更新日:2023.12.31
1月に開花する花5選|花の少ない時期にも観賞できる植物は?
1年の始まりとなる1月。新しい年を迎えるこの時期は寒さが厳しく、雪や霜などに悩まされることも多くなります。
ただし、寒いなかでもきれいな花を咲かせてくれる植物はたくさんあります。冬のお庭の華やぎに、ぜひお好きな植物を育てて観賞しましょう。
今回は、1月に開花するおすすめの花を5つご紹介します。
1月に咲く花1:スイセン
スイセンは地中海沿岸地域が原産といわれています。すらりと伸びた緑の茎に白や黄色などの美しい花を咲かせます。
品種によってさまざまですが、早いものは11月頃から花を楽しめます。
管理の手間がかかりにくく、初心者にもぴったりのスイセン。ぜひ花壇や鉢植えで育ててみましょう。
スイセンの育て方
スイセンの好む栽培環境
スイセンは水はけの良い環境を好みます。地植えの場合は排水用の溝をつくると良いでしょう。
日光も好むため、日当たりの良い場所へ植えつけます。ただし、開花が終わって球根のみの状態になった後は、地温が上がりすぎる場所だと球根が肥大しにくくなります。
落葉樹の下など、開花期は日が当たりやすく、開花後は日陰になりやすい場所が最適といえるでしょう。
球根の植えつけ
スイセンの植えつけ適期は9月~11月です。遅くなりすぎると地温が下がってしまい、発根しにくくなるため気をつけましょう。
複数株を植える場合、大きめの球根なら20cm程度、小さめの球根なら10cm~15cmの株間をとります。
肥料
植えつけ時には植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込んでください。
発芽後には追肥として液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回の頻度で与えます。
開花が終わった後にもお礼肥として液体肥料『ハイポネックス原液』を与えましょう。次のシーズンに向けて栄養を蓄えることができます。
水やり
スイセンは過湿を嫌うため、水の与えすぎに注意してください。
鉢植えの場合、土が乾いてから水を与えます。冬は暗くなってから水やりすると凍結することもあるため、日中にあげることがおすすめです。
地植えの場合は降雨に任せ、乾燥した日が続いたら水やりしましょう。
花がら摘み
花が咲き終わったら花茎の付け根から切り落としておきましょう。そのままにしておくと結実して種ができはじめます。
ただし、品種によっては種をつくらないものもあります。葉はカットせず、枯れるまでは日光に当てましょう。
植えかえ・分球
スイセンは3年~4年ほど植えっぱなしにしても問題ありません。土の中が混み合ってくると花つきが悪くなってしまうため、植えかえを行いましょう。
適期は葉が枯れた7月頃です。球根を掘り上げた際、子球がたくさんついていたら手で分けておきましょう。
ただし、子球が小さいうちは開花しないため、気長に育てて肥大させることがポイントです。
掘り上げた球根は日陰で乾燥させてネットに入れ、植えつけ時期まで保存しましょう。
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☘130:スイセンの育て方|きれいな花を咲かせるには?水やりや肥料など日々の管理もご紹介
1月に咲く花2:ロウバイ(蝋梅)
黄色く透き通った、蝋細工のような花をつけるロウバイ。中国原産の香りの良い花木です。
樹高は4mほどで、12月~2月にかけて開花します。いくつかの品種がありますが、日本でよく育てられているのは「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」という品種です。
ウメとよく似ており、漢字でも「蝋梅」と書くため、ウメの仲間と思っている方も多いかもしれません。
実際は、ウメはバラ科、ロウバイはロウバイ科であり、それぞれ異なる植物です。
ロウバイは花木のなかでも育てやすいため、園芸初心者にもぴったりです。冬にお庭を彩る花木を探しているなら、ぜひロウバイを育ててみることがおすすめです。
ロウバイの育て方
ロウバイの好む栽培環境
ロウバイは日なたもしくは半日陰程度の場所で育てるのが適しています。日当たりが悪いと花つきが悪くなることもあります。
また、根腐れを起こさないよう、水はけの良い場所を選ぶと良いでしょう。冬に開いた花が落ちてしまわないよう、強い寒風が吹く場所も避けたほうが無難です。
苗木の植えつけ
ロウバイは落葉している間に植えつけることがおすすめです。
厳寒期を避けた11月~12月、2月~3月に作業を行いましょう。移植を好まないため、一度植えつけた後はなるべく移動せずに済む場所を選ぶことが大切です。
植えつけ後には水をたっぷりと与えます。土がカラカラに乾いてしまわないよう、藁などを敷いておくと良いでしょう。
肥料
12月頃、寒肥として、『ブリリアントガーデン バラの有機肥料』を施すことで「肥料」「土壌改良」の二つのすぐれた効果を発揮します
