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フリージアの育て方|春の陽気が似合うフリージアを栽培しよう

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鮮やかな花の色と可憐な花の姿を持つフリージアは、春の陽気にぴったりの愛らしい花です。花の時期には甘く爽やかな芳香が漂うため、香りを楽しみたい方にもおすすめです。春の開花を目指して、秋のうちに球根を植えて育ててみましょう。

 

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暖かな日差しを受けて咲く春の花・フリージア

フリージアはケープ地方を中心とした南アフリカが原産です。18世紀に発見されてから各地で品種改良が進み、現在では多数の園芸品種が誕生しています。日本へは江戸時代の末期には伝わってきたそうです。

花の色は白や黄のものが多く見られますが、ピンクや赤、オレンジ、紫、複色など、さまざまなカラーが存在します。茎はすらりと伸びていき、稲穂のように花をつけるのが特徴です。花の形は一重や八重、半八重のものがあります。どれもカラフルですが、主張が激しすぎないため、寄せ植えにするのにも向いています。

 

名前の由来

フリージアは、デンマークの植物学者エクロンによって発見されました。友人である医師フレーゼから名前をとり、フリージアと名付けたそうです。また、フリージアの和名は「アサギスイセン」や「アヤメスイセン」などです。花の形がスイセンやアヤメに似ていることからこの名前が付きました。ほかにも、香りが良いことから「香雪蘭(コウセツラン)」という和名も存在します。

 

フリージアの香りは人気

フリージアはフローラルで爽やかな香りがある花です。好きな香りとしてフリージアの名前を挙げる方も多く見られます。ただ、品種によっては香りの弱いものもあります。ご自宅の栽培で香りも楽しみたいときは、香りの強い品種を確認して購入しましょう。

 

 

フリージアの育て方|土づくり

フリージアは秋に球根を植え、春に開花する植物です。水はけや日当たりなどに気を配りながら育てていきましょう。ここからは、フリージアの基本的な育て方をご紹介します。

 

鉢植えの土づくり

フリージアを育てるときは、水はけ・水もち・通気性の良い土をつくりましょう。ご自分で配合する場合は、小粒の赤玉土:腐葉土=6:4や小粒の赤玉土:腐葉土:バーミキュライト=6:3:1で混ぜたものなどがおすすめです。元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されているハイポネックス培養土 鉢・プランター用なら、購入してすぐに使えます。手軽に栽培を始めたいときは、ぜひ活用してみてください。

 

地植えの土づくり

フリージアは連作を嫌う植物です。地植えにする際は、フリージアをはじめとするアヤメ科の植物を栽培したことがない土へ植えつけしましょう。

また、植えつけ予定場所の水はけが悪いときは、川砂やパーライトなどを混ぜておきます。

 

 

フリージアの育て方|球根の植えつけ

フリージアは球根から手軽に育てられます。9月~11月の秋に植えつけして、春の開花を待つのが基本です。ただ、はやめに植えてしまうと葉が生長しすぎて、寒気の影響を受けやすくなってしまいます。とくに地植えにするなら、冬越しをしやすくするため、少し遅めに植えるのがおすすめです。また、鉢植えも地植えも、元肥として緩効性肥料を混ぜ込み、発芽するまではたっぷり水を与えましょう。

 

フリージアの球根の選び方

元気な花を育てるためには、質の良い球根を選ぶのも大切です。ふっくらと大きく、形がきれいなものを購入しましょう。形が崩れているものや、傷のあるものは避けたほうが無難です。カビが生えておらず、皮があまりめくれていないほうが良いでしょう。

また、初心者の場合は芽出し球根を買うのもおすすめです。すでに発芽しているため、栽培の難易度を下げられます。

 

球根の鉢植え

フリージアは、3号の鉢にひとつ、4号の鉢には3つ~5つ植えるのが目安です。

鉢植えの場合は球根に土をかぶせすぎず、葉が伸びてきたら表面に土を足して「増し土」してあげましょう。こうすることで、株が倒れにくくなります。

また、寒冷地の場合は、冬になったら鉢を室内へ移動させて管理しましょう。

 

