秋田県 ご当地野菜・果物

2023.01.11

八竜メロン

「八竜メロン」は秋田県山本郡三種町八竜地区で栽培されているメロンの総称で、「タカミメロン」「グレースメロン」「ビレンス」「カナリアンメロン」「レノン」、全国でもあまり見かけない「サンキューメロン」などがあります。三種町はじゅんさいで有名な町です。

いぶりがっこ

秋田県の代表的な燻製干しのたくあん漬け。室町時代から県内陸部の農家で作られていた郷土料理です。降雪などで大根を戸外で充分に干すことができないため、家の囲炉裏の上で大根を干し、燻煙させたのがはじまりと言われています。「いぶり」は“いぶした”、「がっこ」は“漬け物”という秋田県の方言です。

山内(さんない)いものこ

県南地域では、里芋を「いものこ」と呼びます。なかでも、横手市山内地域で栽培されている「山内いものこ」は柔らかで粘りがあり、口の中でとろけるようなまろやかさがあります。朝夕の寒暖の差、川の朝霧など山内特有の土壌と気候により、この美味しさがつくられます。この山内いものこを使った「いものこ汁」は絶品です。

白神山うど

世界遺産「白神山地」の膝元、能代市二ツ井町地区で栽培されている「白神山うど」は、サクサクした食感とほろ苦さが魅力です。生でサラダ、味噌マヨネーズをディップにしても美味しいです。全国でも珍しいうどの漬物もあります。

白神みょうが

能代のみょうがは、古く江戸時代から栽培されており、国内でも有数の露地栽培地です。色鮮やかで、みずみずしく、身がしまっているのに柔らかいのが特徴です。薬味だけでなく、漬け物、天ぷら、炒め物など何にでも合います。

ひばり野オクラ

オクラの原産地はアフリカなので、国内の産地と言えば、沖縄、鹿児島、高知などの南国をイメージします。雄勝郡羽後町新成地区にヒバリ(雲雀)が生息する「ひばり野」と呼ばれる地域に県内有数のオクラ産地があります。「ひばり野オクラ」は一般的なオクラと比べると、身が太く柔らかく、青臭さもなく、よくねばるのが特徴です。露地栽培されている大きいオクラは筋張ってかたいイメージがありますが(だから少し小さめで収穫する)、「ひばり野オクラ」は大きくて柔らかいです。

大竹いちじく

「大竹いちじく」は、にかほ市大竹集落で栽培され、秋田県内産イチジクの約9割を栽培している一大産地です。主な品種は「ブルンスウィック」で、小ぶりで甘みと酸味のバランスが良い品種なので、甘露煮、ジャム、コンポート、ソースなどに多く利用されます。

ばっけみそ

“ばっけ”とは「ふきのとう」のことで、「ばっけみそ」はふきのとうと作る味噌のことです。ふきのとうは、香りと独特の苦みで旬を感じる食べ物としてご飯のお供などで楽しまれています。

食用ほおずき

北秋田郡上小阿仁村の特産で、観賞用とは種類が異なる、甘酸っぱい食用ほおずきです。糖度が13 度~16 度と高く、フルーティな独特の香りがあります。ヨーロッパではポピュラーな食べ物で、ミニトマトにも似ていることから“ほおずきトマト”とも呼ばれます。

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