すもも プラム

2021.02.04

「スモモも桃も桃のうち」は本当は桃のうちじゃない。

すももの中で、赤っぽいのは日本すもも、英語で『プラム』、紫色をしているのは西洋すもも、フランス語で『プルーン』と呼ばれています。ちなみに、すももはバラ科サクラ属ですが、桃はバラ科モモ属なのです。


【あかり】山形
赤い果皮で果肉は少し硬めですが、甘さが強くとてもジューシーです。表面に見える白い粉はブルームで、果実の水分蒸発を防ぎ、病気などから守るため自然に出来るものです。新鮮な証拠とも言えます。とても美味しいのでおすすめです。

【光李(ひかり)】山形

光李プラムは山形県のオリジナル品種です。まだ収穫量が少なく一般的にはあまり流通していません。果皮も果肉も黄色で、やわらかいですが締まっていて、酸味が少ないので甘さが引き立ちます。

【峰満(ほうまん)イエロー】山形

袋がけ栽培をしているので果実は黄色くなります。 熟すと酸味が抜けて柔らかくなり、黄桃のように甘くなります。 出荷量はごくわずかなので、見つけたら是非、食べてみて下さい。

 

【ハーコット】 長野県千曲市
ハーコットはアンズです。日本のアンズは生食に適さないものが多いですが、これはカナダの品種で、生食できるアンズです。果皮は手でむくことができ、果肉は柔らかくねっとり。酸味が少なくとても甘いです。

※アンズは、すもも・プラムなどと遺伝的に近縁にあたりますので、このコーナーに記載致します

【シンジョウ】和歌山県田辺市
“スモモ界のプリンス”ことシンジョウです。日本で唯一JA紀南だけが栽培しているスモモです。樹上完熟させるので、一般的なスモモよりも糖度が高く、13度から15度あります。酸味も程よくあり、とてもジューシーで香り高いスモモです。

【ホワイトプラム】
ホワイトプラムは果皮果肉がともに淡い黄色です。とても柔らかくジューシーです。

【サンタローザ】
サンタローザは昔から日本にある品種です。ジューシーで甘味が強く、酸味は少ないです。すもも好きにはたまりません。

【紫峰】
紫峰は「月光」×「大石早生」で登録された品種です。ジューシーでとても甘みが強いですが、酸味もあり濃厚な味わいです。

【笑李(スマイリー)】山形
とろける果肉と、笑っちゃうくらいの甘さ。名前の通りスマイリーです。

【愛李(ラブリー)】山形
トロトロジュルジュルで、甘味たっぷり。適度に酸味もあり美味しいです。

【レッドビュートプラム】 山梨

山梨県オリジナル品種。皮が薄く剥きにくいので、皮ごと食べるのがおススメです。皮は口に残りにくいです。皮に酸味がありますが、果肉が糖度11度~15度あり一緒に食べることで、甘酸っぱさを楽しめます。

【サマービュートプラム】 山梨

サマービュートプラムは大玉種で、糖度18度のプラムです。果肉はとてもジューシーでプリプリして、後味もさっぱりしています。皮に近い部分がやや酸味が強いので、皮は剥いて食べました。

【貴陽】 山梨産
スモモは皮ごと食べることができますが、皮に酸味があるので、皮をむくと酸味が和らぎます。
貴陽は糖度が高く、酸味は少ないので、スモモ=甘酸っぱいと思っていた概念が変わったスモモです。

【菅野中生(かんのなかて)】 山梨産

「菅野中生」は、果肉はやや硬めで甘味と酸味のバランスがとれたスモモ(プラム)です。育成者の菅野幸男さんの名前から「菅野中生」と呼ばれるようになったと言われています。

【サンルージュ】 山形産

「太陽」と「ソルダム」を交配した晩生種です。太陽の「SUN」と、赤いを表す「ルージュ」で「サンルージュ」と名付けられました。熟すほどに紅く柔らかくなります。とてもジューシーで、甘いだけではなく適度な酸味もあり濃厚な味です。

【サンローゼス】 山形産

サンルージュの自然交雑実生より選抜した品種です。皮は紅色ですが、果肉はピンクです。甘さと酸味のバランスが良いです。果肉に若干繊維を感じますがジューシーで、この食感も良いです。果皮と果肉の間に香りもあり、美味しいすももです。

 

【秋姫】 山形産

果皮は赤色から紫がかった色ですが、果肉は黄色く肉質は緻密です。甘みは強く、ほどよい酸味です。袋がけ栽培したものは果皮が黄色です。とてもジューシーなので、噛んだ瞬間に果汁が滴ります。秋姫の枝変わりが「峰満イエロー」です。

