メイタガレイ(目痛鰈、目板鰈)

2024.02.28

旬:6月~10月
主産地:兵庫県、大阪府、広島県、岡山県

メイタガレイ(目痛鰈、目板鰈)を選ぶ

できるだけ活魚を選びましょう

全体にツヤがあり、ヌメリが残っている状態で、ウロコがはがれていないもの。身に厚みがあり、張りがあってかたいもの。エラの色が鮮やかな紅色が新鮮な証拠です。

メイタガレイは高級魚に属する、流通量の少ない魚の一つ

マコガレイやイシガレイより肉厚で美味しいということで、高級魚として扱われています。関東では、あまり人気が無いようですが、関西では、カレイ類の中でもトップクラスの人気です。

 

脂肪分が少なくヘルシーな魚です

メイタガレイはタンパク質を多く含み、脂肪分も少なく、ヘルシーな魚です。タウリン、ナイアシン、ビタミンB2、ビタミンDを多く含み、肌荒れなど皮膚の障害の改善に効果があります。

メイタガレイのおいしい食べ方

煮て良し、焼いて良し、揚げて良し。どんな食べ方をしても美味しい魚です

活魚が中心の関西はまず刺身や洗いで食べることが多いそうです。シコッとした歯触りを楽しめる魚です。油との相性も良く、揚げ物は定番です。煮物の場合は薄味で仕上げるのがポイントです。

メイタガレイの片側は真っ白です。食べる時は皮に独特の臭いがある事がありますので、気になる人は舌平目のように剥いて調理します。

大ぶりで鮮度の良いものは、もちろん刺身で。透明感のある白身が美味です。

煮付けの際は皮を剥いて煮ると、ふっくらとふくらみ、軟らかく上品に仕上がる。汁気を多くして薄めの味付けにするのがポイントです。

定番のから揚げの場合は2度揚げすれば、骨やヒレまで食べることができます。

メイタガレイの豆知識

名前の由来

カレイと言えば、マコガレイ、マガレイ、赤ガレイ、黒ガレイ、ナメタガレイなどお馴染みのカレイも多いですが、メイタガレイの特徴は、体は菱形で体高が高く、厚みがあります。頭は小さく両眼は接近していて飛び出し、その間は盛り上がっていて前後に二つの棘のような突起があります。目が飛び出ているのでメダカ(目高)と呼ばれ、棘のような突起を触ると痛いので「目痛鰈」ともいわれます。「目板」は両眼の間にある板のような固い盛り上がりのことです。

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