球根の地植え

地植えの場合は、土を3cmほどかぶせます。浅く植えすぎると冬季の寒さに負けてしまうことがあるため注意が必要です。複数の株を植えるときは、5cm~10cmほど間隔をあけましょう。

 

 

フリージアの育て方|育苗

秋植えのフリージアは、冬の時期を小さな苗として過ごすことになります。気温が下がっている場合は生育が停滞しますが、春になればぐんぐん育つはずです。

発芽して、地上部が10cm程度になったら増し土しましょう。冬の間にマルチングをしていた場合は、暖かくなったらわらやビニールなどを取ります。その後は日光によく当ててあげましょう。

 

 

フリージアの育て方|水やり

フリージアは水を与えすぎると徒長し、株が弱々しくなってしまいます。葉ばかりがたくさん茂ってしまうため、水やりのしすぎに注意しましょう。ただし、開花時期に乾燥させすぎると根が傷んでしまいます。

 

鉢植えのフリージアの水やり

発芽するまでの間は、土の表面が乾いたタイミングで水を与えるようにします。発芽後は、それまでよりも少し水の量を抑えましょう。冬の間は、とくに乾かし気味で管理するのがおすすめです。

 

地植えのフリージアの水やり

地植えの場合は、ほとんど水やりせず降雨に任せます。雨の降らない日が続いたら、完全に乾燥しないよう水やりしましょう。また、冬の時期、夜間に水をあげると土が凍ってしまう可能性があります。日中に水やりを済ませておくよう気をつけましょう。

 

 

フリージアの育て方|日当たり

フリージアは日陰で育てると茎がひょろひょろと伸び、花つきが悪くなってしまいます。日当たりの良い場所へ植えつけしましょう。

 

鉢植えのフリージアの日当たり

フリージアは室内で鉢植えにして育てることも可能です。その場合は窓辺の日当たりが良い場所で管理しましょう。開花する春は、とくに日当たりが大切です。日なたに移動させて、十分に日光を浴びせましょう。冬になると、できるだけ暖かい場所へ移すのがおすすめです。日当たりが良くても寒風が厳しい場所は避けましょう。

 

地植えのフリージアの日当たり

地植えの場合も日当たりが重要ですが、寒冷地の場合は暖かさを優先したほうが良いケースもあります。植えつけ当初は鉢植えにして室内で育て、春になってからお庭に植え替えるのもひとつの方法です。

 

 

フリージアの育て方|風通し

フリージアは過湿も嫌います。水はけの良さに加え、風通しの良さも考慮して植える場所を選びましょう。ただ、とくに草丈の高い品種は、風が強いと倒れてしまうことがあります。支柱を添えたり、風が強すぎる場所は避けたりと、対策をとりましょう。

 

 

フリージアの育て方|肥料

植えつけ時に、元肥として緩効性肥料マグァンプK中粒を施します。

その後は、開花前に追肥すると元気に花を咲かせてくれます。3月ごろになったら、1000倍に薄めたハイポネックス原液を与えましょう。

ただし、フリージアは肥料を与えすぎると徒長したり、根が傷んだりすることがあります。使用量を守って施肥するように気をつけましょう。

 

 

フリージアのお手入れ|アブラムシ対策

フリージアは球根で夏越しをして、次の春にも花を咲かせます。植え替えや冬場の霜対策など、さまざまな点に気をつけて管理してあげましょう。ここからは、フリージアのお手入れ方法をご紹介します。フリージア栽培で気をつけたいのがアブラムシです。葉の裏や茎、新芽など、さまざまな場所に付着していることがあります。そのまま放置すると枯れる原因となるため、しっかりと対策しましょう。アブラムシは風通しの悪い場所を好みます。植えつけの際、蒸れにくい環境を整えることが大切です。防除のため、専用の薬剤を使うのもおすすめです。

 

 

