コールラビ

2020.09.24

時期:
10月~12月 秋植え
6月~ 7月 春植え

主な産地:千葉県、茨城県

コールラビを選ぶ

あまり大きすぎず、ずっしりと重たいものを選びましょう

コールラビは大きくなりすぎると肉質がかたくなり、中にスが出来やすくなります。品種にもよりますが、直径が 5~10cm くらいのものを選ぶとよいです。皮や葉に張りがあり、ふっくらとしているもの、茎葉がシャキッとしているものを選びましょう。手に持った時にしっかりと重さを感じるものを選びます。軽いものは水分が少なく、中にスが入っている場合などもあります。

最近人気のコールラビとは?

最近、ユニークな姿形で注目されているコールラビ。コールラビは地中海沿岸地方の原産で、ヨーロッパでよく利用されるキャベツの仲間です。根元が丸く球形に太り、カブのようにも見えるため、「蕪甘藍(カブカンラン)」の別名があります。甘藍とはキャベツのことで、蕪はカブのこと。

コールラビの「コール」はドイツ語で「キャベツ」、「ラビ」は「カブ」という意味です!

キャベツのようなブロッコリーのようなカブのような…

味はキャベツのようなブロッコリーのようなカブのような味です。コールラビには緑色と赤紫色の 2 種類がありますが、赤紫の物も色が付いているのは表皮だけで、どちらも皮をむくと中身はクリーム色で、風味や食感は変わりません。コールラビには中国の品種とイタリアやフランスなどヨーロッパの品種とがあります。中国種の方が固く、ヨーロッパ種の方が柔らかいようです。

コールラビを保存する

鮮度を高くキープする為に、葉が付いているものは切り落としましょう

葉付きの状態で置いておくと、葉に栄養をとられ、葉から水分が蒸発しやすくなるので、葉を軸の根元近くから切り落として丸いカブのだけの状態で保存しましょう。乾燥しないように少し湿らせた新聞紙などにくるみ、冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。コールラビは、漬け物に加工してから保存するのも良いですよ。

比較的成長が早い野菜で、植えつけ後、2 か月ぐらいで収穫できます。

コールラビは生のままでも食べることができるので、薄くスライスしてサラダに。

さっぱりとしたサラダにすると、シャキシャキの食感と、さわやかなコールラビの甘みが楽しめます。

浅漬けや漬物にも向いています。千枚漬けにすると、カブとは違い漬け込んだ後でもずっとシャキシャキ感が続いています。

コールラビの豆知識

家庭菜園、プランターでも出来ます。植え付け後2か月で収穫できます!

コールラビは葉キャベツから分化したもので、キャベツの原始系とも言われています。日本に伝わったのは明治初期ですが、あまり知られていなかったため、メジャーにはなりきれませんでした。コールラビのビタミン C はカブの 3~4 倍、カリウムも豊富で、免疫力を高め美肌や高血圧予防にも効果があるといわれています。宮崎県の清武では 2009 年からコールラビの特産化が進められ、現在では「きよちゃん大王」という名称で出荷販売されています。深く根を伸ばすと言うわけではないので、家庭菜園やプランターでの栽培も可能です。

秋撒きがおススメ

球茎(食べる部分)の大きくなる時期に気温が 30℃を超えると、肉質が硬くなるので、秋撒きがおススメです。大きくなり過ぎても肉質が硬くなったり、裂球したりするので、収穫が遅れないようにします。

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