夏の準備!スイレンでウォーターガーデニングを彩ろう!
水面に涼しげに咲く、スイレンの花。今年の夏は、スイレンの花でウォーターガーデニングを楽しみませんか?
優美に輝くスイレンの花に心が癒され、暑さもなんだか心地よく感じられるかもしれません。
今回は、ウォーターガーデニングで楽しむ、スイレンの育て方についてご紹介します。
夏を涼しく演出するスイレンの花
ウォーターガーデニングにぴったりなスイレンには、「耐寒性スイレン」と「熱帯性スイレン」の2つの種類があります。
温帯スイレン
主に温帯地方の品種を元に改良された種であり、寒さにある程度の耐性があります。そのため、比較的育てやすいといえる種類です。
基本的に温帯スイレンの花は昼咲きであり、水面に浮かんだ状態で咲きます。色は、白、黄色、ピンク、赤などで、花の大きさは3~20cm程度です。
温帯スイレンは、5月中旬~10月頃が開花期となっています。
熱帯スイレン
主に熱帯地方の品種を元に改良された種であり、寒さに対する耐性はありません。気温が15℃程を下回ると枯れてしまうため、冬は室内で保温する必要があります。
熱帯スイレンには昼咲きと夜咲きの花があり、水面よりも上に花茎を伸ばして咲きます。色は温帯スイレンよりも豊富で、白、黄色、ピンク、赤以外にも、青や紫色の花を咲かせるものもあります。
大きく立派な花をつけることのある熱帯スイレンは、7月~10月頃が開花期です。
まだあまりガーデニングに慣れていない初心者の方や気軽にウォーターガーデニングを楽しみたい方、そして開花期を長く楽しみたい方は温帯スイレンを、
ガーデニングに慣れている方やさまざまな色の大きなスイレンを咲かせたいという方は、熱帯スイレンを選ぶとよいでしょう。
スイレンを上手に育てるコツ
スイレンの育て方をご紹介します。スイレンを枯らさずに、上手に育てるために、ご参考にしてみてくださいね。
用意するもの
スイレンの株、土(粘土質で重めの土)、元肥として『マグァンプK 大粒』、スイレンを植え付ける大きめの平鉢、水を入れる鉢、土を固める棒などを用意します。
植えつけ方法
春~初夏が植え付けに適した時期です。まずは、大きめの平鉢に土を8分目程度まで入れ、その半分くらいの深さでスイレンの株を植えます。根株が浮かないよう、用意した棒などで土を固めましょう。
次に、スイレンの芽の位置から水面までが10cm以上になるように水を張った容器に、スイレンを植えた平鉢ごと浸します。
元肥
基本的に肥料は水分と温度によって肥料成分が溶出します。スイレンなど水生植物には、通常の肥料は使用できません。
そこで、水溶性成分が少ない、く溶性肥料の『マグァンプK 大粒』をおすすめします。
ゆっくり長く効果を発揮し、スイレンの株を充実させます。
置き場所
常に日の当たる状況にあると、水温が上がりすぎてしまう危険性があります。そのため、午前中から昼過ぎまで日の当たる場所に置いて育てるとよいでしょう。
管理方法
植えつけてから1ヵ月程度経過したら、スイレンの葉が水に浮くよう、再度水位を調節しましょう。生育が早いので、鉢で育てている場合は毎年植えかえを行うようにしてください。
また、水を替えるときは、水温が低下してしまうため、一気に入れ替えないように注意してください。全体の2分の1から3分の1をゆっくり替えれば大丈夫です。
一度に替えたい場合は、約1日、日なたに置いて水温が上がった水を使用することをおすすめします。肥料については、温帯タイプは初夏と秋に、熱帯タイプは初夏から秋にかけて緩効性肥料を使用するとよいでしょう。
スイレンを育てている際に、枯れ葉や花がらが浮かんでいたら摘み取るようにしましょう。放っておくと、水が腐る原因になることがあります。
メダカや金魚と育てることでより涼しげに
スイレンの鉢を浸している水を張った容器で、メダカや金魚を育てるのもおすすめです。
メダカや金魚と育てることでより涼しげなウォーターガーデニングを楽しむことができます。メダカや金魚がボウフラや藻を食べて、水が汚れるのを防いでくれる、嬉しい効果もありますよ。
夏のウォーターガーデニングを楽しむために、植えつけに適した時期の春から初夏の間に、スイレンの植え付けをしてみてはいかがでしょうか。
動画でわかりやすく!HYPONeX Smile
HYPONeXのYouTubeチャンネルは植物の楽しみ方が充実しています。
是非、ご覧ください。
公開:2017年5月16日
更新:2024年12月6日