ナシ(梨)

2020.09.23

時期:7~10月  
主な産地:千葉県、栃木県、茨城県、鳥取県

ナシ(梨)を選ぶ

ナシはまずは尻と肩に注目

あまり丸っこいものより肩が張っているような感じで、尻がふっくらと豊かなものを選びましょう。背の高いものよりは、横に大きく腰の低いもので、手に持ってずっしりと重く感じるナシがよいです。重い方がより果汁もあり実も締まっているのでオススメです。ナシが大きいと味が薄いのではないか、と思われる方がいるかも分かりませんが、ナシは一般的に大きい方が味は良い傾向にあります。

軸は細くしっかりしたものを選びましょう!!

ナシの皮はザラザラよりツルツルを選びましょう

果皮のザラザラ感(茶色い斑点)は熟すにつれて減り、食べ頃になるとツルツルになっていきます。(見た目にも艶がでてきます)お店で購入される時も、梨狩りの場合も、すぐ食べる場合は表面がツルツルのものを選び、お土産として持って帰る場合は、ちょっとザラザラとした表面のものの方が長持ちしますよ。茶色い斑点は水分が蒸発していく穴ですので、点々の間隔が狭く多いものは水分が抜やすいです。

出来るだけ点々の間隔が広いものを選びましょう!!

赤ナシ、青ナシ

梨は和梨、中国梨、西洋梨の3つに分類されますが、一般的に「ナシ」というと日本のナシです。日本のナシも2つに分けられ、赤ナシと青ナシに分けられます。赤ナシの代表品種は8月によくスーパーに並んでいる「幸水」、青ナシは関東ではあまり馴染みがないかもしれませんが、関西の方だと鳥取の「二十世紀梨」が有名です。青ナシは酸味のあるスッキリとした甘さが特徴です。

ナシ(梨)を保存する

乾燥を防ぐことが一番

新聞紙やキッチンペーパーで一つ一つ包み、ビニール袋やジップロックに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。新聞紙やキッチンペーパーがない場合は、ビニール袋に入れるか、ラップで包みましょう。ヘタの部分を下にしておくと、長持ちします。ナシは呼吸をするために、実に蓄えられた糖や酸を使いますが、低温の冷蔵庫であれば糖や酸が消費されにくく、ナシの呼吸を抑え品質の劣化を防ぐことが出来ます。またナシは低温障害がおこりにくい果物なので、冷蔵保存が可能です。

二十世紀などの緑色の梨は少し黄色っぽくなれば甘味が出た証拠。皮にハリがなくなってきらたら、熟しすぎているので避けましょう。

豊水などの茶色い梨は果皮に光沢があって、適度な赤みのものを選びましょう。丸いものが良いです。

西洋ナシのバートレットはトロリとしたなめらかな食感で、香りも良く、風味は「梨」というよりは「りんご」に近い感じです。

ラ・フランスは、別名「バター・ペア」。特有の芳香と、とてもジューシーな肉質は、まさに西洋ナシの最高峰。

ナシ(梨)の豆知識

弥生時代から食べられていたナシ

ナシは、日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、登呂遺跡で種子が出土したことから、弥生時代にはすでに食べられていたと考えられています。日本書紀には、桑やクリなどと共にナシの栽培をすすめる記述が見られます。ナシは水分と食物繊維が比較的多く、ソルビトールを含んでいますので、のどを潤して炎症をやわらげる作用があります。風邪や扁桃炎などでのどが痛む時や、せきが出る時に効果があります。東洋医学ではナシの絞り汁が咳止めに効果があると言われており、ナシをジューサーにかけ砂糖や蜂蜜を加え、弱火で煮詰めます。この煮汁を一日に数回飲むとせきやタンが和らぎ、のどの痛みが楽になります。

有りの実

ナシの名前の由来は中が白いから「なかしろ」、略して「なし」になった説や、ナシは風があると実らないことから「風なし」、略して「なし」になった説など諸説あります。ちなみに、農家さんのあいだでは「有りの実」ともよばれています。梨というのが「無し」にも聞こえることから縁起が悪いということで逆の意味の「有る」にして「有りの実」と呼ぶようになったと云われています現在でも「○○有りの実園」という梨屋さんが多くあります。

ナシの木

ナシの木は4月に白くて綺麗な花が咲きます。そこにミツバチや人の手によって実を結ぶ作業を行い、続いて沢山ついた実の中から美味しくて大きくなりそうなナシの実だけを選んで残していきます。一本の木につくナシの実は約6,000個です。その中から200個まで選び抜きます。その他にも、梨の木が健康に育つように虫や病気にかからないように気を付けたり、草刈りなども行います。

ナシはお尻の部分が甘い

ナシの頭の部分とお尻の部分では食べてすぐわかるぐらい甘さが違います。是非、食べ比べしてみてください!

あけみず

あたご梨

愛甘水

稲城梨

甘太(カンタ)

秀峰

長十郎

あきひめ

なつひめ

暁三吉

恵水

彩玉

新王

新興

大天梨

関連する記事