大分県の野菜・果物 3

2023.02.17

トマト

夏季冷涼な気候で、昼夜の気温差の大きい山間部の臼杵市、竹田市、九重町、玖珠町などが主な産地です。寒い時期には臼杵市、日田市、宇佐市、杵築市など温暖な地域で生産されています。トマト本来のしっかりとした味わいで、酸味と甘味のバランスが美味しいと市場から高い評価を得ているトマトです。

また、大分県には「赤採りトマト」というものがあります。通常のトマトは青いうちに収穫し、市場に出るまでに赤く色づきますが、大分のオリジナルトマト「赤採りトマト」は、熟した状態で収穫するので、通常のトマトの約2倍のグルタミン酸が含まれ、リコピンは約4.8倍含まれています。

ニラ

大分県は西日本有数のにらの産地です。大分市、臼杵市、佐伯市、由布市などが主な産地です。「大分にら」は濃い緑色、肉厚で柔らかく、香りが強いのが特徴です。冬に収穫する「冬にら」だけでなく、7~11月に収穫する「夏にら」が作られており、一年を通してにらを食べることが出来ます。にらをメインに豚肉とキャベツを一緒に炒める醤油ベースのご当地グルメ「にら豚」は、大分市発祥のメニューです。

ピーマン

大分県は夏秋ピーマン(夏・秋季に収穫するピーマン)の西日本最大の産地で、全国でもトップクラスです。臼杵市、豊後大野市を中心に県内全域で生産されています。果肉が柔らかく甘みが強いのが特徴です。5月中旬から11月中旬まで生産されています。

おおば

おおば(大葉)の緑鮮やかな見た目と、爽やかな香りが食欲をそそります。殺菌、防腐効果があるので、刺身のつまでもお馴染みですが、おおば(大葉)は、野菜の中でもトップクラスのビタミンAやカルシウム、βカロテンが含まれる野菜です。大分のおおば(大葉)は収穫から出荷までの時間が短いので、鮮度がよい状態で市場流通します。

みつば

1本の茎に葉が3枚ずつ付くことから「みつば」の名前が付き、優しい香りと色で日本料理を引き立てます。大分県では水耕栽培により年間を通じて安定的に、また、JGAP認証を取得して栽培されています。水耕栽培にすることで、生育も早く、1年で約8回の収穫をしています。

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