フリージアのお手入れ|植え替え

フリージアを長く育てるために行いたいのが植え替えです。定期的な植え替えで管理してあげましょう。

フリージアの連作障害

フリージアは同じ土へ植え続けていると連作障害を起こすことがあります。生育が停滞し、枯れてしまう原因にもなるため気をつけましょう。

鉢植えであれば、毎年新しい土へ植え替えしてあげるのがおすすめです。地植えの場合も、2年~3年に1回は植え替えを行いましょう。

また、フリージアはアヤメ科に属する植物です。同じアヤメ科のクロッカスやグラジオラスなども、連作を避けましょう。

フリージアの夏越し

フリージアは球根の状態で夏越しします。植え替えの際は球根を掘り上げ、植えつけ時期が来るまで保管しておきましょう。

適期は花後の6月ごろです。地上に出ている葉や茎が枯れるまでは、花後も水やりを続けましょう。地上部が黄色くなったら刈り取り、球根を掘り上げます。付着した土を落とし、風通しの良い日陰で乾燥させてから保管しておきましょう。

9月~11月に再び植えつけします。植えつけの際には、元肥として肥料効果が約1年間持続するマグァンプK中粒https://www.hyponex.co.jp/item/49/?tmid=59を土に混ぜ込みましょう。

また、球根の掘り上げには、過湿で腐るのを防ぐ目的もあります。雨の多い梅雨や高温になる真夏に植えっぱなしだと、球根が地中で腐ってしまうことがあるためです。ただ、水はけの良い土地であれば植えっぱなしでも無事に夏越しできる場合もあります。

フリージアのお手入れ|冬越し

フリージアは耐寒性があるものの、霜に当たると株が弱ってしまいます。霜のついた部分は変色してしまうため、見た目も良くありません。

基本的に、3℃を下回らない地域であれば屋外で冬越しは可能です。ただし、霜がつく可能性があるときは、わらや腐葉土、ビニールなどでマルチングを行いましょう。

鉢植えの場合は屋内に移動させて管理するのがおすすめです。日当たりが良く、エアコンの風が当たらない場所へ置いておきましょう。寒さが厳しい土地でなければ、ベランダや軒先などでも管理できます。

地植えの場合、全体を覆うようにビニールをかぶせて保温する方法もあります。支柱やワイヤーなどで骨組みをつくり、上からビニールをかぶせて固定しましょう。その際、ビニールにいくつか小さな穴を開けておきます。

フリージアのお手入れ|剪定

フリージアは、開花が終わると地上部を枯らします。そのため、形を整えるための剪定は行いません。

フリージアの花をカットするのは、より長く開花させるためです。ひとつの株にたくさん花がつくため、咲き終わったものからカットしていきましょう。

咲き終わったフリージアは、花茎ごと切り取ります。清潔な刃物を使って、花茎の根元からカットしましょう。前述のように、花が終わってもしばらくは葉を残しておきましょう。球根を充実させ、翌年の開花に備えるためです。

 

 

フリージアのお手入れ|支柱

フリージアの茎は細く繊細です。何も対策しないままだと、茎が折れてしまう可能性があります。とくに草丈が高くなる品種を育てるときや、比較的風の強い場所で育てるときは、支柱を立てましょう。

 

 

フリージアの増やし方|分球

フリージアは分球で増やすことができます。球根を掘り上げたとき、小さな子球がついていたら取り外してみましょう。最後に、分球の方法をご紹介します。

 

分球の方法

分球する際は、清潔な刃物や乾燥用のネット、掘り上げ用の移植ごてなどを用意しておきます。球根を掘り出したら、親球から子球を取り外しましょう。手を使ってうまく割れないときは、刃物でカットします。保存する球根を選んでネットに入れ、風通しの良い日陰に吊るして乾燥させましょう。

 

分球後の育て方

分球して保管した球根は、植えつけ適期になったら再び土へ戻します。ただし、子球はすぐに花を咲かせるとは限りません。植えつけから2年以上たたなければ花をつけないこともあります。分球する場合は、気長に育てていくのがおすすめです。

 

 

おわりに

フリージアは春にぴったりの可愛い花を咲かせるのが魅力です。単独で植えても可愛いですが、ほかの植物との寄せ植えにすると、より華やかな姿を楽しめます。過湿には注意し、日当たりと風通しの良い場所で育てるのがコツです。春の開花へ向けて、ぜひ栽培にチャレンジしてみましょう。

2020.01.24公開

2021.02.24改訂

 

 

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