マンゴー

2020.08.26

主な産地と時期
時期:5~8月  
主な産地:沖縄、宮崎、鹿児島県

マンゴーを選ぶ

色で判断するよりも香りで判断しましょう

全体が赤く色鮮やかなものを選べば、完熟マンゴーというイメージがありますが、実はそれはあまり甘さに関係しません。マンゴーの赤い色は、ボイラーなどの機械を使って、人工的にマンゴーが赤くなるようにしていることがあります。もちろんすべてのマンゴーがそうだということではありませんが、赤い色のみで判断しないようにしましょう。完熟したマンゴーは、甘い香りが強くなりますので色よりも、香りで判断しましょう。表皮に蜜が染みているものは食べ頃に近いマンゴーです。

傷と斑点の少ないものを選びましょう

果皮に傷がなく、ツヤがあってふっくらしたもの、黒い斑点も少ないもののほうがよいです。果皮にキズが見られるようなものは、中まで傷んでいたり、腐っていたりする可能性があります。

触った感触は弾力があって、やや凹むくらいが食べ頃です。シワが寄っていたり、ブヨブヨしたものは避けましょう。ヘタが一段くぼんでいて、その周りが盛り上がっているように見えるものは良いマンゴーです。

マンゴーの表面の白い粉は、病気でも農薬でもありません。

食べ頃前の果皮には全体的に白い粉のようなものが見られることがありますが、食べ頃になるとしっとりとしめった状態になり、ツヤが出てきます。表面の白い粉はブルームという人体には無害な物質で、水分を調整したり、病気から身を守るためについています。完熟してくるにつれて、ブルームはだんだんと消えていき、触ると果皮にややべたつきがでてきます。その状態は糖分が果皮に染み出ている状態なので完熟の合図になります。

マンゴーを保存する

マンゴーは追熟する果物です

常温保存しましょう。熟す前に冷蔵庫に入れてしまうと、低温障害になり追熟しません。マンゴーは食べる直前に冷蔵庫で冷やして食べましょう。冷蔵保存の方法は、ラップか少し濡らした新聞紙に包んで、ジップロックなどに入れて野菜室で保存します。マンゴーを裸のままで冷蔵保存すると、冷蔵やけを起こし、皮がブヨブヨになりますので注意しましょう。追熟させている時に、香りをチェックし、果肉が柔らかくなりすぎてないか、黒い斑点等が出ていないか確認します。

キーツマンゴーは、アーウィン種(アップルマンゴー)に比べ生産が少ない希少種です。

表皮をつけたまま平たく寝かし、ヘタの方から切り、3枚におろします。

果肉にさいの目の刻みを入れ、皮の部分を裏から押すように反り返らせると出来上がりです。

カラバオ(ペリカンマンゴー)はフィリピンの品種で、その独特の形がペリカンのくちばしに似ていることからこの名で呼ばれます。

マンゴーの豆知識

世界三大フルーツのマンゴーの秘密

世界三大フルーツと言えば、マンゴー、チェリモヤ、マンゴスチンです。また、世界的にみてもブドウ、バナナ、オレンジ、りんごに次いで第5位の生産量を誇るマンゴーですが、時々「マンゴーを食べたらかぶれた」という声を聞きます。マンゴーはウルシ科の植物ですので、果皮に含まれるウルシオールの影響で、人によっては食後1~2日以上経ってからでも口の周りや顔、手などがかゆくなったり、赤く腫れたりすることがあります。マンゴーのアレルギーが疑われる場合は、マンゴーの摂取をなるべく控えるようにしましょう。マンゴーを育てているハウスに行かれたことはありますか?マンゴーの花は想像もつかないくらい、強烈な腐敗臭がします。マンゴーが実をつけるためには、昆虫に花粉を運んでもらうのですが、マンゴーは花粉を運んでもらうためにハエを寄せつけています。マンゴーの原産地はインドからマレー半島にかけての熱帯地域です。その地域ではとても暑く、ミツバチが活動する温度を超えています。(ミツバチが活動するのに適した温度は25℃位まで)しかしハエは30℃でも活動できる昆虫のため、熱帯地域の暑い日中でも花粉を運ぶことができるのです。そのために強烈な臭いを放っているのです。

マンゴーの名前の由来

マンゴーはインドの北部からマレー半島一帯が発祥の地と推定されています。「マンゴー」という名前は、南インドのタミール地方でタミル語の「マンギー」と呼んでいたのが英語で「マンゴー」となったといわれています。

マンゴーと宗教の関わり

原産国のインドでは、マンゴーは仏教とつながりがある果物です。ブッダが瞑想にふけって悟りを開いたのは菩提樹の下とされていますが、この菩提樹はマンゴーだという伝説があります。またマンゴーの花は1つの枝に多くて2000個以上の花を咲かせますが、実を結ぶのは数個で、「悟りはそう簡単に開けない」という意味のある樹とされています。仏教ではマンゴーは「聖なる樹」、ヒンズー教ではマンゴーは万物を支配する神「プラジャパテイ」の化身とされています。

マンゴーの栄養

マンゴーは栄養価が高くカロテンを多く含んでおり、抗酸化作用があるため、美肌効果、ガン予防効果があります。他にもビタミンC、ビタミンE、葉酸、食物繊維、カリウムなどが豊富で、貧血予防や、便秘解消にも効果があります。

産地視察

2020年6月20日

茨城県小美玉市でマンゴー生産をされている「やすだ農園」さんにお伺いしました。マンゴーというと沖縄や、鹿児島、宮崎など暖かい地域でのイメージが強いですが、茨城県でも手間暇かけてハウス栽培をされています。効率よく光が当り、光合成できるように枝を剪定・誘引されています。そして地植えではなく鉢植えでの栽培方法でした。

いろいろなマンゴー

アーウィン

日本国内で栽培されているマンゴーの多くはアーウィン種。果肉は少し繊維質ですが、とろけるような舌触りと濃厚な甘みを持つマンゴーです。宮崎県の「太陽のタマゴ」などが有名。

キーツマンゴー

果実が大きめで、表皮は緑色です。熟すとやや黄みがかり、表面にツヤが出て来ます。ねっとりとした果肉はち密でジューシーです。

メキシコマンゴー

熟すと表皮がリンゴのように赤くなるので、アップルマンゴーとも呼ばれています。舌触りは滑らかで、甘みはほどよい酸味があります。香りも楽しめるマンゴーです。

ペリカンマンゴー

フィリピンマンゴーとも呼ばれるフィリピン産のマンゴーです。ほのかな香りがあります。舌触りは滑らかで、甘さの中に少しの酸味があります。

タイマンゴー

ナンドクマイ種。花の雫という意味があり、マンゴーの中でも甘い品種。果肉は肉厚で繊維質が少なく、酸味が少ないマンゴー。滑らかな舌触りです。

太陽のタマゴ

太陽のタマゴは、出荷農協名と生産者番号が刻印されています

近大(近畿大学)マンゴー マグロだけでなくマンゴーも

金蜜マンゴー(ゴールデンハニーマンゴー)

日本では生産者がたったの5人という希少なマンゴー

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