その後は生育期にあたる4月~5月に追肥しましょう。追肥にはバラまくだけで肥料効果が約2~3カ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。
水やり
ロウバイが根づいたら、頻繁に水やりする必要はありません。鉢植えの場合は土の表面が乾いてから与えましょう。地植えしたロウバイには、乾燥した日が続いたときに水やりします。
剪定
ロウバイは枝の伸びがはやいため、定期的に剪定することがおすすめです。適期は花後の2月~3月にかけて。花芽を落としてしまう可能性があるため、夏以降の剪定は避けたほうが良いでしょう。
剪定する際は、枯れた枝や混雑した部分の枝などを切り落とします。伸びすぎた枝は花芽をつけなくなるため、カットしておきましょう。
また、樹木の根元から「ひこばえ」と呼ばれる枝が複数出ていることがあります。ひこばえが生えている場合は根元から切ってかまいません。
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☘155:ロウバイの育て方|苗の植えつけや水やりと肥料の与え方、剪定作業もご紹介
1月に咲く花3:クレマチス(冬咲き)
クレマチスはガーデニング人気の高い花のひとつです。バラのパートナープランツとして育てられていることも多く見られます。
お庭の主役にも引き立て役にもなり、幅広い雰囲気に合わせられることも魅力です。
クレマチスには大変多くの品種があります。四季咲き・春咲き・夏咲き・冬咲きなど、開花時期もさまざま。冬咲きのクレマチスなら、寒い1月にも花を咲かせてくれることがあります。
白い花を咲かせる「クレマチス・シルホサ」や釣り鐘型の花が咲く「クレマチス・アンスンエンシス」など、お好みの品種を探して育ててみましょう。
クレマチス(冬咲き)の育て方
クレマチス(冬咲き)の好む栽培環境
クレマチスは日の当たる場所に植えつけて育てましょう。日が当たらなければ花つきが悪くなってしまいます。
強い風は避けつつ、風通しの良い場所に植えるのも大切です。
植えつけ
クレマチスは真夏や休眠期などを除き、一年を通して植えつけられます。鉢植えでも地植えでも育てられるため、お好みの方法を選びましょう。
ただし、移植を嫌うため、地植えの場合はしっかりと植えつけ場所を選ぶことが重要です。
クレマチスを育てる場合、苗を購入して植えつけます。一年生苗や二年生苗などの種類がありますが、初心者の場合は二年生苗のほうが失敗しにくいでしょう。
肥料
植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。
葉がついている間は追肥を続けましょう。ただし、真夏は施肥を控えます。
追肥にはバラまくだけで肥料効果が約2~3ヵ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。
液体肥料『ハイポネックス原液』で管理する場合は、1週間~10日に1回程度の頻度であたえます。
水やり
鉢植えのクレマチスには土の表面が乾いてから水やりします。土が乾燥しやすい夏場は朝夕2回の水やりが必要になることもあります。
地植えの場合は雨が長く降らないときに水をあげる程度で問題ありません。葉がしおれている場合は水をたくさん与えましょう。
剪定
クレマチスを長く育てるためには、適した時期に適切な方法で剪定を行うことが大切です。花後の剪定では強剪定は避け、花首をカットする程度にとどめておきます。
落葉する品種の場合、2月~3月の間に半分程度まで切り戻しておきましょう。常緑性の品種であれば、6月下旬に入るまでに切り戻しを済ませます。
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☘53:クレマチスの育て方|上手に花を咲かせるには?植えつけの注意や、水やり、肥料の与え方などもご紹介
1月に咲く花4:プリムラ・マラコイデス
プリムラ・マラコイデスはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の一年草です。うっすらと白い粉をかぶったような姿であることから「ケショウザクラ(化粧桜)」と呼ばれることもあります。
開花時期は1月から4月にかけてです。赤紫、紫、ピンク、白、薄青、薄黄緑など、さまざまな色の花を咲かせます。
プリムラと名前のつく花には、「プリムラ・ポリアンサ(ジュリアン)」「プリムラ・オブコニカ」「プリムラ・シネンシス」など、さまざまな種類があります。
冬から春にかけて咲くものが多く、花の色や形は多彩です。いくつかの品種を集めて寄せ植えにすると、華やかな花壇がつくれるでしょう。
プリムラ・マラコイデスの育て方
プリムラ・マラコイデスの好む栽培環境
プリムラ・マラコイデスは日なたに植えつけるのがおすすめです。地植えする場合は凍結しないように気をつけましょう。鉢植えの場合は霜を避けられる軒下などで育てることがおすすめです。
種まき
プリムラ・マラコイデスは暑さに弱く夏越しが難しいため、一年草として扱われます。花壇で育てたい場合は、耐寒性が強い地植え向きの品種を選びましょう。
