培養土を使う場合は、元肥入りの『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』も便利です。水はけと保水性のバランスが良く、初めて育てる方でも手軽に栽培を始めやすいでしょう。

地植えでは、フリージアを含むアヤメ科の植物を育てていない場所を選びます。連作すると生育が悪くなることがあるため注意してください。

また、水はけが悪い場所では、植えつけ前に川砂やパーライトを混ぜ込んで排水性を高めておくと安心です。

球根の選び方

元気な花を育てるためには、質の良い球根を選ぶのも大切です。ふっくらと大きく、形がきれいなものを購入しましょう。形が崩れているものや、傷のあるものは避けたほうが無難です。カビが生えておらず、皮があまりめくれていないほうが良いでしょう。

また、初心者の場合は芽出し球根を買うのもおすすめです。すでに発芽しているため、栽培の難易度を下げられます。

植えつけ

フリージアは球根から育てやすく、9月~11月頃に植えつけて春の開花を楽しみます。

ただし、早く植えすぎると葉が伸びすぎて寒さの影響を受けやすくなるため、特に地植えでは少し遅めに植えつけると冬越ししやすくなります。

植えつけ時には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を混ぜ込んでおきましょう。植えつけ後は、発芽するまで土を乾かしすぎないように管理します。

鉢植えでは、3号鉢に1球、4号鉢には3〜5球ほどを目安に植えつけます。球根へ土を厚くかぶせすぎず、芽が伸びてきたら株元へ土を足す「増し土」を行うと、倒れにくく育てやすくなります。

寒冷地では、冬場は鉢を室内へ移動して管理すると安心です。

地植えの場合は、球根へ3cmほど土をかぶせて植えつけます。浅植えにすると寒さの影響を受けやすくなるため注意しましょう。複数植える場合は、5cm〜10cmほど間隔をあけて植えると風通しを確保しやすくなります。

育苗

秋植えのフリージアは、冬の時期を小さな苗として過ごすことになります。気温が下がっている場合は生育が停滞しますが、春になればぐんぐん育つはずです。

発芽して、地上部が10cm程度になったら増し土しましょう。冬の間にマルチングをしていた場合は、暖かくなったらわらやビニールなどを取ります。その後は日光によく当ててあげましょう。

水やり

フリージアは、水を与えすぎると茎葉ばかりが伸びて徒長しやすくなります。株が弱々しく育つ原因にもなるため、水の与えすぎには注意しましょう。

一方で、開花時期に乾燥しすぎると根が傷み、花つきが悪くなることがあります。土の乾き具合を見ながら、適度な水分を保つことが大切です。

鉢植えでは、発芽するまでは土の表面が乾いたら水を与えます。発芽後はやや乾かし気味に管理し、冬の間は特に水を控えめにすると育てやすくなります。

地植えの場合は、基本的に降雨に任せて問題ありません。雨が降らず乾燥が続くときだけ、水を与えるようにしましょう。

また、冬場の夜間に水やりをすると土が凍結することがあるため、水やりは暖かい日中に行うのがおすすめです。

肥料

植えつけ時に、元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を施します。

その後は、開花前に追肥すると元気に花を咲かせてくれます。3月ごろになったら、1000倍に薄めた『ハイポネックス原液』を与えましょう。

ただし、フリージアは肥料を与えすぎると徒長したり、根が傷んだりすることがあります。使用量を守って施肥しましょう。

フリージアの育て方|お手入れ方法

フリージアは球根で夏越しをして、次の春にも花を咲かせます。植えかえや冬場の霜対策など、さまざまな点に気をつけて管理してあげましょう。

ここからは、フリージアのお手入れ方法をご紹介します。

アブラムシ対策

フリージア栽培で気をつけたいのがアブラムシです。葉の裏や茎、新芽など、さまざまな場所に付着していることがあります。そのまま放置すると枯れる原因となるため、しっかりと対策しましょう。