【月光】 山形産

「月光」に縞模様が入っているのは、完熟の証です。収獲期間が短く生産量が極少ないことから“幻のプラム”とも言われています。果肉はとろけるようにやわらかく、濃厚な甘さで、且つとてもジューシーで、香りも高く甘いですが、皮と果肉の境目にはプラムらしい酸味がしっかりとあります。

 

【トパーズ】

【サンセプト】

【紅りょうぜん】 山梨

果肉は緻密でやわらかくジューシーです。あまり市場には出回っていないですが、見つけたら絶対買いです。果肉は黄色ですが、熟すと外側から紅く染まります。糖度は13~14度で甘いのですが、酸味が若干あるので更に甘さが引き立ちます。

【太陽プラム】 山梨

大きめで、表面にブルームがたっぷりのプラムです。酸味が抜けて強〜い甘味があり、ジューシーでした。あまり熟しきってない部分はシャキシャキ感がありオススメです!

【レッドエースプラム】 山梨

表皮は熟すと全体に赤黒く色づき、果肉は真っ赤です。皮は薄いですが、きちんと酸味があります。甘みも強いので、すももらしい味です。

【花螺李(がらり/からり)】鹿児島  台湾原産の小ぶりなスモモです。 奄美大島では「奄美スモモ」や「奄美プラム」とも呼ばれ、島の特産になっているそうです。酸味が強いので、果実酒やジャムなどに向いているとありましたが、完熟したものを食べたら、酸味はなく、葡萄の皮付近のような風味でした。

【エレファントハート】

断面がハート型だから、「ハート」という文字がついたのだろうと思っていましたが、調べてみると『象の心臓』という意味のプラムです。熟すと果肉が真っ赤、というより濃い赤色で、かなり柔らかくなり、とろっとろです。甘みが強めですが、程よい酸味もありました。

【恋花火 (こいはなび)】 山形産

果肉は黄白色で硬く緻密な肉質で歯ごたえがあります。糖度が高いですか、ほんのり酸味もあり、濃厚です。
なんともいえない甘みのある独特な香りがありました。

【シナノパール】  長野産
2018年に登録された長野県のオリジナル品種で、大玉で晩生種のスモモです。
とにかくジューシーで(写真でも分かるくらい)、完熟すると切れないくらい多汁で柔らかく、溢れ出てくるスモモジュースは甘さたっぷりです。
果肉には程よく酸味がありバランスがよく取れていました。

【秋さやか】  長野産
大果の晩生品種のスモモです。
栽培に手が掛かり収穫期間が短いこと、数がたくさんとれないこと等から、滅多に市場には出回らないそうですが、かなり糖度が高く、シャキシャキ感がありつつも酸味はほとんどなくオススメのスモモです。

【緑季(みどり)】 山形  酸味強いですが甘みあり、甘酸っぱいです。
【きよか】     群馬  優しい酸味と甘み、シャキシャキ感があります。
【紫峰(しほう)】 群馬  ジューシーでトロットロ、とにかく甘いです。

【紅香の雫 (紅香のしずく)】  青森

「紅香のしずく」は皮も果肉も濃い紅色で、果肉がかためで日持ちがよいのが特徴です。
甘味は強いですが、皮には酸味があるので、バランスが良い品種です。

【サターン】 山形

山形県で サンルージュ の自然交雑実生から選抜された品種です。糖度は高く甘みが強いですが酸味も強めです。果汁は少なめで果肉はしっかりとしていました。

【かがやき】 群馬産
「太陽」を栽培している山梨県の農園で偶然発見された品種だそうです。 酸味は少なく、多汁でトロッと香りも良いスモモです。

【サマークイーン】 山梨産
ジューシーなのにシャキッとしていて、甘さもかなり強くて美味しかったです。

【さいの姫】 福島産
黄色い果皮でしたが、置いておくとオレンジ色に色付きました。 酸味が少なく、香りもよく、トロトロで甘かったです。 桃のような味わいとありましたが、スモモらしいスモモでした。

【李王】 山梨産

「大石早生」と「ソルダム」を交配して育成したスモモの品種です。甘味が強くて酸味はほとんど感じません。トロッと柔らかく、香りが特に強いです。あまり見かけない品種ですが、かなりオススメのすももなので、見つけたら絶対買いです。

【いくみ】 群馬産
「大石早生」と「ソルダム」の偶発実生から育成された早生種のプラムです。糖度が高くほどよい酸味とありましたが、果肉が柔らかくなるまで待つと、酸味はなくなりジューシーで甘かったです。

【ハニーローザ】 熊本産
農研機構 開発の「ハニーローザ」は、「ホワイトプラム」の自然交雑実生から選抜された早生のニホンスモモです。果実は小さめですが、糖度が高く、トロッとした食感です。酸味はほとんどなく、出回り期間も長くないそうなので見かけたらぜひ食べてみてください。

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