種まきの時期は6月~7月、9月です。好光性種子のため、土はかぶせずにおきましょう。種が乾かないように1日に1回は霧吹きで水をかけ、発芽を待ちます。
夏の間は日なたを避けて育苗します。秋になって暑さが落ち着くまでは半日陰で育てましょう。
肥料
プリムラ・マラコイデスは、ひとつの株に次々と花をつけます。肥料切れにならないように定期的に追肥しましょう。
植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。
10月~4月にかけて追肥を行います。『プランティア 花と野菜と果実の肥料』は、バラまくだけで肥料効果が約2~3ヵ月間持続します。
花が咲く1月~4月には液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回程度の頻度であたえるを与えることでより丈夫な株に生長します。
葉の色が薄くなったり、花つきが悪くなったりしたら、肥料が不足しているかもしれません。1週間に1回程度、速効性の液体肥料『ハイポネックス原液』を与えてみましょう。
水やり
プリムラ・マラコイデスは、やや乾かし気味にすることがおすすめです。
鉢植えの場合は土の表面が乾いてから水やりします。
地植えの場合は基本的に水やりしなくても大丈夫です。雨が降らず、乾燥した日が続いたときは水を与えます。
花がら摘み
プリムラ・マラコイデスの花を長く楽しむためには、こまめに花がら摘みをすることがポイントです。開花が終わったら、花茎ごと摘み取っていきましょう。
また、来年も花を観賞したいときは、開花後に種ができるのを待ってから採取します。種はとても小さいため、吹き飛んでしまわないように気をつけて管理しましょう。
#長く楽しむためのお手入れ術
🌸11:プリムラ マラコイデスの育て方 冬から春まで楽しめる栽培法
1月に咲く花5:クリスマスローズ
個性的な花の姿で人気を集めるクリスマスローズ。「クリスマス」の名を冠していますが、日本では1月~3月が開花のピークです。
花びらに見えるひらひらとした箇所は咢片です。咢片は散りにいため、長く観賞できるのがうれしいポイント。一重咲き(シングル)・八重咲き(ダブル)・半八重咲き(セミダブル)など、咲き方の種類はさまざまです。色も豊富で、白やピンク、黄、紫、茶、黒などお好みのものを選べます。「スポット」という斑点の入ったものや、「ピコティー」という縁取り入りのものなど、咢片に入った模様を楽しめるのも魅力のひとつです。
クリスマスローズの育て方
クリスマスローズの好む栽培環境
クリスマスローズは、時期によって日の当たり具合が変わる場所に植えることが適しています。
おすすめは落葉樹の木陰になる場所です。秋から春にかけては葉が落ちて日なたになり、暑い時期には葉が茂って半日陰になります。鉢植えの場合は、鉢を移動させて調整しましょう。
また、クリスマスローズは過湿を嫌うため、風通しと水はけの良い場所に植えることも大切です。
梅雨の時期などは雨が当たらないよう、雨除けをつくるか、鉢を移動させると良いでしょう。
植えつけ
クリスマスローズの植えつけ適期は10月~12月です。
根をよく伸ばすため、鉢植えにする場合は深めの鉢を用意しましょう。
肥料
植えつけ時には植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。
10月・12月・2月に追肥を行いましょう。追肥にはバラまくだけで肥料効果が約2~3ヵ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。
鉢植えの場合は、併せて10月~4月に液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回程度の頻度であたえましょう。
また、開花後の4月頃にはお礼肥も忘れずにあたえます。
5月以降、気温が上がってくる頃には施肥を控えることが大切です。
水やり
地植えの場合は降雨に任せ、雨が降らない日が続いたら水をあげます。
鉢植えの場合、10月~5月は土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えましょう。6月~9月にかけては乾かし気味にします。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘35:クリスマスローズの育て方|鉢植えと地植えでおススメなのは?苗選びのコツや、肥料の与え方もご紹介
おわりに
1月にもさまざまな花を観賞したいときは、寒い時期にも咲く植物を植えておくことがおすすめです。カラフルな花や素朴な花など、お好みに合わせて選びましょう。
また、今回ご紹介したもの以外にも、1月に開花する花はたくさんあります。冬のガーデニングを楽しむため、ぜひいろいろな花を植えて育ててみましょう。
公開:2023年1月4日
公開:2023年12月31日
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