アブラムシは風通しの悪い場所を好みます。植えつけの際、蒸れにくい環境を整えることが大切です。防除のため、専用の薬剤を使うのもおすすめです。

植えかえ

リージアを毎年元気に育てるためには、定期的な植えかえが大切です。同じ土で育て続けると連作障害を起こしやすく、生育不良や球根が傷む原因になることがあります。

鉢植えでは毎年新しい土へ、地植えでも2年〜3年に1回を目安に植えかえを行いましょう。

また、フリージアはアヤメ科の植物です。同じアヤメ科のクロッカスやグラジオラスなどを育てていた場所への連作も避けるようにしてください。

植えつけ時には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を混ぜ込んでおくと、生育を助けやすくなります。

夏越し

フリージアは球根の状態で夏越しします。梅雨や真夏の過湿で球根が傷みやすくなるため、花後は球根を掘り上げて管理するのが一般的です。

花が終わったあとも、葉が黄色く枯れるまでは水やりを続け、球根へ栄養を蓄えさせましょう。地上部が枯れてきたら球根を掘り上げ、付着した土を軽く落として風通しの良い日陰で乾燥させます。

乾燥後は、植えつけ適期の9月〜11月頃まで保管します。

なお、水はけの良い場所では、植えっぱなしでも夏越しできる場合があります。ただし、長雨が続く環境では球根が腐りやすくなるため注意しましょう。

冬越し

フリージアは比較的耐寒性がありますが、霜に当たると葉が傷みやすくなります。

基本的には3℃を下回らない地域であれば屋外でも冬越し可能ですが、霜が降りる地域では株元をわらや腐葉土でマルチングして保護すると安心です。

鉢植えでは、日当たりが良く、エアコンの風が直接当たらない室内で管理します。比較的暖かい地域では、軒下やベランダでも育てられます。

地植えでは、寒さが厳しい地域でビニールを使った簡易的な防寒を行う方法もあります。支柱などで骨組みを作り、上からビニールをかけて保温しましょう。その際は蒸れ防止のため、小さな通気穴を開けておくと安心です。

花がら摘み

フリージア

フリージアは、咲き終わった花をこまめに取り除きながら管理します。

ひとつの株にたくさんの花を咲かせるため、咲き終わった花をそのままにしておくと株の負担になることがあります。花がしおれてきたら、順次取り除いてあげましょう。

花が終わった花茎は、清潔なハサミを使って株元から切り取ります。

ただし、花後もしばらく葉は残して管理してください。葉でつくった栄養を球根へ蓄えることで、翌年も花を咲かせやすくなります。葉が黄色く枯れてから取り除くようにしましょう。

支柱立て

フリージアの茎は細く繊細なため、花が咲く頃には重みで倒れたり、茎が折れたりすることがあります。特に草丈が高くなる品種や、風が当たりやすい場所で育てる場合は支柱を立てて管理しましょう。

花茎が伸び始めた頃に支柱を添えておくと、株を安定させやすくなります。茎を固定する際は、きつく結ばずやさしく支えるようにすると安心です。

倒伏を防ぐことで、花をきれいな状態で長く楽しみやすくなります。

フリージアの育て方|増やし方

フリージアは、球根を分けて増やす分球で増やすことができます。

花後に球根を掘り上げると、親球のまわりに小さな子球がついていることがあります。植えかえや夏越しのタイミングで分球しておくと、翌年以降に株数を増やしやすくなります。

分球

分球は、花後に葉が枯れて球根を掘り上げるタイミングで行います。球根を傷つけないよう注意しながら掘り上げ、親球についた子球を取り外しましょう。

手で分けにくい場合は、清潔なハサミやナイフを使って切り分けます。分けた球根は、土を軽く落として風通しの良い日陰で乾燥させ、ネットなどに入れて保管します。

秋の植えつけ時期になったら、新しい土へ植え戻しましょう。

ただし、小さな子球はすぐに花を咲かせないこともあります。開花まで2年以上かかる場合もあるため、じっくり育てながら生長を楽しみましょう。

おわりに

フリージアは春にぴったりの可愛い花を咲かせるのが魅力です。単独で植えても可愛いですが、ほかの植物との寄せ植えにすると、より華やかな姿を楽しむことができます。

過湿を避け、日当たりと風通しの良い場所で育てるのが、元気に育てるポイントです。春の開花へ向けて、ぜひ栽培にチャレンジしてみてください。

公開日:2020年1月24日
更新日:2021年2月24日

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