青森県 ご当地野菜・果物

2022.12.27

赤~いりんご (品種登録名 : 御所川原)

五所川原市のみで生産されている花、若葉、茎も果実の中も赤いリンゴなので、「赤~いりんご」と命名。一般的なリンゴに比べポリフェノール約3倍、アントシアニンが約4倍含まれています。酸味が強く、わずかに渋みもあるので、主に加工用に使われますが、そのまま食べてみました。酸味は強いですが、コクがあり甘さも感じました。

アピオス(ほどいも)

アピオス

アピオスの花

世界三大健康野菜の1つのアピオス。 ジャガイモとサトイモ、栗、サツマイモの中間のような味と食感です。「アメリカホドイモ」とも呼ばれますが、日本にある「ホドイモ」とは別種であり、“イモ”と呼ばれていますが、マメ科です。ちなみに、世界三大健康野菜は「ヤーコン」「菊芋」「アピオス」です。原産地の北アメリカでは「インディアンの戦闘食」とも呼ばれ、インディアンのスタミナ源として栄養価の高い食材です。

カシス

カシス

カシス畑

黒房すぐりとも言われ、黒い実がなるベリー系の果実。ベリー系と称されますが、カシスはユキノシタ科スグリ属、ブルーベリーはツツジ科、ラズベリーやストロベリーはバラ科なので、それぞれ別の科名です。1979年青森県で栽培され(日本初)、青森県の収穫量は日本一です。「カシス」は聞き馴染みのある名前ですが、これはフランス語で、英語では「ブラックカラント」と言います。品種により生食することもできますが、ほぼ加工原料となります。

スチューベン(ブドウ)

津軽地方の鶴田町や田舎館村で多く栽培され、青森県は全国の8割程度生産し、収穫量日本一です。糖度が高く、貯蔵できることから秋冬に販売されるブドウです。青森県はリンゴの貯蔵技術が優れているので、それを応用したスチューベン専用施設で貯蔵し、秋冬においしく食べることが出来るブドウです。

ゼネラル・レクラーク(洋ナシ)

ゼネラル・レクラーク狩り

ゼネラル・レクラークは、青森県が日本で初めて導入し栽培している洋ナシで、南部町での栽培が盛んです。青森県は全国一の生産量を誇ります。果実は450グラム前後あり、「ラ・フランス」より大きく、果皮は黄色です。果肉はきめ細やかでなめらか。ジューシーで特有の香りがあるおいしい洋ナシです。

ふかうら雪にんじん

1本1本丁寧に手作業で収穫

西津軽郡深浦町は日本海に面する町で、マグロと世界遺産「白神山地」で有名な場所です。本来ならば秋に収穫するニンジンをそのまま土の中で眠らせ、12月~3月に雪を掘り起こし収穫します。雪の下から収穫され、寒さから身を守るためデンプンを糖に変えたニンジンはフルーティな甘さが特徴で、糖度は9~12度を超えるものもあります。

津軽の桃

昼夜の寒暖差が大きい気候を活かしてリンゴの産地、津軽で桃の栽培が盛んになってきました。果肉がしまり、高い糖度、日持ちの良さもある「津軽の桃」。8月上旬から10月上旬頃まで様々な品種が流通します。

屏風山メロン・スイカ

リンゴのイメージが強いのですが、青森県のメロンの収穫量は全国第5位(2022年)です。つがる市の西側に広がる屏風山(びょうぶさん)砂丘地域は、全国有数のメロンの産地として知られています。屏風山は津軽藩が300年前に造林した保安林のことで、水はけが良く昼夜の寒暖差が大きいため糖度が増し、甘くみずみずしいメロンやスイカなどの果物が育てられています。

糠塚きゅうり(ぬかづかきゅうり)

八戸市糠塚地域で栽培され、江戸時代から伝わる黒イボキュウリです。長さ約20cm、太さ直径約5cm、重さ約500gのずんぐりして太く短い形で、独特のシャキシャキ、パリパリとした食感が特徴です。熟してくると柔らかな食感になり、色も黄色っぽく変化します。主に自家消費用及び朝市販売用等に細々と生産されている程度でしたが、味が見直され「八戸伝統野菜糠塚きゅうり生産伝承会」が設立され、伝承を図っています。

まこもたけ

北津軽郡板柳町で栽培されているイネ科の植物です。「真菰」という植物ですが、食感がタケノコに似ているということで「まこもたけ」と命名されました。生でも食べることが出来ますが、煮たり、焼いたり、揚げたりして食べます。中国や台湾でよく食べられている植物です。

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